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TENDER Co.(テンダー)のType420 Tail Shirt

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「冒険家の日」だそうです。

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ただいまトルコ・イスタンブールに冒険中のつくば食堂花店主。

土産話を楽しみにしております。

 

 

それでは本日も商品紹介といきましょう。

ドウゾ!

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【ブランド】TENDER Co.(テンダー)

【アイテム】Type420 Tail Shirt

【価格】¥39,960-(税込)

【コメント】

ジーンズより入荷が少々遅れましたが、今季は久々に復活したTail Shirtも届いております!

このテールシャツですが、恐らくテンダーファンの間では、ジーンズに次ぐ人気を持つアイテムだと思います。

テールシャツが初めてリリースされたのが2012年春夏のこと。

絶妙なユルさが、テンダーのジーンズに非常に合いますね。

 

どんなシャツかと申しますと、テールの名の通り後ろ身頃が長いのが特徴。

 

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ジーンズ同様、元ネタがあったわけではなく、テンダーオリジナルのパターンです。当然イギリス製。

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今回使用された生地は「Crock Cloth(クロッククロス)」というもの。

これまた一般的には衣類として使われる生地ではございません。まあテンダーならいつものことですけど。

このクロッククロスというのは、「移染を調べるための布」だそうです。

どういうことかと申しますと、布製品や革製品を染めた後、このクロッククロスでこするんだそうです。

それでクロッククロスに色が移らなければその染料の染まり具合が問題ない物として出荷されるのでしょう。

というようにこちらのテールシャツは、製品チェックするための素材で作ってしまった製品なのです。

 

で、そんな素材をまたWoadで染めちゃってるんだから笑っちゃいますけど。

 

そういや久々にWoadが出てきましたね。

まだご存じない方にご説明しておきましょう。

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テンダーのWoad染めは、今は殆ど行われていない古いインディゴの染め方を踏襲したもの。
ウイリアムはインディゴ染めの歴史を紐解いていくうちに、この染料に辿りつきました。
WOAD(日本語でホソバタイセイ)という天然の染料。

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この染め方は、すでにイギリスからは姿を消しており、ヨーロッパでは南フランスに唯一残るのみ。
そこから染料を取り寄せ、ウイリアムが1点1点ハンドディップで染めています。

また、もともと天然のインディゴというものは、色が染まりにくく、
1度ではなかなか染まらないため、このハンドディップは5~7回程繰り返されます。

実はこのホソバタイセイを使ったインディゴ染めは、石器時代から続く青色の染色方法。
フランス南西部は、天候に恵まれ暖かく、ホソバタイセイの栽培に適した土壌であることから根付いたものと考えられています。

さらにホソバタイセイは、フランス革命後に皇帝・ナポレオンボナパルトに国の色としても指定されました。

しかしヨーロッパの植民地から次第に安い綿が届くようになり、次第にウォードダイは姿を消していきます。
(※このアメリカから届く生地は、フランス・ニームに最初に届き、
それはserge de nimes(ニームのサージ素材)と呼ばれ、de nimes=denimの語源となりました。)
またイギリスでは、ホソバタイセイを染料にするために発酵させると、ものすごい悪臭が漂うため、
1900年代初頭に禁止されたほどの逸話を持っています。

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というような染料なのですが、お客様に一言で説明する時は「古代インディゴ」と呼んでます。

同じWoadのジーンズと合わせて着た日にゃ、ひとまず最強のセットアップの完成ですね。

セットアップという呼び方もあながち冗談ではなく、ジーンズとの相性もそりゃいいに決まってます!

ただ色を合わせているだけではなく、シルエットがね。

参考までに、ウイリアム夫妻が着ているのをご覧ください。

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ウイリアムが似合うのは当然ですが、女性が着てもかわいいと思いました。ちなみに女性はウイリアムの奥さんです。

太いパンツはもちろんですが、奥様が着てるように細身のパンツでもメリハリがついていいですね。

 

他のディテールはというと、

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この微妙な位置のポケットがマヌケでカッコいい。

作りとしては、サイドの縫製部分と一緒にポケットが縫われています。

さらに負荷がかかるポケットの上部は、カンヌキ留めが施されています。

またカフのデザインは、1930年代のBritish Railway Jacketから用いられたギャザーファルスカフ。

 

襟は小ぶりで、スタンドカラーではないのですが、洗いざらしでクシャっとさせて着る感じ。

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実はこの襟の形は、リーバイスのGジャン1stタイプから取りました。

なんだかんだ言っても、リーバイス好きなんですね!ウイリアム!

