【商品説明】
二等辺三角形を背負って。
Isosceles(アイソセレス)とは、二等辺三角形のこと。どこが二等辺三角形かというと、肩から袖口にかけての縫製部分。
なぜこのようなことになるかというと、1枚の生地を折り紙のように折りたたみながら立体感を出して縫製しているからです。
最初はT字型のシルエットで、肩幅は水平、そして袖幅が非常に広く作られていました。そこから肩に傾斜をつけるために、首の付け根から肩の頂点にかけて三角形に折りたたみます。次に袖。袖は先細りに仕上げるため、袖口に行くに従い折り畳む幅が広くなっていきます。こうして折り畳まれた部分を縫うと、首元を頂点に、袖口が底辺となる二等辺三角形が形成されるのです。
ボタンはTENDER Co.オリジナル。特大サイズの黒い「ジガーボタン」で留められています。
ジガーボタンとは、日本語で力ボタンのこと。力ボタンとは、コートやジャケットの裏側に取り付ける小さな補強用ボタンのこと。表の大きなボタンと一緒に縫い付けることで、生地にかかる負担を分散し、布の破れや糸のほつれを防ぐ役割を持ちます。
生地は、タッターソールを元にTENDER Co.の解釈で作られたオリジナルファブリック。
タッターソールとは、1766年にイングランドのニューマーケットで設立されたタッターソール馬オークションにちなんで名付けられました。クリーム色の地地に黄色、緑、青のチェック柄が配されたこの生地は、もともと馬用毛布に使用されていましたが、ベスト、そして後にシャツ用として人気を博し、ウールと綿の混紡で製造されていました。伝統的なタッターソールを元に作られた「ウールストライプ・コットン・タッターソール」は、地色はエクリュ色のヘリンボーンで、青、緑、黄色の粗紡ウールをストライプ状に織り込んでいます。生地が織り上がった状態では、ヘリンボーンはタテに、ストライプはボーダー状に配置されていますが、あえて生地を90°回転させ横使いしています。そのためヘリンボーンは横方向に走り、ストライプが生まれるのです。
使用した染料はウェルド染めというもの。ウェルド染(Reseda luteola)は、ヨーロッパおよび西アジア原産のもので、少なくとも紀元前1世紀から黄色染料の原料として用いられてきました。それは古代ローマ人によって広く使用され、特に祭りの衣装や、竈の火を司る女神・ヴェスタの巫女たちのローブに用いられました。この黄色い布は、女神ヴェスタの炎を象徴していたそうです。染色方法によって、ウェルドはくすんだマスタード色から鮮やかなレモン色までの色合いを生み出すことができます。
※染めムラ、また生地の中にネップ等が多く見られますが、製品の不良とは認識しておりません。ご理解のある方のみお買い求めください。
【ブランド】
TENDER Co. / テンダーコー
TENDER Co.の服は、アンティークのワークウェアや機械、特にイギリスの蒸気機関車時代のものがルーツになっています。またテンダーとは、蒸気機関車において、石炭や水を積んだトラックのことで、機関車と車両を繋ぐ車両のことを言います。またテンダーは、イギリスを縦横無尽に走り回るための十分な燃料を積まないといけない為、よく鍛えられた鉄によって、あり得ない程頑丈に作られていました。そしてTENDER Co.の服には、それらを研究しデザインし、製造から着るところに至るまで、頑強さといったテンダーの要素が落としこまれています。TENDER Co.の服は、機関車のテンダーのように丈夫で、常に身に付けハードに使ってほしいアイテムですが、そのアイテムが内包する歴史や物語をリスペクトしてほしいという願いもあります。Tenderは、ただ単に古い服をデザインソースにしたレプリカブランドではありません。例えば、なぜヴィンテージ服が珍重されるのか、その製品の裏に隠れた重要な背景を表現しています。ほぼ全てのヴィンテージワークウェアに、また長い間提供され愛されたのはジーンズです。ジーンズの原点は、19世紀半ばのサンフランシスコ北部の金探鉱で、ハードワークに耐えられるようにテントのキャンバスから造られたのが始まり。ですがデニムの歴史家によると、これはほとんど作り話なんだそうです。というのは、私たちが認識しているデニムの歴史は、リーバイスを筆頭に様々な企業が、ハードワークにも使える着心地の良いオーバーオールの必要性を、アメリカ製部の金鉱労働者に植え付ける為の宣伝文句に過ぎません。当時の広告を見ると、ネバダ州の金鉱労働者には「銀の岩と、金のヒモ、銅の山」が送られると約束されてました。ですが、まさかそんなことあるはずありません。Tenderは、そのような既成概念に対抗し、また新たにデニムの歴史に書き加えられるブランドです。デザイナーは、William Kroll(ウイリアム・クロール)氏。元々は「EURO EVISU」(エヴィス・ジーンズのヨーロッパ部門) にてデザイナーをしていました。またスーツで有名なSavile Row(サヴィルロウ)でもテーラーリングの技術を学んだこともあります。さらにデニムを極める為、デニムの聖地と言われる岡山県は倉敷市児島で、デニムの生産も学びました。現在は、イギリスのセントマーチン(University of the Arts London Central Saint Martins College of Art and Design)において、デニムの講師を勤めています。
【サイズ・寸法】
3・・・裄丈93cm、胸囲142cm、着丈73cm
4・・・裄丈93cm、胸囲144cm、着丈75cm
※注意※
手作業採寸・素材の性質上、多少の誤差がございます。
【カラー】
WOOL STRIPE COTTON TATTERSALL/DRAB WELD
【素材・産地】
コットン95%、ウール5%
アメリカ製
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