Blog

QUILP by Tricker’s(クイルプバイトリッカーズ)のSaddle Shoes

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「楽器の日」だそうです。

ガッキと言われたら楽毅に変換します!

今更ですがキングダムにハマってます!

この前も、気が付けばキングダム話で立ち飲みで3時間!腰にくるわ!!!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】QUILP by Tricker’s(クイルプバイトリッカーズ)

【アイテム】Saddle Shoes

【価格】¥104,760–(税込)

【コメント】

え~っと。。。もったいぶっててスミマセン!

インポートあるあるの入荷遅れと、さらに分納(1回でまとめてではなく、出来上がった順にポツポツと分けて納品=分納)となり、

なかなかご紹介できずにおりました!

しかし焦ってません。まあ、好きな人は見てすぐ・・・ですね。

また、私自身が「一番履いたのが夏!」ということもあり、ショーツが入ってきたら紹介すればいっか~くらいに思ってます。

 

というわけで、今季もクイルプでやっちゃいました!

 

思いついちゃいましたね。

クイルプの取り扱いを始めてこれでまだ3シーズン目ですが、いつも導かれるようにデザインが決まります。

 

個人的には別注が嫌い。いや正確には、「別注ありきのセレクトショップのラインナップが嫌い」なのですが、

クイルプに関しては自然別注または結果的別注となります。

どういうことかと言いますと、木型とデザインの大枠(オックスフォードだブーツだと)は決まっているのですが、

どの革を使いどの部分をどの色にするか?ソールは?ウェルトは?アイレットは?などなど、

かなり細かい部分まで作りこめるようになっています。

なっているというか、そこまで考えないとクイルプのオーダーはできません。

そして出来上がると、同じクイルプを扱っているお店同士でも、不思議とデザインが丸被りすることは殆どございません。

なので自然と別注になる、または結果的に別注と言えるわけです。

さらに面白いのが、不思議とデザインが丸被りすることはない=お店の色が出るってことです。

 

ちなみに他のバイヤーさん達がどうやってるか知り得ませんが、

私の場合は他のお店がどんなオーダーをしているか全くもって気にしません。

なぜなら、先ほども書いたように「導かれるようにデザインが決まってしまう」から。

隣がどうとか、余計な雑音は耳に入れないようにしています。

ここつくばでのんびりやらせてもらってますからね~!

ブルーオーシャンとまではいきませんが、それくらいの気持ちでのんびりやってたいのです!!!

 

前置きが長くなりましたが、久々の紹介なのでまずはブランド説明から。


QUILP(クイルプ)は、デザイナー・森下正雄氏によりMODEとARTISANを具現化した

アイテムをリリースするTWO-FOUNDATIONの中の1つのレーベルとして設立されました。

ブランド名の由来は、1800年代のイギリスの小説家・Charles Dickensの作品である

「The Old Curiosity Shop(骨董屋)」の登場人物・Daniel Quilpから。

QUILP by Tricker’sは、ロンドン・ホルボーンにあるThe Old Curiosity Shopを運営する

靴デザイナー・木村大太氏の協力を得て、ある木型を作成することから始まります。

その木型というのが、80年代から90年代にかけてロンドンで大旋風を巻き起こした

靴デザイナー・ジョンムーアからインスピレーションを得て作られた物でした。

その木型を元に、靴の製作をイギリスを代表する靴メーカー・Tricker’sに依頼し

出来上がった唯一無二の靴がQUILP by Tricker’sです。


 

当店が取り扱いを決めた理由としては、

「TENDERに合いそうな靴は他にないかな~」という理由から。

テンダーのコレクションから靴が消えてしまったのは事実ですが、

それ以前に一目見ただけで強烈なインパクトを残し、頭の中から離れないのがこのクイルプの靴でした。

 

どうしようかなと迷っている時に、2つの出来事が重なり取り扱いを決めました。

まずは偶然ご紹介いただけたこと。

とある展示会でクイルプの靴を実際に見ることができ、聞くと友人なので是非という話に。

そして次に昨年のとあるニュース。

ルイ・ヴィトン2015年秋冬コレクション 「クリストファー・ネメスの世界」(Click!)

これがちょうど半年前の出来事で、ちょうど展示会でクイルプを見てオーダーを決めかねていた時。

まさかヴィトン(というかキム・ジョーンズ)が俺のことを後押ししてくれるとは!?(←完全なる勘違い)

 

分かる人には分かると思いますが、ジョンムーアとネメスとくればね。ジュディ・ブレイムなわけですよ。

中学生の頃にBoonを読み始めたものの、ヒップホップスタイルが受け入れられない私は、

モッズやパンクをはじめとしたロンドンのファッションに興味を惹かれていくんです。

そして高校生の時にカートコバーンが死に、その重要性を理解しないまま、

僕らはブリットポップの波に飲まれていきました。(同時にエアジャムにもね!)

そんな90年代初頭、異彩を放っていたのがネメスのジーンズとジョンムーアのブーツ。

高校生の僕にはとても手が出る代物でもなかったので、

代官山のReady Steady Go!に行って手に取るのが限界でした!!!