ちなみにボタンは、デッドストックのメラミン素材ボタンです。

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そして後ろに回ると、

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まあ、単純に動きやすくするためにプリーツを設けるのは当然なんですが、

なんとバックヨークを設けてないんですね~!

ヨークというのは、人間の曲線的な体にフィットするようにするためのものですが、

テールシャツは背中の丸みに沿いながらフワッとさせつつ、ある程度の生地の重みでストーンと落ちるようになっています。

 

しかしこの説明、なにかに似てるなと思ったら、SemohのWide shirtでも似たようなことブログで書いてました。

別段意識してたわけではないのですが、たまたま私が良いと思ったアイテムに、似たようなディテールがあったんです。

やっぱりバイヤーの癖ってあるんだな~と思いました。

ここで1曲。

くせのうた(星野源)

 

いい歌です。

 

そしてステッチも太くて荒々しいので、これまた着こむといい味が出そうですね。

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場所によって、シングルとチェーンステッチを使い分けています。

洗いこむほどステッチが生地に深く入り込んでいくように感じます。

これもワーカーズの服作りを見て意識するようになったこと。

 

 

一見バラバラに見えるdiariesのセレクトも、こうやって見ると実は共通する部分があるんですね。

洋服も、色々知ると面白いですよ。

 

 

それではまた。お店で会いましょう。

American Optical(アメリカンオプティカル)の1960’s F9900 Breezecatcher Eyeglasses (Dead Stock)

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「バイオリンの日」だそうです。

バイオリンといえば、少し前に好きで聞いてたDrakskip(ドレクスキップ)というバンドがありまして、

先月のフジロックにも出てたのですが、見に行った友人に感想を聞いてみると、

「8月から、自身の音楽ルーツである北欧に留学するから、活動停止だってよ!」とのこと。。。

あ~あ、まだライブ見てないのに・・・

まあ1年間の活動休止なので、また再開してくれることを祈るしかないな。

 

と思ってたら、それに代わるようなゴキゲンワーゲンなバンドを知りました!

バンドの名前はtricolorと書いてトリコロール。NHKのマッサンでも使われてたみたいです。

トリコロールですがフレンチポップではありません。アイリッシュバンドです!

きっかけは、水戸の友人のお店・to_dining&daily good things(トゥーダイニングアンドデイリーグッドシングス略してトゥでいいです。)

でのライブの告知を見て。

9/21にtoでライブをするみたい。いいな。行きたい。

 

それにしてもドレクスキップもトリコロールも、軽快なバイオリンの音が最高ですねー!

夏も終わり、ちょうど空気がひんやりしてきて何をするにも気持ちがいい季節。

虫の声も収まると、なんとなく空気が澄んできたように感じるのは私だけでしょうか?

すると人の声や楽器の音も非常に澄み渡って聞こえるような気がするんです。

個人的に最も好きな季節は秋。最も好きな芸能人はあき竹城。(嘘)

だからフェスの中でも朝霧JAMが一番好きなのかもね。

 

 

 

じゃ、もう秋になりそうな気配ですが、夏らしいアイテムのご紹介です!

ドウゾ!

