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Russell Moccasin(ラッセルモカシン)のRegatta Boat Shoe -triple vamp-

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「靴の日」だそうです。

なんとか復旧。

ブログ書きます!

 

というわけで連休をいただきましたが、展示会やプライベートでもガッツリ予定が入っており、寝不足で倒れそう!

そして寝る時間を惜しんで旧交を温めた俺はやっぱり優しい奴。www

そして行ってきたのはジャーナルスタンダード渋谷店のクロージングパーティー。

(言い方が)ダサい〇〇ローンチパーティーなどは多いけど、クロージングパーティーってなかなか無くてイイネ!

 

実際には移転なわけだけど、渋谷店がクローズするというのは、僕ら同期にとってはちょっとした事件だったりします。

 

というのは、ジャーナルスタンダード(以下JS)渋谷店が出来たのは1997年のこと。

そこから株式会社ベイクルーズの快進撃が始まります。

お客さんとして初めて訪れた時は、そりゃもう「濃いお店」で。(商品もスタッフもね)

特にB1フロア。

バイヤーがやりたいことを、これでもかってくらい表現する贅沢なスペースでした。

実際に店舗としてもフラッグシップ的な立ち位置で、渋谷店でしか見ることができない商品もあったり。

ワーク、ドレス、アウトドア、ヴィンテージ、リメイクなんでもありで、独特の感覚でセレクトされたその世界観が好きだったんです。

だからその頃のJSを知ってる人がdiariesを見ると、「JS渋谷の地下っぽいよね?」と言われたりもします。

でも全然悔しくないし、やっぱそうだよな(苦笑)ってなりますね~。まさに原点ていうやつです。

 

そんな場所のクロージングパーティー。

20年の足跡とともに自分が歩いてきた道を重ね合わせると、今自分がいる場所が見えてくるかな~と思って。

こんな茨城の片田舎で店やってると、正しいことできてるかな?って不安になりますからね。

でも東京は東京で、こうやって残っていて欲しい物が無くなっていって、

流れが速すぎてこれまた不安になりますけど!www

 

なので備忘録を兼ねて!

JS渋谷店B1フロアの階段下。この場所に、他のメジャー商品からは隠れるように、ひっそりと置いてある商品が好きだったんです。

そう聞くと、あ~diariesぽいな~って分かるでしょ!?笑

そしてこの日はMUROさんがDJで盛り上げたりと、趣向を凝らした演出がたくさん!

万美さんという素敵な女性がライブペインティング的に書いたJSと潤。

なんでこの潤という漢字を選んだか知りませんが、個人的にはK原さんのことかな?と。

いうなればミスターJSみたいな人。最初から現在まで、ず~っとJSの面倒を見てきた人。

最も長くバイイングをやってきた人なので、この業界のメーカー関係の人は殆ど知ってると思います。

そんな重鎮ですが、退社して10数年経った今も、俺のことを覚えててくれる良い人!

覚えててくれるから良い人!w

そしてしょうもないスタンダード!wwwww

このユルさがぽいね~!最高!

さよならこそが人生だ

自分がいる場所を確認して分かったことは、やはり今を大事に生きることだけだったね。

ありがとうジャーナルスタンダード渋谷店。20年間お疲れ様でした。

 

 

それではdiariesに帰りましょうー!

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Russell Moccasin(ラッセルモカシン)

【アイテム】Regatta Boat Shoe -triple vamp-

【価格】¥92,880-(税込)

【コメント】

今日は奇しくも靴の日!

お待たせしました!まさかの入荷です!オーダーから2年半待ちましたよ!!!

ホントにどうしようもないですね!しょうもないラッセルモカシン!(パクリ)

実は昨年届いたブラウンのタイプと同じタイミングでオーダーしたのに、全っ然届かなかったやつ!

やっと届きました~!