 

ちょっと話が逸れちゃいましたが、そんな偶然が重なりやっと届いたのがQUILPってわけです。

 

ご覧の通り、このポッテリしたトゥが特徴。

これです。この木型。

デザイナーの森下氏がこの靴を作り出したのは約10年前で、ちょうどその頃はイタリア靴が市場を席捲。

シュッとした木型が多い中、誰がこんなの履くんだと思われていたそう。

そんな時から作り続けていたなんて。パンク精神を感じます。

 

そんなわけで今回のクイルプですが、

サドルシューズを採用しましたよ!!!!!

 

まあ、また例によって個人的に欲しいってだけです。すいません!

 

前回の内羽根のPlain Oxford Shoesも最高の出来だったんですが、茶系の靴も欲しいな~と思い始めたのがきっかけ。

でもあのまま茶色くするのも自分で自分にムカつくし、何よりBlackの方は完成度が高すぎて(←自画自賛!恥)デザインを変えたくありませんでした。

なので、茶系でかっこいいやつないかな~ってのが始まり始まり。

 

で、また自分のルーツを辿って思い浮かんだのがコチラの靴。

これはトリッカーズのベンチメイドラインにある「Whole Cut Shoes」。

このホールカットシューズは、以前ノーザンプトンのトリッカーズのファクトリーで、私が買い付けて来た靴。

Whote cut=ホールカットとは、ホール=丸ごとの意味の通り、アッパーが1枚革で構成されています。

 

1枚革を贅沢に使い、ラストも美しいシェイプ。

これはこれで美しいのですが、もしこれをQuilpの木型で再構築したとしたら???

 

もうね・・・ヤバイでしょ・・・

どうなっちゃうのよ?

あ~見たい~

見たいよ~~~~~

 

ってわけで、その衝動を抑えきれずホールカットに最も近いデザインだったのが、このサドルシューズというわけです。

ホールカットの特長として、内羽根でも外羽根でもないアッパーというのがあります。

サドルシューズもほぼ同じ構造。

個人的にはサドルシューズも持ってなかったので、一挙両得でした!

 

で、サドルシューズってのは、、、

サドル=馬の鞍が靴に乗ったようなデザインだからサドルシューズになります。

 

で、ここでターニングポイントに差し掛かります。

イギリスで生まれ、アメリカで若者を中心に花開いたサドルシューズ。

イギリスっぽく寄せていくなら、茶色×茶色で同系色のサドルに。

50年代のアメリカに見られるような2トーンのサドルにしようか。

 

迷う私に天(ネット)から声が降り注ぐのです。

「スペシャルズとマッドネスが来日するってよ!!!」と。

その瞬間、2トーンで行くことに決まりました!wwwww

(いや今にして思えば、イギリスのバンドなんだからイギリスに寄せていくという解釈もあるのだが。)

 

で、2トーンのサドルシューズとなると、ロカビリーの人が履いてたような白×黒のサドルシューズになるんですが、

さすがにコントラストが強すぎます。

も少しおとなしめに茶色×黒にしようと思いましたが、

ヴィンテージのアメリカ靴を代表するボストニアンとか昔のオールデンみたいなイメージでバーガンディ×ブラックに。

まあ、このBurnished Leather(バーニッシュレザー)のバーガンディに惚れたんですけどね!

赤赤しくないバーガンディってところに。

アウトソールもアメリカ的合理性を考え、ダブルではなくシングルソールにして返りを良くしました。

またアメリカに寄せていくということに決まった瞬間、こちらも歩きやすいようソールはラバーに。

クレープソールだとジョージコックスに寄っちゃうので、歩きやすいダイナイトにしました。

アメリカ的合理性を考えたのにダイナイトっつーね。

でもいいんです。ベースがトリッカーズなので。

 

そんなわけで、イギリスとアメリカがごちゃ混ぜになった、味わい深い靴が出来上がりました。

当然TENDERにも合いますね。

TENDERのジーンズだって、アメリカで生まれてイギリスで再構築された、ある意味ごちゃ混ぜアイテムなので。

あ、今季は色もヤバイですけど。それはまた後で・・・

 

そしてシングルソールにした分、こんなキレイ目でも合いますよ!

Knit/GRP (Shawl collar cotton knit polo)

Pants/Fraizzori (Biscottino slim pants) ¥25,920-

あ~これでPitti行きてぇ~

 

そして、昨年の夏に個人的に最もハマった合わせがコチラ。

テンダーのシャツに、90年代のGramicciの極太ショーツにクイルプ。

クイルプにグラミッチ。意味不明です。

しかし、合います。

ちなみにこのグラミッチは、3,4年前に仕入れたやつでずっと売れ残っています。

価格は当時のままで6800円なのですが、全然売れないわ~(遠い目)

今のグラミッチと違って、生地とかすごいんですけどね。

 

こうやって見てみると、久々にグリズリーブーツやラッセルモカシン以外に、

コテコテではないアメリカ物に合いそうな靴が出来上がったなと思います!

トリッカーズなのにね!www

 

 

それではまた。お店で会いましょう。

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2017