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【ブランド】American Optical(アメリカンオプティカル)

【アイテム】1960’s F9900 Breezecatcher Eyeglasses (Dead Stock)

【価格】¥30,024-(税込)

【コメント】

夏の終わりに、デッドストックのサングラスが入荷してまいりました。

夏が終わろうが、ある時に仕入れないと後になっては手に入らない代物でございますので。

 

物はというと、

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何やらレンズ横のメッシュが気になる非常に珍しいサングラス。

どれくらい珍しいって、ネットで探しても国内ではほぼ見つからないくらい珍しい。なので相場も分かりません。

まあ、私がこれなら買うだろうと思った価格なので仕入れました。

 

ちなみにこのサングラス、メーカーもちゃんとしたブランドです。

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このAOの鋲が表すのは、American Optical(アメリカンオプティカル社)。

まずはブランド紹介から。

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現存するメガネフレームメーカーの中でも、世界最古と言われるアメリカンオプティカル。

その歴史は19世紀初頭にまで遡ります。

コネチカット州の農家の少年だったウイリアム・ビーチャーが、ロードアイランドで貿易を学び、

マサチューセッツ州に移り住んだ1826年からその歴史が始まります。

1839年には自社工場を建て、1900年に入ると飛躍的に売り上げが伸び、

1905年にロンドンにまで事務所を構え、2000人もの従業員を雇うまでになりました。

その実績が認められ、第一次世界大戦時の1917年には、アメリカ軍と連合国軍にサングラスを供給します。

さらに第二次世界大戦時には、その技術力を活かしゴーグルやアヴィエイターサングラスやライフルスコープなどの

様々な軍用製品を政府に供給してきました。

そして1946年、Army-Navy “E” Awardを受賞するに至ります。

現在パイロットゴーグルの標準として知られるフライトゴーグル58は、1958年に同社がアメリカ軍の為に開発したものです。

1969年にアポロ11号に乗ったニール・アームストロングとその乗組員も、同社のサングラスをして月に降り立ちました。

これらのアヴィエイターサングラスは、ワシントンDCにあるスミソニアン航空宇宙博物館に永久展示されています。

また、映画のイージーライダーやトップガン、地獄の黙示録などでも同社の製品を目にすることができます。

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というように、アメリカの歴史とともに歩んできたともいえるAmerican Optical。

また上記のブランド説明にはありませんが、あのマルコムXがかけているメガネも同社の製品だそうです。

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由緒あるブランドということはお分かりいただけたかと思います。

それでは詳しく見ていきましょう。

まずはモデル名。

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F9900とあります。Breezecatcherというモデルだそう。Breezecatcher、まさに風防ですね。

またAO Safetyとあることから、作業用の安全メガネだと思います。

メガネとゴーグルの中間といった感じですかね。

サイズ表記はMediumとありますが、Smallもご用意しています。

ちなみに私(少々顔が大き目)でMでピッタリ。小柄な方だとSになると思います。

 

形もボストン型で、非常に使いやすい。

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これは誰にでも似合う形ですね。色もグレークリアーで使いやすい。

なかなかインポートのメガネだとそうはいかないんですよ。

欧米とアジア人だと骨格が違うので。

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ですが、こちらはちゃんとブリッジがあり、欧米人に比べ鼻が低い日本人でも付け心地は良いと思います。

 

そしてやはり気になるのはこのメッシュ部分。

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ちゃんと金属のメッシュになっているから驚きです!

しかもなんと!!!

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折りたたむことができます!!!スゲェ・・・

とても50年前のモノとは思えません。

でもこの辺見るとヴィンテージぽいかな。

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7枚蝶番でクオリティが高いのはもちろんのこと、極小の六角ネジが泣ける!

お客様に聞いたのですが(I富くんありがとう!)、このネジを巻ける道具があるのかってこと!?

確かに言われてみれば、普通はマイナスかプラスネジですからね。メガネ屋にもあるのでしょうか?

(アサヤケならありそうだけど。。。)

 

それにしてもこの風防がメチャクチャカッコいい!

車やバイクに乗る時もオススメだと思います。

私は目が悪いので、度を入れたサングラスにしようと思ったのですが、

レンズがうまく抜けるかぶっちゃけ分かりません。Safetyメガネなので、固定されている場合もあります。

運転できないからコンタクトにするしかないのか!?

 

 

それではまた。お店で会いましょう。

WORKERS(ワーカーズ)のLot. 801 Straight Jeans & Lot. 802 Slim Tapered Jeans

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「ユースホステルの日」だそうです。

これからはユースホステルに頼らずとも、格安旅行ができるかも?

