Ohio Knitting Mills
今から約100年前の1927年に創業したオハイオニッティングミルズは、アメリカの象徴的なデパートであるSears、SaksFifthAvenueや、同じくアメリカの有名ブランドであるPendletonやVanHeusen等のニットウェアを手掛け、当時アメリカで最大のニットメーカーの1つとして名を馳せていました。運営していたのはストーンランド家。ピーク時は、オハイオの編み物工場はほぼ全都市部を網羅し、1,000人以上の労働者を雇ってたほど。3世代に渡る76年の間、ニットウエアを作り続けていました。しかし、他の多くのアメリカ衣服メーカーと同様に工場を縮小。21世紀の初めに、ストーンランド家は機械と設備のほとんどを売ってしまいました。しかし2005年にデザイナーであるStevenTatarがストーンランド家の家族と出会ったことで、アメリカのファッションと職人の技が光るタイムカプセルを開けることができました。なんとストーンランド家では、今まで作ってきたニットウエアのサンプルが大切に保管されていたのです。
1940~70年代のユニークなアーカイブには、男性、女性、子供向けのセーター、製紙工場の独特な布の見本、オリジナルの手描きの写真、何十年にも渡って製造を記録した写真が含まれていました。2006年以来、Steven Tatarは、オハイオニッティングミルズの話を伝えていく氏名を担い、そして今日、新しい世代のためにアメリカ製のモダンニットを生産しています。こうして新たなスタートをきったものの、残念ながら昨年に生産が終了してしまいました。デザインや編み方等、どれもユニークなものばかりです。是非ご覧ください。
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