ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「明太子の日」だそうです。
ちょっとご無沙汰してしまいました。。。すいません!
年末年始の疲れがどっと来てしまったみたいです。
寝込んだの何年振りでしょう。風邪ひかないのが取り柄だったんですけどね~。
ひとまず2016年最初の出来事は!!!
「風邪をひき、寝込む。」
じゃ、気を取り直して商品紹介します!
ちょっとテンションがあがるやつでいきたいですね!
ドウゾ!
【ブランド】astorflex(アスターフレックス)
【アイテム】Greenflex
【価格】¥27,000-(税込)
【コメント】
何度も言わせていただきますが、今年は本当に靴が当たり年でですね、なんかこう今まで溜まってた分が一気に集まっちゃったような感じです。
そんな中、トップバッターを飾るにふさわしいのはコチラの靴。
久々に、スエードシューズで定番として扱っていきたいなと思うブランドが、イタリアから届きました。日本初上陸です!
まずはブランド紹介からどうぞ。
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astorflex(アスターフレックス)は、1816年にイタリアはロンバルディア州にあるマントヴァ県のカステルダーリオという小さな村で生まれました。
Travenzoli家が古くから伝わる靴づくりを継承し、現在6代目となるFabio氏により世界最高のデザートブーツが作られています。
製法はIdeal製法(ステッチダウン)を得意とし、デザインから生産まで一貫してイタリアで行われています。
ブランドの根底に流れる2つの哲学。
一つは「エコフレンドリー」。
ベジタブルタンニングされたレザーや、パラゴムの木から採取した樹液で作るナチュラルラバーソールなど、
できるだけ自然に負荷をかけない素材を用いています。
さらに着色剤や溶剤などの化学薬品は一切使用しておりません。
二つ目は「ファッションアイテムではなく道具としての靴」。
これは流行に流されないデザインと、あくまで快適に歩くための道具としての靴を作るという考えです。
また道具は優れたクオリティとともに、適正価格で買えなくてはならないとも考えており、
ローカルな職人や工場との信頼関係を大事にしています。
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いいですね~!グッと来たよ俺は!
まだまだ世界にはこんなブランドがあるんですね~。
創業200年とは驚きです!なんで今まで日本に入ってこなかったのか!?
その商売っ気の無さも魅力的なんですけどね!
見た目はシンプルなデザートブーツですが、背景には並々ならぬ信念が隠れていました。
いつも言いますが、シンプルなアイテムほどセレクトするのが難しい。
既に定番ブランドとしてク〇ークスが君臨する中、なぜこれを選ぶのか。
このブーツからは、一目見た瞬間から説得力がありました。
それでは詳しく見ていきましょう。
まずは素材。
主に使用する革はヨーロッパでベジタブルタンニングされたもの。
原皮をオーク樹皮やミモザなどを合わせた溶液に1か月以上浸し、自然乾燥後に獣脂とアニリンを使い、
バレルの中で柔らかくしていきます。
この方法は高コストで時間もかかるため、現在ではほとんど用いられませんが、
丈夫でさらに「呼吸をする」革が作られると言われています。
というのがメーカーさんからの情報。
なるほど、TENDERが使用しているBakerのレザー並みに手が込んでいますね。
またそんな話を聞かなくても、スエードのクオリティを見ればすぐに良さが分かります。
スエードといえば起毛が特徴ですが、その起毛が非常に細かい。
例えるならブリスベンモスのべロア生地のよう。
高品質なスエードってどんなの?と思ったら、まずはこれをご覧になって欲しいくらい。
本当に素晴らしいです。
また履いた感じも柔らかく、馴染みもよる足にフィットするので、歩きやすいし疲れにくいですね。
さらに!実はレザーのケアも表革より簡単だったりします!
スプレー2本でOK!
それで雨の日もガシガシ履けちゃいますよ!!!
実はスエードブーツって、かなり機能的だしオシャレ。
あえてスエードを合わせるという抜け感がいいですね。
アッパーの説明をしたので、お次はソール。
こちらのクレープラバーソールは、やはり天然の生ゴムです。
夏に紹介したエスパドリーユ・Don Quichosseと同じく、柔軟性を保つために、
またブランド紹介で説明した化学薬品を使わないという信念から、
混ぜ物がない生ゴムなので、ソールの色は全てこれになります。
使用するラバーの原料は、ブラジルの「パラゴムの木」の樹液です。
余談ですが、パラブーツのパラってブラジルのパラ港から来てるよね?確か。
ゴムの木は、ブラジルのパラ州が原産だそうなので、パラゴムっていうみたいです。
閑話休題。
外側は分かりました。
次は内側。
これまた素晴らしいのが、ライナー(内貼り)は全てレザー。
足を入れた瞬間に幸せになります!
またその分滑りやすいかもねと思う方もいらっしゃるかと思いますが、
ワイズはやや細目でフィット感はよく、ちゃんとしたサイズを選んで紐を締めれば、
靴の中で足が滑ることもないと思います。
インソールは入っておりませんが、うっすらスポンジが仕込まれているよう。
もともとパラゴムのラバーソールだけでも履き心地はいいので、インソールを後から入れる必要はナシ!
甲が高めの私ですが、紐をキツめに締めても痛くありませんでした。
ラウンドトゥでそこそこボリュームもあり、合わせやすいと思います。
私物のクラークス(湾岸戦争)とパドモア&バーンズと並べてみた。
フィット感の良さは、履き口の狭さかな?
足首でキュッと締まるのでフィット感が高まりますが、靴の中はちゃんと空間が取れています。
また比較的ロングノーズに見えるようになっているので、体型の割に足が小さい私もバランスがとれますね。
このノーズを長く見せるデザインは、イタリアぽい特徴が出てますね!
イタリアのデザートブーツっていうだけで、ちょっと面白い。
最後に、スペアのシューレースまで付いてます。
しかもロウ引き。
本当はもっと色を用意したかったのですが、絞りに絞ってWhiskyとNero(black)の2色をご用意しました。
あ~もっと俺に余裕があったら、お客様にももっと楽しんでいただけるのにと思いますが、
ひとまず俺が今履くんだったら、このどちらかで悩んでしまう2色にしました。
それではまた。お店で会いましょう。