comm.arch.(コムアーチ)のPanel B.B. with Pocket

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「国際協力の日」だそうです。

先日、テレビでマツコデラックスさんがTOYOTAの工場を訪れてまして、その時初めて知ったのですが、

なんとTOYOTAが誕生したきっかけは、豊田自動織機が成功したからだとか!?(大分ざっくりしてると思いますが。)

気になって調べてみたら、今でいう丸編み機?を世界で初めて作ったらしく、

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なんと世界19か国で特許を取得したそうです!

 

これを見ると、昔の日本は繊維産業が盛んだったんだなあと思いますね。

日本はもともとモノづくり大国。これから日本の底力が見られるのかもしれません。

イマイチ元気のないアパレルもそう。これからもっと増えますよ、MADE IN JAPANが。

 

ま、私は世界も日本も関係なく、フラットに良い物を選んでいくだけですけどね。

でも楽しみにしています。

 

で、この流れで来たら、そりゃ日本のブランドをご紹介しないわけにはいきませんね。

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

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【ブランド】comm.arch.(コムアーチ)

【アイテム】Panel B.B. with Pocket

【価格】¥21,600-(税込)

【コメント】

昨年のこの時期にスタートした新しい日本のブランド、comm.arch.(コムアーチ)です。

そろそろおなじみに・・・と思ったんですが、私のチキンバイイングのせいで入荷が少ないため、

まだまだご存じない方の方が多いと思われます。

いやホント、いつもブログで紹介する前に売れてしまうんですけどね。

 

というわけで、改めてブランド紹介からどうぞ!

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2014年秋冬からスタートしたニットウェアブランド。
Joe Mc(ジョーマック)のディレクションにより、日本各地の「BORN KNITTERS(生まれながらのニッター)」の手でコレクションが作られています。
デザイナー自身は、ロンドンのセントマーチンズ芸術大学でニットを専攻し主席で卒業。
その後パリにて、クリスチャン・ディオールやジョン・ガリアーノのニットデザインを担当していました。
帰国後は国内のエージェントなどで企画・デザイン・営業を経験し今に至ります。
ブランド名のcomm.arch.はcommunication architectureの略。
日本国内紡績の糸を厳選し、現存する貴重なニットデザイナーや職人と連携(communication)し、
ニットウェアが制作(architecture)されていることから名付けられました。
とにかく素材・作り・プロセスにこだわり、全てが「Fully Fashioned」された、心地よく長く着られるニットウェアを作っています。
comm.arch.のニットコレクションは、いわば日本の「BORN KNITTERS」の集大成ともいえるでしょう。
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というブランドなのですが、余談として
comm.arch.を流暢に発音すると「コマーチ」となり、日本の女性を表す「小町」という意味に例えています。
これにも狙いがあり、ゆくゆくは日本を代表するブランドとなって、日本から世界へ広めていきたいという気持ちがあるそうです。
これは是非とも応援したい!!!
それ以前にも、このデザイナーさんとはブランド立ち上げ前から交流がありました。
その頃は、まさか自分でブランドを立ち上げるとは思わなかったのですが、
Diariesのオープン頃より大変お世話になった方であり、恩返しの意味も込めてどうしても応援したいブランドなんです。
もちろん服作りに納得いかなかったら、いくら恩があっても仕入れません!
私けっこうドライ、というか人でなしですから!!!
なので洋服としてのクオリティもご安心ください。
なんでも、ブランド立ち上げ以前の同じ職場の方に聞くと、
職場であーでもないこーでもないと、自分で編み物のパターンを開発していたんだそう。
好きこそものの上手なれ。
それだけ「ニット好きな人が作るニットウェア」だったら、間違いないですよ。
最も信頼できる要因がまさにコレ。好きかどうか。
上手い下手や、どこそこの有名ブランドに在籍してたなんてのは割とどうでもいいんです。
そんなのは枝葉の部分で、大事な幹となる部分が腐ってないかなんです。
そんな人が独立して作ったブランドなんですから、「着てみたい!」と思うのが当然でございます。
この「着てみたい」という気持ちは、どうやらお客様にも伝わっているようです。
昨シーズンのお客様の反応を見ていたのですが、本当に直感的に手を伸ばすんですね。
俺が服ヲタだからいけないんですけど、Diariesの洋服ってウンチク満載で御託を並べて説明に必死じゃないですか。
でもコムアーチのアイテムに限っては、決して奇抜なデザインではないのになぜか引き寄せられるんですね。
昨シーズンも何種類か用意していたのですが、紹介できたのはカーディガン1点だけでした。
それでは前置きが長くなりましたが、詳しく見ていきましょう。

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ご覧の通り、パネルで同系色をバランスよく配色しています。

またよく見ると、色が違うだけでなく編み目まで変えているという、ニットブランドならではの芸当!

なんと5種類もの編み方を使用しているんだそうです!!!

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また素材の方もこだわりのウールでした。

「オーストラリア東部・ニューサウスウェールズ州の原毛を国内に仕入れ、

家族経営の小さな紡績工場で作られた糸だそう。

オーストラリア産の中でも最も上質なサクソン血統のメリノ種で、

寒暖の差が激しい地方で育つため、白度、クリンプ(弾力性)、繊度(太さ。単位はマイクロ)ともに優れています。」

というもの

確かに薄くて軽くてフワフワしてるのに、かなりの保温性。まだ暑い・・・

 

また先ほど5種類の編み目を使用していると書きましたが、

その「編み」を「継ぐ」方がもっと大変になります!

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4色の糸と7つの異なったステッチで何度も切り替えし、

さらにこの写真のように裏返しても着られるのではないか?と思うくらいの丁寧なリンキング!

 

見た目は非常に遊びの利いたアイテムながら、実はメチャクチャ本気で作ったニットウェアです!!!

 

細かいところでいうと、

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袖と裾のリブの編み方まで2段階になってますからね!

別に機能的な意味はないのですが、「とことんやる!」それだけのことみたいです。

 

MADE IN JAPANの趣向を凝らしたニットを、どうぞご堪能下さい。

 

それではまた。お店で会いましょう。