1年ぶりとなってしまったので、改めて詳しく紹介してまいりましょう。

まずはブランド紹介からドウゾ。


Russel Moccasin(ラッセルモカシン)は、1898 年にアメリカのウィスコンシン州に設立。

創業者のWill Russell氏が、森林伐採作業を行うきこりのために、ハンドメイドでブーツを作ったのが始まりでした。

そのクオリティーは、すぐに他のハンター達にも評価されるようになり、ラッセル社の評判が広がります。

その後、1920 年代に加わった Bill Gustin 氏の手腕により、

現在の製品群に近い幅広いラインアップが開発・生産されるようになりました。

設立から 100 年以上たった現在でも、昔とまったく変わらない製法で、

少数の熟練した職人によりすべての靴が作られています。

もちろん、ラスト(靴型)の制作、皮の裁断から縫製にいたるまでの全工程が手作業で行われています。

また自分達が作るモカシンシューズに誇りを持って「True Moccasin Construction」(=真のモカシン構造)と呼んでいます。


というブランド。

その中でも、ラッセルモカシンならではの作りであるダブルヴァンプまたはトリプルヴァンプにこだわってセレクトしたいのですが、

既に廃盤となったと言われている(実際に雑誌などでも公表されています!)トリプルヴァンプ。

 

実はちょっとした裏技がありまして、詳しくは企業秘密なのでここでは申し上げられないのですが、

(あ、もちろん店頭でならちゃんとご説明しますよ!お気軽に!)

この「Regatta Boat Shoe」というモデルに限り、今のところはトリプルヴァンプで作れるらしいのです!!!

とはいえ、ラッセルモカシン側がトリプルヴァンプを初めとした生産が非効率なアイテムは減らしていくという

経営方針は変わらないままなので、「今のところは」と言わせていただきます。

 

さらに個人的にはラッセルモカシンの立ち位置って、オンリーワンどころか「孤高の存在」という気がします。

それには何点か理由があるんですが、先ずはモカシンに誇りを持ったブランドというところ。

ラッセルモカシンって、厳密に言うとワークブーツではなく、飽くまでもアウトドアブーツの部類に入ると思うんです。

例えるならレッドウイングよりもダナーに近い存在。

だけどダナーみたいにハイテク素材に走らないところが、ラッセルぽいなーと思うんです。

またモカシンシューズのメーカーだと、よく知られるミネトンカとかクオディ、J.L.クームス、アローモカシンなど

様々なブランドがありますが、どれもインディアンインディアンし過ぎてて、コーディネートが限定されてしまうんですね。

(ちなににクームスってのはこんなの。SS木様が、なんとお父様から譲り受けたもの!もう無いブランドだけに、見かけたら即ゲットしたい。)

さらにモカシンシューズって、日本人にとって馴染みが薄いのか濃いのかよく分からないところがあって、

このモカシン独特の縫い目が苦手だったり、おっさんくさいと言う方もいれば、

若いころ履いたけど、もう履かないよねとおっしゃる方もいます。

そんな中、モカシンにプライドを持って、ローテクな技術で作り続けるラッセルモカシンは、孤高の存在だなと思うんです。

そして、ラッセルが孤高の存在と思える、もう一つの理由はその製法。

キーワードは「ダブルヴァンプ」または「トリプルヴァンプ」。

ここからいきなりラッセルモカシンの核心に入ります。

先ずは、ラッセルモカシンの靴の中を見てください。

内側のレザーが、ぐるっと足を包み込むように貼られているのが分かりますか?単純に縫い目が見えません。

それでは普通のモカシン(私物のQuoddy)の靴の中です。

(小っちゃいこと言いますが、このクオディのモカシンの写真は私物なので、これをご覧のお店さんは勝手に画像を使わないように!

自分で買って識りましょうね!お互いガンバロー!)

普通はこうですよね?ヴァンプ(甲)と全体を包む2枚の革で構成されているのがモカシンですから。

(※Quoddyクオディだって、立派なモカシンシューズメーカーですよ!)まさにこの構造こそがラッセルモカシンの真骨頂だと思うんです!

ラッセルはこれらを「True Moccasin Construction」(=真のモカシン構造)と呼び、

自分たちの作るモカシンこそが、真実のモカシンなんだと言ってるんですね。

そして今回入荷してきたトリプルヴァンプは、その中でも最高峰の作りになっているんです!

ラッセルのホームページにはこんなイラストもあります。

左から、「シングルヴァンプ」「ダブルヴァンプ」「トリプルヴァンプ」。

シングルはよくあるモカシンですが、靴底が付いてるだけでも素晴らしいです。

で、次にダブルと来るんですが、本当はシングルヴァンプとダブルヴァンプの間に

「ダブルモカシン」っていうのもあるんですが、後ほど紹介するのでお待ちください。

ダブルヴァンプになると、足をぐるっと覆う革があるのが分かります。

さらにトリプルになると、ダブルのさらに外側に「モルデッドソール」という革が付くんですね。

 

なんでここまでやったかって、防水性と耐久性を高めるため。そんだけ。。。

HPを和訳して隅々まで呼んでも、それ以上の理由が見えて来ません。。。。。

でもたったそんな事までのために、ハイテク素材を使わずここまで頑張っちゃう、

不器用でちょっとおバカなアメリカがたまらなく好きなんですよ!!!

