Martin Faizey(マーティンフェイジー)の1.25 inch Quick Release Buckle Belt

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「日本橋開通記念日」だそうです。

半年に1回、日本橋に行きます。展示会が日本橋であるので。

で、その時の楽しみがCOREDO室町。

どうしてもCOREDOという名前を覚えられなくて、COEDO(コエド)と言ってしまうのですが、

COREDOに行くのを非常に楽しみにしております。あ、もちろん展示会も楽しみなんですけど。。。

何が楽しみかって、レストランのラインナップがツボ。

ジャスミンタイ、金子半之助、玉ゐ、牛かつもと村などなど。

 

 

美味いメシ食うためなら、展示会のアポイントも遅刻します。

食いしん坊バンザイ。

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Martin Faizey(マーティンフェイジー)

【アイテム】1.25 inch Quick Release Buckle Belt

【価格】¥19,440-(税込)

【コメント】

今季も届きました。マーティンフェイジーのクリックリリースバックルベルト。略してQRBB(とは誰も言いません。)

こちらもdiariesが7年半前のオープン以来からずっと取り扱っているアイテム。定番すぎる定番アイテムでございます。

ベーシック、スタンダード、オーセンティック、トラディショナル、、、そんな言葉が思い浮かびそうなdiariesのセレクトですが、

その中でもオープン時からずっと取り扱っているブランドは、今ではYarmoとこのMartin Faizeyだけとなってしまいました。

INDIVIDUALIZED SHIRTやJames Mortimerですら2年目からでしたし。

 

我々零細企業は、自然界で例えるなら小動物のようなもので、

生き残るために最も必要な能力は、強さよりも変化対応能力だったりします。

なので自分自身が絶えず変化し続けないといけません。

 

生き残るためには、変わり続けないといけません。

が、その中にありながらも変わらないものがあるって、なんかいいよね。

 

というわけで、前置きが長くなってしまい申し訳ございません。

イギリスの生粋のベルト職人・マーティンフェイジーさんの名を冠したブランド。

ご存じない方のために、まずはブランド紹介からどうぞ。


Martin Faizeyは、イギリス人の革職人。自らの名を冠したブランドは2011年秋冬から始まりました。

革職人として40年近いキャリアを持つ彼の代表的な作品が、

ヴィクトリア朝時代の消防隊員が使用していたバックルをデザインソースに使った「Quick Release Buckle Belt」。

クイックリリース=読んで字のごとく「素早く取り外し」できるベルト。

マーティン氏が「DAINES & HATHAWAY」(デインズ&ハザウェイ社)と共同制作し、世に送り出しました。

現在は、Martin氏がQuick Release Beltの全てを管理し、

英国ウォチェスター州の工房で、数名のスタッフと共に、オールハンドメイドにて制作しています。


というブランドなのですが、紹介文の中にもあるQuick Release Buckleをまずは知っておいてほしいですね。

ちなみに別名ファイヤーマンバックルベルト(Fireman Buckle Belt)とも呼ばれています。

これがそれ。

ブランド説明にもある通り、もともとはヴィクトリア朝時代(1837~1901年)の消防隊員が使う備品の1つとのこと。

恐らく消防用ホースか何かの消防道具をまとめるために使われていたそうで、

普段はガッチリとホールドしつつも、緊急時には簡単に外せるようになっているのでしょう。

それをベルトに初めて応用したのがMartin氏だったというわけです。

何か緊急でベルトを外さないといけない時でもあったのでしょうか?(俺もよくお腹痛くなるし!)

 

ちなみにQuick Release(=すぐに外れる)とはどういうことかというと、

ここを親指でカチャっと押すんですよ。

するとワンタッチでパーン!とベルトが外れます!

もうね、一瞬で解放されるんですよ!腹が!写真も思わずブレてますでしょ?お腹が上下してる瞬間でございます!!!

最初は外れませんが、革が馴染んでくると簡単に外れます。

もちろんちゃんとサイズが合っていれば、ベルト着用中に勝手に外れるということはないので、ご安心くださいね!

 

これがつまりクイックリリースというわけです。

 

ですが、実はもうどこのブランドでもこれと同じデザインのバックルを使ったベルトをリリースしてますし、

マーティンフェイジーより安いベルトも高いベルトもありますが、

私としては、このバックルを最初にデザインしたマーティンのクリエイティブに敬意を表す意味で、

このMartin Faizeyのベルトをセレクトし続けています。

どうせ使うなら最初に作った人のものを、という理由だけではありません。

私も様々な展示会でたくさんのベルトを見ますが、Martin Faizeyのベルトには、

オリジネーターの意地というかプライドというか、

そういった「気持ち」がベルトを通して伝わってくるような、そんな気がするのです。

 

シンプルなデザインながら最小限のギミックが施されており、尚且つ機能的。

 

またいくら良い洋服を着ていても、靴は当然として小物まで気を配れているかどうかで、

その人の人と成りがある程度は分かってしまいます。

そういう意味でも、やたら派手なベルトで自己顕示欲をアピールするわけでもなく、

(俺もとりあえずHTCのスタッズベルト付けてた時もあったな・・・)

どうせ見えないからといって、適当に選んだ物を付けるわけでもなく、

非常にバランスが良いのがこのベルトなんです。

 

どれくらいバランスが良いかというと、私はサラリーマン時代にはスーツにも合わせてました。

スーツにこれはドレスコードとしてはNGかもしれません。

が、結局殆どの方はそこまでファッションに詳しくないため、ベルトのバックルまで気が付かないんですよ。

逆に私は、営業の方などが来たら頭のてっぺんからつま先まで見て、まずは外見に気を使ってるかどうか判断しますけどね。

メラビアンの法則はサラリーマン時代から気を付けてましたが、今は逆に仕事ができる人は見た目も気を付けていると思っています。

 

と、ちょっと話は逸れてしまいましたが、販売員時代も含めかれこれ15年ほど使用した同じ物がコチラ。

ブラスのバックルも思い切り味が出ています。

そして、思い切りレザーがひび割れています。。。

すいません。全く手入れを怠りました。

だって10年くらい何もしなくても全然ヘタらないんですもん。

それくらい上質なブライドルレザーを使っていることが分かります。

今度はちゃんと使いたいと思います。

 

また経年変化という部分ではコチラ。

元々は直線だったのが、体に合わせてグググッと曲がってくるんです。

いや~こんなに曲がったか~というのも、体重も15年で15kgは増えてますからね。

15年連続増収増益おめでとう俺。純増です。

 

ぶっちゃけこのベルトの黒と茶を持っていれば、他にベルトはいらないくらい。

これまた新しい季節のスタートにいかがでしょうか?

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。