1830年頃、マーガレット・ロウィノンキー・ヴィンセントが、靴・ミトン・スノーシュー・トボガン(ソリ)を製造するために工房を設立しました。ファーストネーションであるカナダの先住民・ウェンダット族が、ビジネスに進出した大きな転機でもありました。そして1878年のこと、モーリス・セバスチャン・アグニオランは、同じくスノーシューやトボガンやモカシンを製造する初の大手メーカーとして、モーリスバスティアンを設立しました。彼は、ウェンダット族の実に 80%以上を雇用しました。ついにウェンダット族が、近代商業として成功を収めると、1883年から1896年にかけて、モーリス・セバスチャン・アグニオランがウェンダット族の総首長になりました。その後4世代に渡り続き、2022年からは同じくヒュロンウェンダット族のジェイソン・ピカール・ビネに経営が任されています。