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diaries blog | Fileuse d’Arvor(フィル―ズダルボー) | Brest

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「原子力の日」だそうです。

原発だなんだで止まってましたが、来年の3月には常磐線の仙台行きが復活するみたい。

行くか!仙台!





じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Fileuse d’Arvor(フィル―ズダルボー)

【アイテム】Brest

【価格】¥14,960-(税込)

【コメント】

もちろん今季も届いております!

シーズン立ち上がりのカットソーはまずはここから!

と、思っておりましたが、今季は少々生産が遅れてしまったようです!

(その理由は後程)

久々のご紹介となるので、まずはブランド説明からどうぞ。


Fileuse d’Arvor(フィルーズダルボー)は、1927年にフランス北西部ブルターニュ地方の大西洋を望む港町

Quimper(カンペール)にて、Pierre BrestとMarie Brestにより設立されました。

およそ一世紀に渡り、Fileuse d’Arvor社は地元に根付いた経営を続け、今でもMade in Franceにこだわり続けています。

創業当初より幅広くマリンウェアを展開しており、中でもボートネックのマリンセーター「マリニエール(=バスクシャツ)」は、

同ブランドを象徴するアイテムです。

Cut&Sawn(丸編み)のバスクシャツは本場フランスでも様々なメーカーで展開されていますが、

「バスクシャツ」の名称は、その発祥の地であるスペイン・バスク地方手編みニットセーターが元となっている説があります。

そしてFileuse d’Arvorのコットンマリニエールは、ニットの手法を用い作られており、

よりオリジナルのバスクシャツに近いアイテムと言えるでしょう。

またマリニエールという名称は、フランスではブルトンシャツ(=ブルターニュ地方のマリンシャツ)と呼ばれることも多く、

ブルターニュ地区最古のマリニエールサプライヤーであるFileuse d’Arvorは、

フレンチマリンウェアのルーツを語る上で最重要ブランドの一つと言えます。

上質なコットンをたっぷりと使用し、丁寧に編み上げられたFileuse d’Arvorのマリニエールは、

丸編み機では再現できないニット特有の質感と優しい肌触りと耐久性を備えています。

中でも、Fileuse d’Arvorの製品の特長である、伸び止めと補強のために2重に縫製されたショルダーは

同社のオリジナルとして商標登録されており、他のメーカーではマネができない普遍的な縫製仕様となっています。

海外に生産拠点を移すブランドが多い中、実直にMade in Franceを守り続け、

フランス海軍のオフィシャルサプライヤーとしても活躍していた実績などもある

歴史と確かな技術に裏付けされたフレンチマリンワークブランドです。

裾口に付くワッペンは、海軍のユニフォームを支給していたフランス海軍の空母、

JEANNE D’ARC(ジャンヌダルク)号の旗章であり、オフィシャルサプライヤーとして正式に使用を受諾されています。


ですが、ここで追加情報があります・・・・・・



実はこのフィルーズダルボー社、今年の夏ごろに倒産してしまいました・・・

その連絡を受けた時は愕然としたのですが、なんとか同じフランス国内の

カットソーメーカーが買い取ってくれました。

でもすべての工場とすべての従業員を賄うことはできず、

機械の一部とそれを扱う一部の従業員が残った感じだそうです。

そのため納期が大幅に遅れ、また機械が限定されてしまったので、

作れるアイテム数も激減し、希少性が高まる結果となってしまいました。



ホントにね~、なんでこう良い物(俺が良いと思う物)って消えていきますかね・・・

先日も某お取引会社様から、「ダイアリーズさんがオーダーする物って全然売れないんですよ~www」と、

全く悪気なく言われたので、ホント俺もなんで店やってけてんのかなって思います!w



と、話は逸れてしまいましたが、詳しく見ていきましょう。

創業者一族の名を冠した「BREST」。 同族経営の道は途絶えてしまいましたが、

同じ機械と同じ人間が作っているので、以前と同じままですよ。

ブランド説明にもあった通り、カットソーではなくニットなんです。ニットソーといったところ。

裾口もご覧になると分かるのですが、こちらは縫い代を取ってないんです。

なんていうか、まあ実際に見てもらえれば分かります。

裾口もリンキングしただけになっています。

だから着心地は、みなさんが「バスクシャツ」と呼ぶあの硬くてザラザラした生地とは正反対で、

しっとりサラサラでストレッチ性にも富み、非常に着心地が良いのです!

なので非常になじみがいいのがこのカットソーの特長。


次はボーダーカットソーの肝といっても過言ではないネック周り。

ネックのヘム幅(折り返しの縫い代)が湾曲しているので、クラシックさを感じます。

ボートネックの語源て、ネックがボートの形って言われているけど、

もしかしたらこのネックのステッチの形あればこそだったりして!?!?!?


さらに!ブランド説明でも気になる「商標登録された縫製仕様」が肩の部分。

前身頃と後身頃を重ねて生地をこの部分だけ2重にして縫製してるんです。

たったそれだけのことなんですけど、それを何十年も前からやり続けてたことに価値があるんだと思います。

「商標登録された縫製仕様」が、まさにこの部分なんですね~!



そして次に語れるウンチクがこちらのディテール。

これがなんと戦艦ジャンヌダルク号の旗章で、しかもオフィシャルで使用を許されています!

またジャンヌダルクって名前がズルい!

調べてみたら本当にありました!当たり前ですけど!

カッコイーーー!

そして紋章もありました!

よく見るとヘリコプターって書いてありますが、

なんとヘリコプターを発着させることができる空母なんだって!すげぇ!!!



あとはおなじみの左腕のピスネームですね。

この辺はもうバスクシャツテンプレ的デザインだわ。ご多分に漏れずって感じで。

でも、タグの作りこみで熱意があるかどうかも分かる気がします。

最近のブランドは、シンプルでオシャレなタグが多い中、

こういう絵画的な刺繍をほどこした気合を感じるブランドタグってだけで評価!

羊は原料となるウールを表し、ヨットは漁師の夫が着るものという意味を表し、

そして手編みから始まったことを表現しているのかもしれません。

なんてストーリーに溢れたブランドなんでしょう!!!



というわけで着てみました。

ま、なんてことないんですけどね。

世の中にあふれているなんてことない物だからこそ、

その背景にあるストーリーごと着るのはいかがでしょうか?

ここでいう「ストーリーを着る」というと、例えばセントなんとかみたいな

有名ブランドだと、どちらかというと「ブランドを着る」に寄ってしまいます。

あまり知られてないメーカーだからこそ良いんですよね。

ま、なんといっても結局は着心地が最高なんですけどね!

気が付くとこればっかり着ちゃうので、むしろ着ないようにしてます!www

本当は色んな色が欲しいんだけど、いっぱい持ってるとコレばかり着そうで怖いし、

いつも同じ格好は洋服屋としてどうなの?と思うので、ジレンマですね~w





それではまた。お店で会いましょう。