その理由は、、、Airbnb(エアービーアンドビー)

ローカルの人にしか知り得ない情報が載ってたりするので、眺めてるだけでも面白いです。

あと、部屋を貸す方向でも考えたいですね。

例えば茨城なんかだと、実家が古民家だとか純和風の家だったりする場合、

外国人をホームステイ感覚で泊めてあげるのも面白そう。

結構空いてますからね~戸建て物件。

空き家の増加が国内問題になっているなら、Airbnbみたいなサービスが日本で生まれてほしかったですけどね!

 

 

それでは、こっちはアメリカの物を利用して日本で生まれたアイテムをご紹介。

ドウゾ!

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【ブランド】WORKERS(ワーカーズ)

【アイテム】Lot. 801 Straight Jeans & Lot. 802 Slim Tapered Jeans

【価格】¥19,440-(税込)

【コメント】

アレッ!?珍しい!テンダー以外にもジーンズあるの?と熱心な読者の方には思われそうですが、

私、まがりなりにもセレクトショップのバイヤーなので、基本的に目線はフラットなのでございます。

前進ワンブランドというのは、余程のことが無い限りあり得ません。偉そうですが。そういう心持ちってことです。

セレクトするかしないかは、要は興奮するかしないか、それだけのことでございます。

 

そして、今回リリースされたジーンズは、見た目は普通のくせに、

お客様の言葉を借りるならば「狂気じみた」ジーンズとなっております。

 

狂気じみた・・・言い得て妙でございますが、その理由は私が思うに2点。

まずは1点目。

この1年、ワーカーズからはジーンズがリリースされていませんでした。

これがどういうことか分かりますか?

日本人が楽しむファッションにおいて、ジーンズは欠かせません。

ファストファッションからハイブランドまで、ジーンズが無い売り場があるでしょうか?

それくらい欠かせないアイテム。

そしてそんな必須アイテムを展開しないということは、売り上げを落とすことにもなりかねないんです。

ブランド存続のリスクさえも負っているというわけ。

更にワーカーズはアメカジブランド。ジーンズをリリースしないアメカジブランドなんて、聞いたことありません。

しかし、本日ご紹介するジーンズの為に、昨年お休みをしました。納得のいくものを作るためだけに。

妥協を許さないという言葉では言い表せない程のこだわりだと思います。

まさに狂気じみた行動。

 

そして2点目。

納得のいく物を作ろうと考えている内に、なんとアメリカへ渡って、綿花の選別からこのジーンズ作りは始まりました。

そのストーリーは、こちらの無料でお配りしている冊子に書いてあるのですが、

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要約すると、一般的に「オリジナルファブリック」とかブランド独自の生地で作ってますと謳われる服も、

実際はデザイナーがこういう生地にしたいという希望を出し、そこから原料や糸を決めるのは生地屋の仕事になりますが、

ワーカーズはこだわるあまりにテネシー州メンフィスまで足を運び、商社どころか農家(ファーマー)にすら会ってきたこと。

きっとその思いが、この表紙の綿花にも表れているんだと思います。

読み物としても面白いので、是非ご覧になっていただきたい。

 

ここで言っておきますが、ワーカーズはジーンズメーカーではありません。

しかし、ワーカーズほどの規模でここまでやっているブランドが他にありますでしょうか?

ジャケット・シャツ・バッグ・ネクタイ、その他にも様々なアイテムを作っています。それも全て自社企画で。

アメリカに行っている間は、そのすべての企画が止まります。ここでもリスクを負っているんです。

これを狂気と言わずになんと呼べばいいのでしょう。

 

 

このようにして、原綿を輸入することから始まり、紡績し、ピュアインディゴによるロープ染めを施し、

パターンを起こし縫製部分ごとに使用するミシンを考え、やっと届いたジーンズなんです。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

シルエットが2種類あるので、まずはストレートのLot.801から。

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王道中の王道。ベーシックに余計な説明はいらないかな?

フラッシャーのデザインも、ジーンズ好きには嬉しいディテール。

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読むと、WORKERSのロゴの上に「リベットが隠されているよ」と書いてあるのが分かりますか?

