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QUILP by Tricker’s(クイルプバイトリッカーズ)のOxford Plain Shoes

インディアンジュエリーフェアの日程が決まりました!

4月16日・17日の2日間です。

久々の開催となりますので、お休みの調整などしていただき、是非ともご来店下さい。

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ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「ヘアカットの日」だそうです。

 

てっきり4月5日で死後の世界=丹波哲郎の日かと思いましたけどね。

そういや先日、巷の噺で佐野史郎さんが丹波哲郎のボードゲーム「たんば」を話題にしてて、ちょっと嬉しかったな~。

小学校の頃、ウチも家族でやりましたもん。たんば。知ってる人いるかな???

 

先日、すげー久々にCDを買いました。

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ジェフバックリーのYOU AND I。

内容はこんな感じ。

01 Just Like A Woman (Bob Dylan cover)
02 Everyday People (Sly & The Family Stone cover)
03 Don’t Let The Sun Catch You Cryin’ (First recorded by Louis Jordan)
04 Grace (original)
05 Calling You (Jevetta Steele cover)
06 Dream Of You And I (original)
07 The Boy With The Thorn In His Side (The Smiths cover)
08 Poor Boy Long Way From Home (traditional blues song, Bukka White cover)
09 Night Flight (Led Zeppelin cover)
10 I Know It’s Over (The Smiths cover)

ファーストアルバム・GRACE以前に録音された音源とのことで、

殆どがカバーでジェフの曲は2曲(4番目と6番目)。

その2曲もGraceは既に聞いてるから、新曲は実質1曲でしかありません。

しかもポエトリーリーディングみたいなやつだし・・・

しかし、ジェフの魅力はやはり声。

彼のカバーというだけでも、そりゃもう貴重なわけですよ。(もう亡くなられておりますので)

オリジナル曲の間の5番目に、バグダット・カフェのCalling youを持ってきてるのも狙ってるでしょ?

 

実は、バグダット・カフェより先にCalling youを聴いて映画に興味を持ったんです。

そしてそのCalling youもジェフのハレルヤも、初めて聴いたのは1つのカセットテープでした。

そのカセットテープとは、恵比寿みるくで行われてた川村カオリと坂田かよのイベント・「696」のミックステープ。

ちょうどクリスマスが近くて、しっとり系の選曲で配られてて、その中に入ってて知りました。

ホントに擦り切れるまで聴いたカセットテープ。(ブラフマンのトンファーのテープとかもね)

 

ジェフも川村さんも、今はもうこの世にはおりませんが、

私はこれらの曲に出会えたことに、本当にいつまでも感謝しているわけです。

この感謝は死んでも忘れないようにしようと思うし、死んだら俺を言いに行こうと思う。

そんで、ジェフにはレディオヘッドのカバーを聴かせてもらおうと思ってます!!!

 

あかん!ジェフバックリーが歌うCreepを想像したら泣けてきた!!!!!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

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【ブランド】QUILP by Tricker’s(クイルプバイトリッカーズ)

【アイテム】Oxford Plain Shoes

【価格】¥104,760–(税込)

【コメント】

2016年、diariesのエゲツナイ靴コレクションが遅ればせながらスタート。

こちらはさしずめ渾身の右フックといったところ。

これを見たお客様は、体が宙を一回転して倒れるほどの衝撃を受ける・・・はず。

というか私がそうだったから。

こちらはdiariesの別注になるのですが、実物を見たのは初めて。

というのは、オーダーシートという紙上と俺の頭の中ではなんとなくの絵は描けていましたが、

実際の物として上がってくるときは当然違います。

データ音楽とライブ音楽の違いみたいなもん。

 

届いて箱を開けた瞬間、あまりの凄さにクラクラ来てしまい、急いで箱をまた閉めたほど。

防衛本能すら刺激してしまうほどの革靴を作ってしまいました。

 

それではまずはブランド紹介からどうぞ。

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QUILP(クイルプ)は、デザイナー・森下正雄氏によりMODEとARTISANを具現化した

アイテムをリリースするTWO-FOUNDATIONの中の1つのレーベルとして設立されました。

ブランド名の由来は、1800年代のイギリスの小説家・Charles Dickensの作品である

「The Old Curiosity Shop(骨董屋)」の登場人物・Daniel Quilpから。

QUILP by Tricker’sは、ロンドン・ホルボーンにあるThe Old Curiosity Shopを運営する

靴デザイナー・木村大太氏の協力を得て、ある木型を作成することから始まります。

その木型というのが、80年代から90年代にかけてロンドンで大旋風を巻き起こした

靴デザイナー・ジョンムーアからインスピレーションを得て作られた物でした。

その木型を元に、靴の製作をイギリスを代表する靴メーカー・Tricker’sに依頼し

出来上がった唯一無二の靴がQUILP by Tricker’sです。

—–

というブランドです。

 

個人的には以前から気になってたブランドの1つでした。

きっかけは「TENDERに合いそうな靴は他にないかな~」という理由から。

最近テンダーから靴のコレクションが消えてしまったのは事実ですが、

それ以前に一目見ただけで強烈なインパクトを残し、頭の中から離れないのがこのクイルプの靴でした。

 

どうしようかなと迷っている時に、2つの出来事が重なり取り扱いを決めました。

まずは偶然ご紹介いただけたこと。

とある展示会でクイルプの靴を実際に見ることができ、聞くと友人なので是非という話に。

そして次に昨年のとあるニュース。

ルイ・ヴィトン2015年秋冬コレクション 「クリストファー・ネメスの世界」(Click!)

