Yarmo(ヤーモ)のOne-button Work Coat

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「鍋の日」だそうです。

キタキタキタキターーーーー!!!!!

T2(トレインスポッティング2)のトレイラー映像が公開されました!!!!!

やっぱりアンダーワールドのBornslippyだね!

テンションが上がる!上がるしかない!

しかし、まずはこっちのトレイラーから見た方がもっと上がります!

昔の映像ってのもヤバイですが、やはりイギー大先生のLust for Lifeからでしょう!!!!!

いや~青春だわマジで。ちょうど大学1年生の時でしたからね。東京出たばっかりの。

多分、このトレインスポッティングのお蔭で映画を色々見るようになったかもしれません。

キューブリック作品とかね。それこそ当時は、時計仕掛けのオレンジへのイギリスからのアンサーとか言われてましたから。

この頃は、インディペンデンスデイとかタイタニックとかミッションインポッシブルとか興行収入1位!全米が感動!とかの映画が続きましたが、

アメリカではKIDSとか、日本では北野武監督のキッズ・リターンとか印象深い映画がたくさんありました。

今思うと、まさに世紀末だったな~。混沌としてましたよ。

音楽もオルタナとかアシッドジャズとかレアグルーヴとか、今じゃもう使わないし言葉で説明しにくいんだけど、

その言葉を口にするだけでなんとなくオシャレ感が漂っちゃったりしてね。

そんな感じで、とりあえずこれを見て置けば俺もオシャレになれるだろうという気持ちで見たのがトレインスポッティングでした!

というわけなので、ストーリーを思い出そうとしても若干モヤ~ンとしてます。

予習しよう。。。

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

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【ブランド】Yarmo(ヤーモ)

【アイテム】One-button Work Coat

【価格】¥41,040–(税込)

【コメント】

こちらもまだあまり知られてないYarmoの名作コートになります。

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Workと名前が付くにしては、1つボタンだし襟の角度や大きさも絶妙だしで、非常にスタイリッシュなデザイン。

 

実はこのコート、確か5年前に初めてリリースされて、

当然diariesでも展開していたのですが、いつもブログでご紹介する前に完売しておりました。

 

さらにこのコート、2年前まではレディースアイテムとして作られていたので、Sサイズしか作られていませんでした。

 

しかし店頭でのお客様の反応を見ると、女性はもちろん男性にも非常に人気があり、

恐らくそれはどこの店も一緒で、メンズサイズも欲しいと声をあげていたら、ついに昨年MとLがリリースされることになりました。

待ってましたという感じですかね。

 

人気の秘密としては、いい感じの野暮ったさ。

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形はそもそも1つボタンで、形もジャケットコートでとってもきれいなシルエットのはずなんですが、

なんか最初からヨレヨレでゴワゴワとしてるんです。

この野暮ったさが人気の秘密。初めて着た時から、既に体になじんでいる不思議。

 

なんでだろうと思ったら、こんな理由でした。

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このコートはコットン素材の2枚仕立てで作られているのですが、

右側の綾織り部分が表地で、左側の平織り部分が裏地になります。

そしてさらにこのコートはオーバーダイ(後染め)されているので、けっこう激しいウォッシュがかかっているんです。

するとどうなるか。

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偶然か狙ってかは正直分かりませんが、表地と裏地の縮率が異なるおかげで、

この場合は、裏地の方が表地より縮み、生地を自然と吊ることで、独特の歪みが生まれているんです。

お客様によっては「中綿が入ってるの?」とか「コットンなのに暖かい」とおっしゃる方もいます。

それは恐らく表地と裏地の間にある隙間が中綿のように思わせ、

また隙間があるということは、体と外気の間に空気の層が生まれるということになるので、

結果的に断熱効果がもたらされ暖かくなるんだと思います。

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ああ~これ多分偶然だわ。

こんな計算した作り込みをYarmoができるわけない!と私は考えています。

これまでYarmoには大変お世話になって来たのに、なんて言い草でしょう。人でなし。豚でなし。

しかし、長年取り扱ってきたから分かるんですよ。

これは偶然生まれた名品ですよ!!!

 

あ、あとたまに「古着ですか?」とも言われます。

その理由はこちら。

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オーバーダイ=後染め。つまり製品してからウォッシュをかけるので、タグのプリントも落ちちゃってます。

サイズ表記は染まってますけど。

これは古着ではなく、手間暇かけてますよ~って証拠ですよ!

 

他にも手間暇という部分では、

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襟にはジグザグステッチをかけてあるので、ちゃんと襟が立ちます。

野暮ったいのが魅力でも、決めるところは決めましょう。

もともとレディース展開だったので、肩幅はコートにしては小さく作られています。

おかげでシルエットがカッコいいですけどね。

 

 

そうしていましたら先日お客様に、「このコートが雑誌に載ってましたよ!」というお声をいただきました。

そもそも私あまりファッション雑誌を読まないので、こういったお話はだいたいお客様伝いで知ることが多いのですが、

今回のケースは特殊。

なぜならその雑誌が、、、

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これは分からない!さすがO竹さん!!!

決して「モンゴルの・・・」というキャッチで買ったわけではないでしょう!

そしてその中のページがコチラ!

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なんとジャコメッティのコートとして紹介されてました!すごい!

しかし靴好きの私は、フラテッリジャコメッティしか思い浮かばず、彫刻家のアルベルト・ジャコメッティでしたが!

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まあ実際にジャコメッティが着ていたものと同じものというわけではないのですが、そういうイメージということです。

 

でもファッション雑誌ではなく、こういった異業界からのアプローチは面白いですね~!

ジャコメッティのように、寒い日にバサッと羽織ってカフェにカプチーノを飲みに行ったり、

これを着て美術館に足を運んだり、

俺みたいにジャコメッティを間違えて、ジャコメッティの靴を合わせたり。

 

どうしてもdiariesのブログだと、ただ服の解説で終わってしまいますが、

この服を着てどこへ出かけるというイメージがしやすくなります。

服は着てナンボですからね!

今おでかけには最高の季節です!

ちょうどいい!県北アート展へ足を運んでみてはいかがでしょう?

 

 

Yarmo|Work Coat|Navy

それではまた。お店で会いましょう。