これが隠しリベットね。

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やっぱり隠しリベットは、1940~50年代のジーンズを象徴するディテールですよ。

そしてこの写真だけでも、萌えるポイントが他にもあります。

ウエストバンド部分の、上がシングルステッチで下がチェーンステッチのところとか。

 

あとこのVステッチにもくぅ~~~っときますねー!

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気になる耳は青ミミかと思いきや?

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青は青ですが、厳密に言うとインディゴブルーのセルビッジ!

もちろんコインポケットも。

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またこの写真もよく見ると、リベットから生地が飛び出しているのが分かりますか?

これも打ち抜きリベットと言われる立派なヴィンテージディテールなんです。

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他にも、場所によって糸の番手(太さ)を変えていたり。もちろんそれはデザインではなく、強度を持たせるという理由から。

そのおかげで、パッカリングやアタリなどの経年変化が楽しめる要因にもなっています。

 

お次は細みシルエットのLot.802です。

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こちらはジャケットスタイルがはまりそう。

801の写真と比べて、靴を参考にしてみてください。

801はややボリュームあるALDENのバリーラストを合わせてみました。

対してこちらは、シャープがVチップを合わせています。参考までに。

 

そしてモデルが違えば、フラッシャーのデザインも違ってきます。

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ご覧の通り、こちらは隠しリベットではなく、バータック(カンヌキ留)と書かれています。

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シルエットで選ぶか、ディテールで選ぶかって感じですかね?

またこのシルエットでヴィンテージディテールを盛り込むのもどうかといったところでしょう。

 

とはいえ素材は同じキバタデニム。

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防縮加工や毛羽を取らず、生の機=生機(キバタ)のデニムを使用したジーンズなんです。

ここまでこだわって作られたデニムがどんな色落ちをしていくのか、非常に楽しみでございます。

何人かのお客様に言われたのですが、「どんな色落ちするんですか?」という質問。

それを聞くのは野暮ってもんです。

たった今生まれたばかりのジーンズですから、まだ誰も色が落ちたところを見たことがないんです!

色落ちが分からないから不安?そんなはずはないでしょう。色落ちは履く人が決めるものです。

むしろまだ誰が経験したことのないデニムの色落ちを、今なら楽しめるんです。

そんなパイオニア精神溢れる方に履いてほしい。

 

 

 

そうそう、話は変わりますが、こんな本を買いました。

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こちら、ベルベルジンの藤原氏と、

以前、水戸のジャンクマーケットなどでお世話になったスマイリー(Click!)の川又さんにより作り上げられた本なんです。

これまで雑誌だけでなく、様々なジーンズ本を読んできましたが、

これは実際のヴィンテージ501の写真が豊富で、非常に分かりやすく仕上がっていると思います。

私もまだまだ勉強中。

これを読んで、そしてワーカーズのジーンズを手に取って、改めてジーンズとは?と考えさせられます。

 

ファッションの基本中の基本となるジーンズの、さらにその基本となるジーンズだと思います。

 

そうそう。ちなみにレングスは34インチと長めなので、ほとんどの方が裾上げを必要とされると思います。

やはりここはチェーンステッチであげたいですね。

そんなときは柏のゴエモンさんへ!(Click!)

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ご覧の通り、ユニオンスペシャル43200G通称「ダルマ」で裾上げしてくれます!

実はワーカーズのデニムも、裾は同じミシンで縫製されているんです!

せっかくここまでこだわったジーンズなら、裾上げまでこだわって欲しいと思います。

それにしても、川又さんにゴエモンさんと、それぞれのスペシャリストが身近にいるなんて、

本当にこの世界で身を立ててよかったと思います。

 

私のこのジーンズに対する感想はこんなところです。

より詳しい情報を知りたい方は、ワーカーズのサイトをご覧ください。→http://www.e-workers.net/store/201507/ie1.htm

そしてお店に足を運んで、先ほどの冊子をご覧になりながら履いてみてください。

そしてヴィンテージ501本を読みながら、これから始まる色落ちに思いを馳せてみてください。

ゴエモンさんから裾上げが帰ってくれば、そこから新たな物語が始まります。

 

 

それではまた。お店で会いましょう。

M.F.Saddlery(MFサドルリー)の1.25 West End Buckle Belt

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「ポンペイ最期の日」だそうです。

昨日は、お店を早めに閉めさせていただきまして、夏らしいこと1つでもやっとかないとというわけで、

まつりつくばへ行ってまいりました。

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なんでつくばのまつりにねぶたをレンタルしなきゃいけないんだろうという私は頭が固いのでしょうか?盛り上げればOK?