これがちょうど半年前の出来事で、ちょうど展示会でクイルプを見てオーダーを決めかねていた時。

まさかヴィトン(というかキム・ジョーンズ)が俺のことを後押ししてくれるとは!?(←完全なる勘違い)

 

分かる人には分かると思いますが、ジョンムーアとネメスとくればね。ジュディ・ブレイムなわけですよ。

中学生の頃にBoonを読み始めたものの、ヒップホップスタイルが受け入れられない私は、

モッズやパンクをはじめとしたロンドンのファッションに興味を惹かれていくんです。

そして高校生の時にカートコバーンが死に、その重要性を理解しないまま、

僕らはブリットポップの波に飲まれていきました。(同時にエアジャムにもね!)

そんな90年代初頭、異彩を放っていたのがネメスのジーンズとジョンムーアのブーツ。

高校生の僕にはとても手が出る代物でもなかったので、

代官山のReady Steady Go!に行って手に取るのが限界でした!!!

 

 

ちょっと話が逸れちゃいましたが、そんな偶然が重なりやっと届いたのがこちらの靴ってわけです。

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ご覧の通り、このポッテリしたトゥが特徴。

これです。この木型。

デザイナーの森下氏がこの靴を作り出したのは約10年前で、ちょうどその頃はイタリア靴が市場を席捲。

シュッとした木型が多い中、誰がこんなの履くんだと思われていたそう。

そんな時から作り続けていたなんて。パンク精神を感じます。

 

そしてまたこの靴の面白いところは、オーダーするお店のテイストが顕著に表れるということ。

どういうことかと言いますと、お店ごと(それこそバイヤーごと)に細かくオーダーができるんです。

木型は1種類ですが、靴のタイプが20種類。プレーントゥやウイングチップだけでなく、ブーツやギリーなど様々。

そして革・ウェルト・アイレット・ソールなどなど、その組み合わせは無限大。

不思議と全く同じデザインが生まれないそうなんです。

 

優柔不断な私なので、これは時間がかかりそうだなと思ったのですが、

いざ考え始めると10分程度ですんなりまとまりました。

これは名作の予感・・・

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相変わらず売れる売れないではなく、単純に私が履きたい靴ってだけでオーダー!すいません!

選んだのは内羽根式。

私の足はワイズも広ければ甲も高いので、これまで内羽根の靴を履けませんでした。

しかし、このワイズでトリッカーズであれば、内羽根でも十分いける。

そして内羽根の方が、この靴の肝であるトゥのボリュームがより強調されるのではないか?という理由から。

 

トゥのボリュームの強調という部分ではまだまだ。

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強調するためには輪郭をハッキリさせないといけないと思い、ウェルトとソールの色はブラックの反対であるナチュラルに。

またこちらはレザーのダブルソールを採用。

トリッカーズの靴はダブルにすると重たくなるので、シングルにしようかと迷ったのですが、

これもやはりトゥのボリュームと、アッパーの存在感に負けないようにダブルを、

そしてウェルトにはRaisedタイプ(一般的にはストームウェルト)を採用しました。

 

またこの内羽根と革底の組み合わせで、クラシックな雰囲気にしたかったという理由もあります。

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ですのでアイレットもブラス(真鍮)にし、ウェルトとブラスの色がもうちょっとくすんで色が馴染んできたころが、私の考える完成形。

 

で、クラシックな雰囲気にしたかったというのは、

ちょうどこの靴をオーダーする時に、テンダーのサスペンダーパンツを見つけたというのもあるのですが、、、

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QUILPの特長であるMODE色をちょっと抑えて、できるだけdiaries寄りにできたらいいなという考えがありました。

様々な装飾ができるにも関わらず、一切そぎ落としたデザイン。

出来上がりを見て、これはdiariesらしく仕上がったのではないかと思います。

 

 

当然私も履いておりますが、

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レザーソールのお蔭で、ダブルソールですがダイナイトやコマンドソールほどの重さは感じません。

馴染ませるのが楽しみです。

また気になったのが革。

こちらはボックスカーフなのですが、いつものトリッカーズよりもしなやかでキメが細かくて、クオリティが高そうだなと思いました。

他のお客様にも言われたので、私の希望的観測ではなく本当かもしれません!?

 

Quilp by Tricker’sが他のトリッカーズと違う点がこんなところにも。

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インソールには、トリッカーズの職人によるカリグラフィーが手書きで描かれています。

これも好きなポイント。(Englandのgを書き直してるところとか!)

こんなの、もう一つ私がいつか欲しいと思っているエンツォ・ボナフェの靴くらいでしか見ませんから!

 

箱も特別です!

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QUILP・・・デザイン

mode and artisans・・・コンセプト

TWO-FOUNDATION・・・会社名

Tha Old Curiosity Shop・・・監修

Tricker’s・・・制作

といったところです。

 

というわけで、このdiaries別注のQuilp by Tricker’sですが、

モード(最先端)でありアーティザナル(職人による)でありアバンギャルド(前衛的)であり

クラシック(古典的)さも包み込んだデザインになっていると思います。

 

 

そして私の靴コレクションに新しい仲間が増えました。

約20年の靴好き人生の中で、トリッカーズはなんと2足目。。。

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15年前に買ったトリッカーズはエナメル・・・

今までトリッカーズはこれしか履いたことない。

いかに天邪鬼ということが分かりますね!

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。