M.F.Saddlery(MFサドルリー) の1.25 West End Buckle Belt

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「文化財防火デー」だそうです。

防火もうそうですけど、最近仏像が盗まれたりなんて話もよく聞きます。

昨年も地元・石岡の高浜の方でもありましたけど。

なんなんですかねアレ?

 

ヨーロッパに行くと、みんなこんなに古い物を大事にしていていいな~と思うんですよ。

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なんかそれっぽい画像を貼ってみた。

 

日本は地震も多いせいか、古い建物が残ってないのはしょうがないのかなと思いつつ、

先の大震災に耐えた大谷石のでっかい蔵が、ブルドーザーであっさりと壊されるのを目の当たりにしたり。

経済・利益・効率の名のもとに、一度失っては取返しのつかない財産が、どんどん無くなっていきます。

 

ウチの店はそもそも経済の影響を受けるほど大きくもないし、(簡単に吹き飛ぶ)

利益を追うこともできないし(構造上)、毎日ブログを書くのに何時間もかけて効率の悪いままですが、

自分の好きな物(服)・事(店)・人(家族やお客様)が守れれば、それでいいかなって気がします。

 

 

じゃ、商品紹介です。

毎日ヴィンテージだなんだと、セレクトみたいよねって方もいらっしゃるかと思うので、本日は新入荷のご紹介です。

ドウゾ!

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【ブランド】M.F.Saddlery(MFサドルリー)

【アイテム】1.25 West End Buckle Belt

【価格】¥11,880-(税込)

【コメント】

春物ですが、実はすでに昨年入荷していました。マーティンフェイジーのセカンドライン・MFサドルリー。

ブランド名のM.F.というのは、デザイナーのイニシャル。

Martin Faizey(マーティンフェイジー)。

「Martin Faizeyは、イギリス人の革職人。個人名でのブランドは2011年秋冬から始まりました。
革職人として40年近いキャリアを持つ彼の代表的な作品が、この「Quick Release Belt」。
クイックリリース=読んで字のごとく「素早く取り外し」できるベルト。
マーティン氏が「DAINES & HATHAWAY」(デインズ&ハザウェイ社)と共同制作し、世に送り出しました。
現在は、英国ウォチェスター州の工房で、数名のスタッフと共に、オールハンドメイドにて制作しています。」

というブランドになります。

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昨年に登場したわけですが、そのタイミングも非常に絶妙でした。

何が絶妙かと申しますと、全くお店側の問題なのですが、

このMFサドルリーのベルトは、シンプルでリーズナブルで使いやすいのが特徴ですが、
それでいうと、もう一つ似たようなブランドがdiariesにはあったのをご存じの方はいらっしゃいますでしょうか?
そう。同じイギリスの、あの「ジャベツクリフ」です。
しかし、なんと200年の歴史を持つあのジャベツが、なんと昨年倒産してしまいました・・・・・
その情報もホントに突然のことで、diariesとしては他に代わる物が無いっていうところまで詰めてセレクトするので、
突然仕入れられなくなるっていうと、ホントに一からまた探さなくてはならないんですね。
妥協してハイそれでってのは、お客様に失礼っていうか、そもそも自分に嘘がつけないので。
それからもうどうしようというわけで、あのブランドやこのブランドも見てみたんですが、なかなか見つからず。
そんな折、いつもお世話になってるマーティンから新ラインが出たとのお知らせが届きました!!!
実際に触ってみると、さすがのクオリティ。

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サドルレザーということで、ブライドルレザーよりも柔軟性は劣りますが、その分耐久性が増します。
オイルもたっぷり入ってて、いつもと同じ素材に思えてしまいそうですが、
固い分オイルなどが抜けやすいので、いつものブライドルよりはマメに手入れした方が良さそうです。
またジャベツクリフの時と比べると、穴に番号が振ってないのが寂しいと思いますが、
数ある同じようなアイテムの中でもあれはジャベツが始めたはずなので、ジャベツに敬意を表して選んでました。
逆にマーティンがジャベツのマネをして、同じデザインにしなくて良かったと安心しています。
それよりも、私はこのバックルの美しさに惹かれました。
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West End Buckleと名付けられたこのバングル。
よく見るとその流れるような美しさに感動します。
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ちなみにWest Endの由来は分かりませんが、
ロンドンのとあるエリアを「ウエストエンド」と呼んだりするので、そのことなのかなぁと。
どんなエリアかって言うと、サヴィルロウ、オックスフォード、コヴェントガーデン、ピカデリーなどなど、
銀座と新宿と渋谷を回るような感じでショッピングなどができるエリアです。
というと軽く聞こえるかもしれませんが、古くからロンドンを盛り上げてきたエリアなので、
そのような歴史を含めてウエストエンドの名を冠したのかもしれませんね。

 

 

それではまた。お店で会いましょう。