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diaries blog | QUILP by Tricker’s(クイルプバイトリッカーズ)| Oxford Plain Shoes

※3/10(水)・3/11(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜の自粛中につき、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。)

※コロナ対策実施中です。




ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「メンチカツの日」だそうです。

何度も言いますが、つくばで揚げ物惣菜買うなら「マルゲンミート」です。

でも、DIARIESの隣にある「ブッチーミート」のハムカツも侮れませんね。

ヴィーガン最高!




じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】QUILP by Tricker’s(クイルプバイトリッカーズ)

【アイテム】Oxford Plain Shoes

【価格】¥106,700–(税込)

【コメント】

1年半ぶりに届きました!!!

QUILP by Tricker’s(クイルプバイトリッカーズ)!!!

本来であれば、昨年の9月に届くはずだったのですが、コロナの影響により半年ほど遅れてしまいました。

もちろん当店は納品が遅れるからってキャンセルなんてしませんよ!

この靴は、自称不朽の名作ですからね~~~!

別に秋冬だけでもないし、なんならハーフパンツに合わせるのが好きだし。



というわけで、前回買い逃してしまったお客様もお待たせしました!

2016年春夏より取扱いを始め、非常に多くのお褒めの言葉を頂戴しているクイルプ。

デザインを自由にいじることができるのに、今年も全く同じです!

決して思いつかなかったわけではりありませんよ!

これ以上手を加える必要のないところまで来てると私が思っているだけです!

こだわっているんです!と、クリエイティビティに乏しい私が申しております。

それでは、1年ぶりのご紹介となりますので、じっくり詳しく説明してまいりましょう。

まずはブランド紹介からどうぞ。

QUILP(クイルプ)は、デザイナー・森下正雄氏によりMODEとARTISANを具現化した

アイテムをリリースするTWO-FOUNDATIONの中の1つのレーベルとして設立されました。

ブランド名の由来は、1800年代のイギリスの小説家・Charles Dickensの作品である

「The Old Curiosity Shop(骨董屋)」の登場人物・Daniel Quilpから。

QUILP by Tricker’sは、ロンドン・ホルボーンにあるThe Old Curiosity Shopを運営する

靴デザイナー・木村大太氏の協力を得て、ある木型を作成することから始まります。

その木型というのが、80年代から90年代にかけてロンドンで大旋風を巻き起こした

靴デザイナー・ジョンムーアからインスピレーションを得て作られた物でした。

その木型を元に、靴の製作をイギリスを代表する靴メーカー・Tricker’sに依頼し

出来上がった唯一無二の靴がQUILP by Tricker’sです。


というブランドです。


クイルプの靴の取り扱いを始めたそもそものきっかけは<

「TENDERに合いそうな靴は他にないかな~」という理由から。

ちょうどその頃、テンダーから靴のコレクションが消えてしまったんですよ。

なら自分で探すかって感じで。

どうしようかなと迷っている時に、2つの出来事が重なり取り扱いを決めました。



まずは偶然ご紹介いただけたこと。

とある展示会でクイルプの靴を実際に見ることができ、聞くと友人なので是非ご紹介したいという話に。

実物をその時初めて見たのですが、そりゃもう一目みたら忘れられない存在感!

次にとあるニュース。

ルイ・ヴィトン2015年秋冬コレクション 「クリストファー・ネメスの世界」

これがちょうど取り扱いを始める半年前の出来事で、展示会でクイルプを見てオーダーを決めかねていた時。

まさかヴィトン(というかキム・ジョーンズ)が俺のことを後押ししてくれるとは!?(←完全なる勘違い)

ジョンムーア、クリストファーネメス、ジュデブレイム。

中学生の頃にBoonを読み始めたものの、ヒップホップスタイルが受け入れられなかったので、

モッズやパンクをはじめとしたロンドンのファッションに傾倒していきます。

そして高校生の時にカートコバーンが死に、その重要性を理解しないまま、

僕らはブリットポップの波に飲まれていきました。(同時にエアジャムにもね!)

そんな90年代初頭、異彩を放っていたのがネメスのジーンズとジョンムーアのブーツ。

高校生の僕にはとても手が出る代物でもなかったので、

代官山のReady Steady Go!に行って手に取るのが限界でした!!!

あの時の情熱をもう一度!という思いがムクムクを湧き上がってきて、

こりゃもうやるしかないっしょ!!!となったんです。



ちょっと話が逸れちゃいましたが、そんな偶然が重なりやっと届いたのがこちらの靴。

ご覧の通り、このポッテリしたトゥ(つま先)が特徴。

これです。この木型。

デザイナーの森下氏がこの靴を作り出したのは約10年前で、ちょうどその頃はイタリア靴が市場を席捲。

シュッとした木型が多い中、誰がこんな靴を履くんだと思われていたそう。

そんな時から作り続けていたなんて、パンクですね。

そしてまたこの靴の面白いところは、オーダーするお店のテイストが顕著に表れるということ。

どういうことかと言いますと、お店ごと(それこそバイヤーごと)に細かくオーダーができるんです。

木型は1種類ですが、靴のタイプが20種類。

プレーントゥやウイングチップだけでなく、ブーツやギリーなど様々。

そして革・ウェルト・アイレット・ソールなどなど、その組み合わせは無限大。

そのため不思議と全く同じデザインが生まれないそうなんです。

優柔不断な私なので、これは時間がかかりそうだなと思ったのですが、

いざ考え始めると10分程度ですんなりまとまりました。

これは名作の予感・・・

相変わらず売れる売れないではなく、単純に私が履きたい靴ってだけでオーダー!すいません!