まあでもこれを見て、本場青森のねぶた・ねぷたを見に行ってもらえたらいいなとも思います。大好きな弘前市へ。

また、ねぶたが橋に挟まって動けなくなるというレアなねぶたも見られてラッキー。

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結局、鬼の頭が削れてボロボロになる始末。最終日でラッキー。

 

そしてお祭りといえば屋台ですね。

自分が子供の頃の屋台とはすっかり様変わりしてしまいましたが、懐かしいのを発見。

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カメすくい。

久々にやってみっかな~と思って覗いてみると、あれっ!?カメの甲羅に金額が書いてないじゃない???

昔はさ、カメの甲羅にマジックで500円とか1000円とか、鉄の亀に10000円とか書かれてて、

そのカメを取ったら甲羅に書いてあるお金がもらえたんです。

私も子供の頃挑戦してみたんですがね、2000円くらい使ってやっと1匹600円のをすくったんです。

そしてテキヤのおじさんにそれを見せると、「俺が見てる前で取らないとダメだよ。金は払えねえ。」って。

いや~悔しかったですねー!

汚い大人を見た初めての経験だったかと思います。

でも昔はそんなことしょっちゅうあったよな~。

お祭りのクジだって当たりが付いてるとは思えないし、昔は学校の前で変なおじさんが子供だましのおもちゃとか売ってた。

今にして思えば、あれは「必要悪」だったんだと思います。

そうやって子供はだまされないように学んでいく。立派な社会勉強ですよ。

 

最近は、いきなり本物の悪に当たっちゃったりしますからね。怖い世の中です。

必要悪と本物の悪をかぎ分ける能力、海外行くときは私もフル稼働させますけどね!

 

じゃ、良い物と悪い物をかぎ分ける能力をフル稼働させつつ、商品紹介です。

ドウゾ!

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【ブランド】M.F.Saddlery(MFサドルリー)

【アイテム】1.25 West End Buckle Belt

【価格】¥11,880-(税込)

【コメント】

昨シーズン初お目見えしたマーティンフェイジーのセカンドライン・MFサドルリー!

お蔭さまで大好評です!最近これの問い合わせがなんかすごいんだよな~。

ですが、出たばっかりのブランドなので、初めてご覧になる方もいらっしゃるかと思いますので、詳しく説明いたします。

 

まずは、ブランド名のM.F.というのは、デザイナーのイニシャル。

Martin Faizey(マーティンフェイジー)。

「Martin Faizeyは、イギリス人の革職人。個人名でのブランドは2011年秋冬から始まりました。
革職人として40年近いキャリアを持つ彼の代表的な作品が、この「Quick Release Belt」。
クイックリリース=読んで字のごとく「素早く取り外し」できるベルト。
マーティン氏が「DAINES & HATHAWAY」(デインズ&ハザウェイ社)と共同制作し、世に送り出しました。
現在は、英国ウォチェスター州の工房で、数名のスタッフと共に、オールハンドメイドにて制作しています。」

というブランドになります。

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いつものブライドルレザーではなく、SADDLERYとあるようにサドルレザーを使ったコレクションになります。