ぶっちゃけ!こんなに革を重ねたら重量も相当なものになるし、重いなんてのはアウトドアで致命的ですから!

だからラッセルモカシンファンの中には、トリプルヴァンプ派とダブルヴァンプ派がいるそうです。

確かに、軽さと耐久性のバランスはダブルヴァンプの方がいいかもね?

そうそう、展示会ではメーカーさんが分かり易くディテールを説明する為に、大事な靴をぶった切ったサンプルがあるんです。

 

これがトリプルヴァンプの断面図。

ご覧の通り、革でグルッと足をカバー。柔らかく包み込まれる感覚です!

 

次がダブルヴァンプの断面図。

普通のモカシンの中に、もう一枚革がグルッと巻いてあります。

これが、ラッセルモカシンが「革の靴下を履いているよう」と表現される理由。

 

そしてダブルモカシンなるものもございます。

通常のモカシンの下部に、さらにもう一枚革が縫い付けられているのが分かりますか?

これがモルデッドソール。

実はこのダブルモカシンで作られた靴は、ぱっと見ではトリプルヴァンプと見分けがつきません。

たまに知らないで?騙されて?ダブルモカシンを買ってトリプルヴァンプを履いていると思い込んでいる人も見かけます。

そうならない為にも、このブログを書いているわけなんですけども。

で、ダブルモカシンとトリプルヴァンプを、内側を見ないで見た目で見分ける部分がここ。

ヴァンプとなる内貼りを縫い合わせている部分が、うっすらと浮き出るんです。俺はもうこれがないとダメ・・・

 

とまあ、以上がラッセルモカシンの魅力になります。

True Moccasin Constructionを称するラッセルモカシンの矜持ってわけです。

 

 

前置きが長くなりました。

以上を踏まえまして、今回入荷してきたラッセルモカシンは、diaries別注アイテムになります!!!!!

これがRegatta Boat Shoeです!

このレガッタボートシューは、海や川などのレジャー・スポーツシーンで使うことを考え作られたシューズ。

防水性を目的とすることから、この靴はトリプルヴァンプ構造となっており、耐水性のあるクロムエクセルレザーを使用しています。

履き口が広めのデザインは、通気性を良くすることで濡れた足も乾きやすいように、

また使うシーンに合わせ、紐の締め具合でタイトフィットからルーズフィットまで調整できるように考えられています。

というもの。

 

そして今回はdiariesの別注アイテムになります。

別注を思い付いた理由をご説明します。

先ほどのレガッタボートシューの説明を読むと、ラッセルモカシンが作ったいわゆるデッキシューズだということが分かるかと思います。

デッキシューズであるということは、ブレザーなどややドレッシーな着こなしにも合うようにしたい。

その為には、今のままではちょっと野暮ったいね。

ということで、ワイズとソールをいじってみました。

当店は普段、Eワイズをオーダーすることが多いのですが、Dワイズにすることで、ややシャープな印象に。

この方がブレザーに合うかなと思って。

 

そしてソールはというと、

ビブラム社のものながら、あまり日本国内では流通してない「シルバトソール」を搭載しました。

理由は、いつも付いているビブラム2060ソールではワーク色が強すぎるのと、厚みがあるから。

それに比べ薄いながらも耐久性があること。さらにはヒールがしっかり付くのもポイントです。

革靴に寄せたってことですね。

 

全然ドレッシーじゃないじゃんと言われたらそれまでですが、

「クロムエクセルを使用したトリプルヴァンプ」という非常にボリュームのあるアッパーなので、

薄けりゃいいってもんでもなく、上とバランスが取れる下のソールが必要だったんです。

そして今回できあがったのが、こちらのラッセルモカシン・レガッタボートシューというわけ。

いや~~~そりゃもう満足してます!!!

デッキシューズなので、夏の間はショーツとの相性は間違いないです!

そして本来のコンセプト通り、ブレザーなどのドレスカジュアルでも合わせてほしい!

ああ・・・ワーク×ドレスという部分では、1ST PAT-RNにも合いそうだなあ。。。

 

このトゥルン!とした内側!

トリプルバンプでしか味わえませんよ!(本当はダブルバンプでも味わえるけど!www)

 

 

それではまた。お店で会いましょう。

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