Blog

KUON(クオン)のWide Pants

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「温泉の日」だそうです。

というわけで、浅草へは研修で参ったのですが、お目当てはコチラ!

AMUSE MUSEUM

何のミュージアムかというと、あのKUONでおなじみ!BOROのミュージアムなんです!!!

ま、この蛍堂からのBOROミュージアムのコースは、お客様から教わったんですけどねー!

M田さんありがとうございます!!!

 

でもこのミュージアム、2019年には建物の老朽化で閉館してしまうそうなので、

是非ともみなさんも行った方がいいですよ!

私もBOROの知見がより深まりましたので!

 

例えばコレ。

ボロというよりか、コギン。刺し子のコギンで刺しこぎんですけど。

南津軽なので、愛する弘前あたりでしょうか?

ものすごい緻密なパターンに圧倒されます。

 

さらに驚いたのがこちら。

刺し子の糸がふっくらしてるでしょ?

ざっくり言うと二重刺し子。刺し子の上に刺し子したんだって。

それはもちろん生地を丈夫にするために。すごいわ、コレ。

 

で、かっこいいのがこれね。

虫に食われないようにするために最初から藍染めで染めるのですが、

抜けてきたら自分でまた染めるそうです。つまり後染め。

それはファッションではなく、生きていくためのやり方。

 

で、もっとカッコイイな!と思ったのがこれなんですけど。

黒くなるまで何度も藍染めされたコギン。着るのは年長者。

これもね、黒くするために作られたわけではないんです。

長く着るほど、つまり年長者ほど愛を重ねて染めるので、黒くなっていくそうなんです。

年長者=偉いから黒を着るのではなく、自然とそうなってしまう。

すさまじいですね。

カッコいい!なんて言ってる場合じゃありません。

生きるため。命とともに育まれた美しさ。

衣服というものは、着る人の命を表すんだと改めて理解しました。

 

というわけで、この流れだったらもうKUONの紹介しかないですね。

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】KUON(クオン)

【アイテム】Wide Pants(Click!)

【価格】¥32,400-(税込)

【コメント】

diariesでもすっかりおなじみとなったKUON。

さらにファッション業界でもちょっとした?いやかなり?注目度を上げています。

しかも日本だけでなく、おそらく世界で先に認められちゃうかも???

ま、世界がどうとか、売れるブランドがとかはどうでもいいので、ウチは今まで通りですけど。

お客様に楽しんでもらえれば、何でもいいです。

 

そんなKUONの定番のワイドパンツ。

そして数シーズンに渡りリリースされてきた、テント生地のワイドパンツ。

とうとうテント生地の在庫がなくなってしまったようで、

ひとまず今季でテントクロスのワイドパンツは終了します。

なので、ちょっと多めに在庫を用意しましたよ!

 

それでは詳しく見ていきましょう。

こちらはKUONが作るワイドパンツ。

太目のパンツブームも手伝ってか、数々のワイドパンツを目にする中、個人的に好きなディテールがこのプリーツ。

ステンカラーコートなどの背中にみられるような「インバーテッドプリーツ」をパンツに応用しています。

例えばグルカパンツのようにタックを1つ2つ設けようがなんでもいいんですけど、

やはりこのような(自分史上)見たことないディテールにはやられちゃいますね。

 

で、もちろん見たことないディテールってだけで反応しているわけでもございません。

まずはアイキャッチで面白いとは思うものの、それがなぜ?同機は?が重要。

デザイナーさんに聞くもよし、セレクトする私が勝手に意味を見出すのもよし。

 

今回、このプリーツが理にかなってると思ったのが、素材との組み合わせ。

使用している生地はなんと「1950年代のチェコスロバキア軍のデッドストックのテント生地」!

なので、この何ともいえない古臭い色。これぞまさに「オリーブドラブ」ですね!

ちなみにオリーブはオリーブで緑っぽい色ですが、ドラブ=Drab=くすんだという意味です。

くすんでますね~!

 

まだ面白いのが、テント生地をそのまま使用しているので、

テントを張るときに使うであろうボタン跡が残ってたり、

変な場所で生地が切り換えられてたり、

ここなんて、テント張る時に使われるであろうロープが入ったままなんです!

すでに出てますが、このロープのアタリもヤベエェェェェ!もうアソコがテント張りそうです!!!(キモい)

 

このようにデッドストックということもあり、まだまだ色落ちが楽しめます。

 

そこで先ほどの「理にかなっている」という部分。

先ほどのインバーテッドプリーツ部分が色落ちしたらどうなるか?というのを想像してみてください。

プリーツの内側だけ色が残ってその周りの色が薄くなり、プリーツが深くなるほど色が濃く残って、グラデーションがかったアタリが出てくる。

自分で言ってて気持ち悪いとしか思いませんが、洋服好きならそのストーリーがたまらないのではないでしょうか!?!?!?

もうね、それを想像したらこのパンツを取り扱わない理由はないよね!

 

というのは、俺みたいな服変態のミクロな見方。

オシャレになりたければ、ディテールばかりにこだわってないで、シルエットとかをちゃんと見ましょうね~。

 

履いてみるとこんな感じです。

ズドンと太目。

TENDERでいうところの132ワイドのようでもあり、

フランス軍のM-47のカーゴポケットを取ったようなシルエットでもあり。色が近いからね。

とはいえ、ただ太いだけじゃなく、履き心地といいかなり洗練されています。

これはどこがどうだから洗練されているとは、言葉で説明はしにくいです。

もちろん落ち感だ抜け感だのといった言葉は使いませんが、

どこをどうすればこのようなシルエットになるかというのは、作った本人も説明するのは難しいのかもしれないですね。

足して引いてを繰り返して悩み抜いた分、その服が持つオーラや雰囲気といったものが伝わってくる気がします。

この秀逸なパターンメイキングは、パリコレにも出展しているkolorで鍛えらえたものでもあるのでしょう。

 

ちなみに裾はこんなんなってます。

ジグザグステッチ。

アタリが出てもかっこいいですが、太目のパンツだとどうしても裾口がヒラヒラしがち。あれは俺も苦手です。

なので、これをやってくれると、ヒラヒラが収まっていいな~と個人的には思いましたよ。

このパンツを手にして思ったのは、KUONはBOROだけではないってことです!

是非着てみてほしいですね~!!!

 

そうそう、素材がテント生地ということで、ウォッシュをかけてあるもののワックスがしっかりとしみこんでおり、

50~60年前の生地といえど、まだまだ水を弾いてしまうそうです。

なので、雨の日にもよさそうですね!

 

 

それではまた。お店で会いましょう。

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2018