昨シーズンに登場したわけですが、そのタイミングも非常に絶妙でした。

何が絶妙かと申しますと、全くお店側の問題なのですが、

このMFサドルリーのベルトは、シンプルでリーズナブルで使いやすいのが特徴ですが、
それでいうと、もう一つ似たようなブランドがdiariesにはあったのをご存じの方はいらっしゃいますでしょうか?
そう。同じイギリスの、あの「ジャベツクリフ」です。
しかし、なんと200年の歴史を持つあのジャベツが、なんと昨年倒産してしまいました・・・・・
その情報もホントに突然のことで、diariesとしては他に代わる物が無いっていうところまで詰めてセレクトするので、
突然仕入れられなくなるっていうと、ホントに一からまた探さなくてはならないんですね。
妥協してハイそれでってのは、お客様に失礼っていうか、そもそも自分に嘘がつけないので。
それからもうどうしようというわけで、あのブランドやこのブランドも見てみたんですが、なかなか見つからず。
そんな折、いつもお世話になってるマーティンから新ラインが出たとのお知らせが届きました!!!
実際に触ってみると、さすがのクオリティ。

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サドルレザーということで、ブライドルレザーよりも柔軟性は劣りますが、その分耐久性が増します。
オイルもたっぷり入ってて、いつもと同じ素材に思えてしまいそうですが、
固い分オイルなどが抜けやすいので、いつものブライドルよりはマメに手入れした方が良さそうです。
またジャベツクリフの時と比べると、穴に番号が振ってないのが寂しいと思いますが、
数ある同じようなアイテムの中でもあれはジャベツが始めたはずなので、ジャベツに敬意を表して選んでました。
逆にマーティンがジャベツのマネをして、同じデザインにしなくて良かったと安心しています。
それよりも、私はこのバックルの美しさに惹かれました。

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West End Buckleと名付けられたこのバングル。
よく見るとその流れるような美しさに感動します。
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ちなみにWest Endの由来は分かりませんが、
ロンドンのとあるエリアを「ウエストエンド」と呼んだりするので、そのことなのかなぁと。
どんなエリアかって言うと、サヴィルロウ、オックスフォード、コヴェントガーデン、ピカデリーなどなど、
銀座と新宿と渋谷を回るような感じでショッピングなどができるエリアです。
というと軽く聞こえるかもしれませんが、古くからロンドンを盛り上げてきたエリアなので、
そのような歴史を含めてウエストエンドの名を冠したのかもしれませんね。

 

 

それではまた。お店で会いましょう。

tilit(ティリット)のSnap Front Chef Coat

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「チンチン電車の日」だそうです。

チンチン電車っていい響き。

俺が生まれる前は、銀座も路面電車が走ってたんだよな。

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ちなみに海外ではトラムって呼ばれてます。これもカッコいい。

イメージ的には東ヨーロッパに多い気がします。

もちろんベルリンでも大活躍!

2日目 (24)

 

電車と違って、街をゆっくりと眺めながら移動できます。

バスと違って、どこへ行ってしまうか分からないという不安もないのがいい。

なんだか一番旅気分にひたれる乗り物って気がします!

 

 

 

じゃ、本日も商品紹介です。

ドウゾ!

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【ブランド】tilit(ティリット)

【アイテム】Snap Front Chef Coat

【価格】¥21,600-(税込)

【コメント】

続々と新商品が入荷しています。

中でも本日ご紹介するのは、数あるブランドの中でもファッションという部分では異質な服です。

まずはブランドからご紹介しましょう。

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プロの料理人として17年のキャリアを持つアレックスにより、2014年にニューヨークで立ち上げられたブランド。

アレックスは、故郷であるルイジアナ州コヴィントンでタコス屋の皿洗いからそのキャリアをスタートさせます。

その後、カンザスシティ、ニューオーリンズと渡り歩き、最後にニューヨークにたどり着きました。

ニューヨークでは、ウエストヴィレッジにあるJames Beard Houseでシェフを務めました。

アレックスは、シェフという仕事が天職であるということを実感しましたが、とある問題に気づきました。

過去30年、シェフを取り巻く料理環境は常に進化し続けてきましたが、

しかし、シェフが身に付ける服はほとんど進化していなかったことに。

人気のある服や道具を見ても、現場で働く人のリアルな声が反映されているとは、とても思えませんでした。

そしてアレックスは、自身の経験を活かし、シェフの為の服作りを始めました。

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というブランドです。

シェフ向けの、ガチのワークウェアってことになります。

ちなみにブランド名のtilitは、Utility=実用性という単語から来ています。

Utility wearってことですね。

 