選んだのは内羽根式。

私の足はワイズも広ければ甲も高いので、いままで内羽根の靴を履いたことがなかったんです。

しかし、このワイズでトリッカーズであれば、内羽根でも十分いける。

そして内羽根の方が、この靴の肝であるトゥのボリュームが

より強調されるのではないか?という理由から。

でもトゥのボリュームの強調したいという部分ではまだまだやるべきことがあります。

ボリュームのあるつま先を強調するためには輪郭をハッキリさせないといけないと思い、

ウェルトとソールの色はブラックの反対であるナチュラルに、さらにはレザーのダブルソールを採用。

トリッカーズの靴はダブルにすると重たくなるので、シングルにしようかと迷ったのですが、

これもやはりトゥのボリュームと、アッパーの存在感に負けないようにダブルを、

そしてウェルトにはRaisedタイプ(一般的にはストームウェルト)を採用しました。

力強い絵には、同じく力強い額縁が必要なようにね!

さらにはこの内羽根と革底の組み合わせで、クラシックな雰囲気にしたかったという理由もあります。

ですのでアイレットもブラス(真鍮)にし、ウェルトとブラスの色が

もうちょっとくすんで色が馴染んできたころが、私の考える完成形。



ちなみに何でクラシックにこだわっていたかというと、ちょうどこの靴をオーダーする時に、

テンダーのサスペンダーパンツを見つけたというのもあるのですが、、、

QUILPの特長であるMODE色をちょっと抑えて、

できるだけdiaries寄りにできたらいいなという考えがありました。

様々な装飾ができるにも関わらず、できるだけそぎ落としたデザイン。

出来上がりを見て、これはdiariesらしく仕上がったのではないかと思います。

当然私も履いておりますが、 レザーソールなのでダブルソールにも関わらず、

ダイナイトやコマンドソールほどの重さは感じません。

馴染ませるのが楽しみです。

また気になったのが革。

こちらはボックスカーフなのですが、いつものトリッカーズよりもしなやかでキメが細かくて、クオリティが高そうだなと思いました。

他のお客様にも言われたので、私の希望的観測ではなく本当かもしれません!?

Quilp by Tricker’sが他のトリッカーズと違う点がこんなところにも。

インソールには、トリッカーズの職人によるカリグラフィーが手書きで描かれています。

これも好きなポイント。ご覧の通り、毎回字が違うところとか!

こんな手書きのインソール、エンツォ・ボナフェの靴くらいでしか見ませんからね!


箱も特別仕様!

QUILP・・・デザイン

mode and artisans・・・コンセプト

TWO-FOUNDATION・・・会社名

Tha Old Curiosity Shop・・・監修

Tricker’s・・・制作

といったところです。

もはや映画のエンドロールのようですね!

確かにそれだけストーリーが感じられる靴だと思います!

まず甲が高い私が履きたかったゆったりした内羽根の靴。

そして靴のリリースをやめてしまったTENDER Co.のジーンズに合う靴。

そんな思いで別注をかけたクイルプですが、実際は予想以上の代物でした。

どの辺が予想以上かというと、「合わせやすさ」にあります。

今年の夏も暑かったのですが、ハーフパンツに合わせてもカッコイイんです。

また革底なので、汗をかいてもそんなに蒸れません。

これはレザーソールの特性ですね。革自体が呼吸をしてくれるので、蒸れにくい。

そしてオックスフォード(ローカット)なので、靴の中の湿気も抜けやすかったのです。

そして合わせやすいというポイントは履き口の低さ。

かかとの部分が実は通常のトリッカーズより1cmほど低いのですが、

たったこれだけの変更点で、こんな重々しい革靴なのに軽さを与えることができているんです。

この奇跡の1cmのおかげで、だいたいどんなパンツとも合わせられるようになったんじゃないかな~と思うわけです。

そして、俺にはデザイナーなんて絶対無理だと思いました。

ここを1cm削るなんて思いつきようがないですもん。

俺はセレクトしかできません!誰にでもできるお仕事です!w

いや~それにしても履いた履いた。

そしてこうなりました。

見ればわかると思いますが、左が新品で右が私物ね。

シューレースはTENDER Co.の白いヒモに変えちゃいました。

ドクターマーチンぽいでしょ!?www

アッパーとウェルトのコントラストもご覧の通り。

コバが張ってるから、ウチみたいな小さい店で仕事してるとガンガンぶつけるし、

展示会に履いていけば5,6kmは軽く歩くからもう味が出ちゃって出ちゃって。

でもそれでいいんです。このタフさがトリッカーズのもう一つの魅力ですから。

ちなみにコバもクリームを付けて磨いてるので、ツヤツヤです。

ダブルソールにしたおかげで磨き甲斐がありますよ!

靴の中を見ると、しっかり私の足型になってきてるのが分かります。

甲高・幅広の俺にピッタリだな・・・

でも、インソールのカリグラフィーが消えてきちゃって寂しい気持ちも無きにしも非ず。

厚みのあるレザーのダブルソールも、馴染んじゃうと違和感を全く感じませんね。

厚みがあってもしっかり反ってきます。

こうなるとだいぶ歩きやすくなりますね。

歩きやすいし合わせやすい。これ以上他に何が要りますか!?

ワーク、ミリタリー、ドレスダウン、ストリート、あらゆるジャンルの洋服に合わせられ、

なおかつ品良くまとまり履き心地も良い。

個性が強いのに汎用性もある。普通はぶつかる要素なのにね。

当店で一番高い靴ですが、しょうがないですね。死角が見当たらない!!!!!

とはいえ、5年も同じデザインを続けていると、さすがに完売しなくなってきますね。

ですので、今回で一旦オーダーをストップするかもしれません。

欲しいお客様に行き渡った感があるなぁ。。。

なので、気になってるお客様はお買い逃がしの無きよう、本当にお願いします!





それではまた。お店で会いましょう。