GUY COTTEN

GUY COTTENはフランス/ブリュターニュ西武、城壁に囲まれた要塞都市、CONCARNEAUにて1964年に創業しました。コンカルノーはフランスでも屈指の水揚げ量を誇る港町です。漁業の盛んなこの町で漁師たちが当時着用していたセイリングジャケットは、壊れやすいうえに、非常に重く、激しい作業を伴う彼らの労働において常に悩みの種となっていました。そんな中、創業者であるGUY COTTENはより軽量で、丈夫なYELLOW OILSKINと呼ばれるPVCコーティングのセイリングジャケットを作り上げます。その軽量さゆえに、ダメージの多い肘や膝の部分を2重、3重に補強することもでき、結果として今までにあったどのセイリングジャケットよりも3倍以上長持ちする商品を作り上げる事に成功しました。彼はそうして開発したセイリングジャケットを様々な港を巡りながら販売していきます。ある日、ROSBRASセーリングセンター(ヨットスクール)の創業者であるYVON HERMERYより一つの相談を投げかけられます。当時ヨットスクールで使われていた制服はメルトンのPコートやコットンのスモックばかりであり、実際にヨットを操舵するには全く実用的なものではありませんでした。ヨットスクールに通う子供たちのために、軽くて丈夫な完全防水のセイリングジャケットは作れないだろうか…。数日後GUY COTTENはダブルフラップのジップアップジャケットを持ちセンターを訪れました。名作ROSBRAS JACKETの誕生の瞬間です。フランス中部Ardecheで作られたポリエステルの生地をPVCでコーティングを施したYELLOW OILSKINを用い、高周波により全てのシームを溶接し水の侵入を防ぐと言う画期的な手法が用いられており、さらにはジッパーをベロクロを用いた見返しでカバーすることでより防水性を高めたそのモデルは、ベロクロを装飾製品に世界で初めて使用した画期的なモデルとなりました。商品は瞬く間に船乗りたちの間でも評判となり、当初10人で始めた工場も急速に拡大していきます。その名もROSBRAS JACKETは45年以上もモデルチェンジを行わずに現存し、ブランドの顔としてロングセラーを続けています。 現在ではスタッフは300人以上にもなり、素材のバリエーションも増え、ジャケットのみならず、グローブ、ブーツ、バッグなど多岐にわたるアイテムを展開しています。また、フランス国内に3000店、イギリス、アメリカ、スペイン等に2000店の専門店販売網を持つ、世界的にも最大手のセイリングジャケットメーカーとなりました。