さて、こんなガチガチのコンセプトで、ファッションではなくシェフ用の服を着て大丈夫なのか?と思われるかもしれません。

しかし、そもそもジーンズもカバーオールもワークウェアなわけで。

diariesなんて何かのワークブランドばっかり揃えてたりするわけで。

私にとっては、YarmoやHervier Productionなどをセレクトするのと、あまり変わりません。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

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まずやはり気になるのは、このドットボタンとスタンドカラー。

まさにこの辺のデザインはコックシャツらしくもあるでしょう。

 

実は個人的にもこのスタンドカラーかドットボタンを使ったシャツは、探しているところでした。

スタンドカラーシャツは、例えばインディヴィジュアライズドシャツでも作ってたりしますが、

何でもかんでもインディヴィジュアライズドシャツで作ればいいってもんじゃないし、

ただ作るだけで作る理由が見当たらない。(まあ、この辺の頭の固さが俺のダサいところでもあるんだが。。。)

 

また当然今までスタンドカラーのシャツも何枚か着てきましたが、やはり飽きます。

それならば、ガチガチのシャツブランドよりも、もうちょっと遊びのあるブランドの物がいいんじゃないかなと考えていました。

 

そんな時に目に止まったのがこのブランド。

「なるほどコックシャツかぁ。」と思いました。

 

またドットボタンのシャツも気になってたというのは、こっちはちょっと某ブランド・Yに影響されちゃいましたかね。

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某ブランドさんの方は、脱ぎ着しやすくするためという理由からだったと思いますが、

個人的にはもう一歩踏み込んだ理由が欲しかった。

 

では、コックシャツの場合なぜかというと、

「調理中、引火した時にすぐに脱げるように」という理由があったのです。

 

これはウエスタンシャツも一緒かもしれません。

馬に乗っていて、例えば木の枝に服が引っかかってもバッと外れるように。

またウエスタンシャツは極端に身幅が狭いですが、これも枝に引っかかりにくくするためと思われます。

 

そういうリラックスうんぬんではなく、命がけの理由を知った瞬間やられたと思いました。

 

当然、Utility wearとして素早く着脱できるという理由もあるかと思います。

非常に緊張感のある理由で、男らしくていいですね。

 

またご覧の通り、生地も左綾というのがGOOD。

おかげで綿100%ですが、左綾のおかげで幾分ストレッチが利いています。素晴らしい。

 

私が敬愛する料理人・つくば食堂花のU田氏も、やっぱりコックシャツは綿100%を選ぶと言っていました。

(ちなみに引火した時に・・・という話も、彼から教わりました。持つべきものは友だね。)

最近のコックシャツは、機能性を考えると綿×ポリエステルが多いんだそう。

普通の洋服もそうですけどね。乾きやすいしシワになりにくいし。

でもプライドある料理を作る彼は、自分の着心地を大事にするんだろうと思う。

それが和食という料理の微妙な味付けに影響を与えてしまうかもしれないから。

 

 

そしてもう一つ、俺がヤラレたポイント。

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マチの補強・・・・・ではなく、ワークウェアなのにシングルニードルでの縫製を行っているところ。

これ見た瞬間、料理人の方には申し訳ないが、コックシャツだけにしとくのはもったいない!と思ったわけです。

(実は、同じニューヨークにあるスティーブン○ランと同じ工場で作られています!)

 

他にはわきの下には通気口や、

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ポケットも注文取り用のペンポケットですかね?

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首の後ろには、エプロン用のタブが付いています。

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さて、気になるコックシャツですが、着てみるとこんな感じです。

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襟裏にあてられたシャンブレーもアクセントになりつつ、当然襟汚れを目立たせないためのディテール。

シルエットもアメリカ製のワークシャツと呼ぶにはもったいないくらいキレイ!そして当然動きやすさも!

ちなみに私でM着用です!やっぱりデカい!

サイズ展開はXSからございます。

 

もちろん当店からは普段着としての提案ですが、

もし飲食店でユニフォームとして採用したいという方がいらっしゃったらご相談に応じます!

お気軽にどうぞ!

 

 

それではまた。お店で会いましょう。