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フランス・イギリス買い付けレポート㉖&1ST PAT-RN(ファーストパターン)|Carrier Field Jacket

※3/26(木)・3/27(金)は、休店日とさせていただきます。





ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「電気記念日」だそうです。

以前、喜〇門の社長に聞いたんですが、IHだと業務用といえど寸胴で良い出汁が取れなくて、

やっぱりガスじゃないとダメなんだよな~って。

炎のゆらぎとかなんですかね?不思議。

1/f(エフぶんのいち)ゆらぎとか懐かしいっすね。





というわけで、郊外のミリタリーショーを覗いた後は、ロンドンをゆらゆらしてた私。

例によって早くから買い付け出るので、まあ昼頃は眠いよね。

でもここ(キングスクロス駅)では目の覚める出来事が!?!?!?

えっ!?こんなところに鷹???

鷹と鷲の違いが分からないけど、たぶん鷹です!

(ついでに鷲と鷺の違いは感じだと分からない!!!)

鷹を撮ったんです!

見える?鷹!

まさかなんですけど、このオレンジのベストを着た人はおそらく鷹匠。

で、なんで鷹を飛ばしてるかっていうと、

鳩や鴉を追い払ってるんです!!!!!!!

ヤベェーーーーーッ!カッケェーーーーーーー!

日本では見たことも聞いたこともないけど、でも多分いるだろうな。

だけど駅で働いてる人はいないと思うんだけどな~。

ロンドンの真ん中で働く鷹さん。カッコよかったです!




じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】1ST PAT-RN(ファーストパターン)

【アイテム】Carrier Field Jacket

【価格】Olive/¥54,780-(税込)Blue/¥48,180-(税込)

【コメント】

入荷からちょっと間が空いてしまいましたが、ファーストパターンから無事に届いております。

まず最初にご紹介するのは、昨年登場したものの、ブログ紹介前に完売してしまったCarrier Field Jacket。

最近知ったのですが、デザイナー・クリスティアーノはブランド創業当初から

ポケットのデザインに特にこだわり抜いてきたそうです。

なかでもこのジャケットは傑作だと個人的には思います。

この逆八の字の胸ポケットは非常に使い易い角度で、なお且つ容量も十分にあり、

ジッパーが付いているのでセキュリティも安心だし、動いても邪魔にならないんです。

さらには腰ポケットは容量重視。3㎝ほどの待ちがあり、かなり入ります。

個人的にですが、最近はいかにバッグを持たないかがブーム。

展示会の時などは、ハンティングジャケットを着て行き、

背中のゲームポケットに紙の資料などを入れて持ち帰ったり。

さらにポケットのデザインというものを改めて見直すと、

こんなにも男頃をくすぐるのかということに気づきました。

そうだなぁ?例えるならモビルスーツの装備とかを見る感じって言ったらいいのかな?

このギミックはなんのためにあって、こうやって使用する。みたいな。

もちろんただポケットが付いているだけではダメ。

機能的でないポケットはすぐにバレます。(誰に?俺に)

デザインのためのポケットではなく、機能美ではなくてはダメ。

意識して使ってると、なんとなく分かるんですよね。

このポケットは使うかどうか。使えないポケットはいくらあってもダメなのよ。



で、このCarrier Field Jacketのポケットは最小限の数ながら、

デザイン的にも目を引くデザインで、当然使い易い。

控えめに言って完璧。



で、さらにディテールにもこだわっているのだから手に負えない。

個人的にはこの襟のステッチとか大好物ですね!!!!!

この辺は、古今東西のミリタリーやワークからエッセンスを取り入れる

ファーストパターンらしい部分。

先日の買い付けでゲットしたイギリス軍のMiddle Parkaにも似たようなデザインがありましたね!

まあでも今回のCarrier Field Jacketのステッチ入りの襟型は、

同じイギリス軍でも60年代のコンバットスモックだと思います。多分。

またまた好きなのがこのジップ。ZIPのジップ。

YKKでもririでもなく、イタリア製のZIP社のもの。滑りも良いですよ!

そしてこのジッパーの配置が珍しい!

このやたら上の位置にあるジッパーが面白いんですが、これまた非常に機能的!

