ブラシの平野

昭和17年に平野道孝がペンキ刷毛の製造を始め、昭和28年に有限会社「平野刷毛製作所」を設立しました。やがてペンキ刷毛の需要は減少、代わりに産業界では次々と新しい機械設備が投入され、そこにはいろいろな工業用ブラシが使われるようになりました。一般家庭においても生活の欧米化が進み、それにともなって様々なブラシが作られていきました。ブラシの需要が増えてくると国内外の工場で大量生産されるようになりました。スーパーやホームセンターなどでいつでもブラシを購入できるようになりました。供給が安定してくるとやがて「より低価格に」という市場原理が働き、流通業界では「高品質よりも低価格」なブラシを求めていきました。安価なブラシが世の中に出回るその一方で、昔からある高品質なブラシは入手しにくくなっていきました。「道具として優れたブラシ」を必要とする各業界のプロフェッショナルからは「本物のブラシが欲しい」という声を多くいただいておりました。二代目社長平野佳輝はそのようなニーズに応えるように天然の毛の特性を生かした手づくりブラシを販売し始めました。大量生産ではできない細やかな心配りで、飽くまでも機能性を重視した使い勝手の良いブラシを提供することに専念しております。現在「ブラシの平野」というブランドで全国の百貨店での展示会を通して多くのお客様に親しまれております。