これだとダブルジッパーにする必要もなく、尻周りの動きが制限されません。

元ネタあったのかな~?それともクリスティアーノのオリジナルかな~?



最後に素材で、究極の機能性と着心地を発揮します。

ダブルツイストトリコティンを使用したジャケット。

トリコティンは英語でキャバルリーツイルという素材。

綿100%にも関わらず、ストレッチ性を持たせるように織られているのが特徴です。

通常ストレッチする生地というのは、綿とPU(ポリウレタン)を混紡します。

しかしこの生地は綿100%だから、ウレタンの劣化も影響せず、着心地も良いです。

またこの生地のルーツも面白いです。Cavalryとは騎兵隊という意味。

恐らく乗馬用の服に使われ始めたのがきっかけ。

しかも騎兵隊ということはミリタリールーツ。

柔軟性と耐久性を兼ね備えた軍物由来の生地ということです。



そんな完璧なジャケットがあるのですが、

ブルーの方はまた違う素材のせいで、恐怖のどん底に突き落としてくれてます・・・

えーと、先に言っておくとこのジャケットは世界で18着しか作られませんでした。

なぜなら、あまりにバイヤー受けが悪かったから!!!wwwww

どれくらい悪いかって、久々にクリスティアーノがショボンと落ち込むレベル!

攻め過ぎたジャケット! そりゃもう俺もセレクトせずにはいられませんよ!

(だから俺がセレクトするものは売れない。)

もはや墓標のようなSHELLの文字。

このSHELLがヤバすぎるんです!!!

こちらの素材はなんと「PAPER」という名前が付いた生地で、触った感じはまさに紙。

ですが実はこの生地は、軍用のパラシュート生地なんです。

格子状の糸が浮き出るほど生地の強さを感じます。
hさらに樹脂コーティングを施し、SHELLの名に恥じない防風・防水性を併せ持ちます。

この生地を開発したのは、Majotech社。

様々な軍に生地を供給する世界でも類を見ない技術力を持った生地メーカーです。



でも、そこまでしても人気がないのはなぜかと言うと・・・

着ると紙みたいにカサカサ音がして、とても五月蠅いから!!!!!

接客でも声を張らないといけないくらいうるさいんですよ!www

ただし、これが楽しい。

着ていて楽しい。

服好きにとってこれ以上でも以下でもない。

ワクワクさせれくれる服には違いありません。



またこのような「攻めた素材」を使用することは、

私がファーストパターンに感じたことであり、

またクリスティアーノからの口からも聞けたことでもある、

CPカンパニーのマッシモ・オスティの理念に通じるものがあります。



あらゆるバイヤーに人気があろうが無かろうが、

「そうそうこれだよこれ!こういうことやらないと!」と思い、

思わず私も応援する気持ちでセレクトしてしまうんです。



あ、でもね、そんな面白いってだけでセレクトしたわけではないです。

ちゃんと理念とかアイデア以外に、そもそも服としてこれが欲しいと思った理由もあります。

なぜなら、私がプライベートでよく着てるジャケットにそっくりだったんですよ。

ちなみにこんなジャケット。

人気のグリーンスポットでもベンタイルでもないけれど、

Bertram Dudley(バートラムダドリー)のサイクリングジャケット。

ゴアテックス(しかも旧ロゴ!)で年代は新しいけど、

その方がむしろレアじゃね?と思って。

なにより色にヤラレましたね。

(渋谷のBRACKETSさんで買いました。内緒だよ。)

にしてもまさかの逆八の字!あれ?もしかして???



というわけで個人的にはこの鮮やかなブルーは、

70~80年代のヴィンテージアウトドアウェアのイメージなんです。

Majotech社が作った最新の生地ながら、ヴィンテージのアウトドアウェアのように着るという

逆進性を楽しむ不思議な服。

それがパラシュート生地のCarrier Field Jacketなんです。

今店頭ではRAF(ロイヤルエアフォース)のFoul Weather Jacketといい、

五月蠅い服がたくさんありますよ!

Carrier Field Jacketの上にFoul Weather Jacketを重ね着する猛者求ム!!!





それではまた。お店で会いましょう。