diaries blog | Gloverall(グローバーオール)| The Monty -70th anniv.-

※12/16(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

 

 

突然ですが、お知らせです。

まだ今月も半月ありますが、お正月のイベントのお知らせです!

今回のお正月イベントは、OLD TOWNの受注会になりました!!!!!

新規取り扱いブランドで、殆ど誰も知らないイギリスのブランドの受注会!

さて、誰が来てくれるんでしょうか???

 

いや~去年は「押し売り半額セール」という大風呂敷を広げてしまい、自分を追い込みすぎてしまいましたので、

今回はかなりマニアックで誰にも伝わらないようなイベントにしようと思いました。反動ですね。

もちろんセールはやりません。ということは、今回も買い付けには行きません。

だってまだコロナ怖いし、そもそも古着が流行っちゃったからテンション上がらないし。

2022年の立ち上がりは、のんびりやりましょうかね?でも1月2日から営業しますけど!

 

それでは改めまして告知です。

OLD TOWN order exhibition 2022S/S

期間:2022年1月2日(日)~1月10日(月・祝)

OLD TOWNの受注会を行います。オーダーの際、デポジットとして1着につき5000円をお預かりいたします。


イギリス人でもなかなか買えないイギリスの服。2022年の最初にお披露目するブランドです。
蒸気機関車が走るHoltという町で、Williamの手により作られるその服は、
昔ながらのブリティッシュワークウェアの面影を残しつつ、さらに洗練されたパターンと縫製で仕立てられています。
ロンドンに住むOLDTOWNのファンは、小さな町の小さなショップに片道4時間をかけて訪れます。 流行を意味するファッションとは程遠く、入手するのが面倒でも、それでもどうしても欲しくなる不思議な魅力を持つ服。 しかし取り扱うといっても、店頭に商品は並びません。オーダー会期間中にサンプルだけが並びます。
完全受注生産にして生産数は限定的。
あまりに不便すぎて、これほどまでに着た人にしかその良さが分からない服も、そうそうないのではないでしょうか。 一見さんお断りのような、決して敷居の高いブランドではないですが、
一見でこの服の良さを分かる方がどれくらいいらっしゃるか楽しみです。


ちなみにWilliamと言っても、TENDER Co.のWilliamではないですからね!www

個人的にはずっと欲しかった服なので、とっても楽しみ。

みなさんに分かりやすく言うと、テンダーとファーストパターンの間に位置しますよ。

お楽しみに!

 

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Gloverall(グローバーオール)

【アイテム】The Monty -70th anniv.-

【価格】¥83,600-

【コメント】

また言われてるよ!!!

「えっ?今更???」って。

いや別にウチの店、マイナー服専門店ではないですからね!wwwww

どちらかというと「自由なセレクト」を求めているわけで、マイナーでジャンクなブランドもあれば、

未だ知られざる一級品もあるけども、でもやっぱり「これぞ」というものもあるんですよ。

それが結果として玉石混交というスタイルになっているわけなのですが。

 

というわけでラベンハムに続き、誰もが知ってるイギリスの定番ブランド・グローバーオールです。

まずはブランド説明からどうぞ。

第二次世界大戦終結から5年後、手袋やツナギの卸売り業者であったハロルド・モリスとフレダ・モリスは、

大量の軍用ダッフルコートを仕入れ、キャンプやレジャーウェアの店に卸したところ、瞬く間に完売しました。

その成功を受け、彼らは独自のダッフルコートを製造するために設立されたのが「グローバーオール」です。

マスターテーラーの息子であったハロルドは、ダッフルコートを洗練したデザインにするため、

留め具をジュートロープから革へ、裏地はイタリアのチェック生地へ変更しました。

現在はダッフルコートのトップブランドとして、世界にその名を轟かせています。


というブランド。

改めて見るとグローバーオールって色々と興味深いんです。

だって、創業は1951年と意外に新しくない?

例えば今回ご紹介するMontyはイギリス軍のダッフルですが、別にグローバーオールが作っていたわけではないんですよね。

それがまさか戦後にイギリス軍からダッフルを引き取って、一山当てていたとは!?

そのくせ今やダッフルコートの代名詞となっているから凄いです。

そしてグローバーオールという名前。

今でこそちょっとお高いイメージが付いてますが、グローバーオールの名前の由来は「グローブ」+「オーバーオール」ですからね!www

ブランド説明にもある通り、手袋(=glove)とツナギ(=overall)を取り扱っていたから。

結構ユルいでしょ!!!

ロゴとかも今どきにしちゃって、何カッコつけてんだよ!って感じ。w

 

そんなグローバーオールですが、今回は70周年記念モデルとなっております。

一発当てただけのくせに、やたら重厚感出してるロゴがムカつきますね~~~!

しかし今回は、創業のきっかけとなったイギリス軍のダッフルコートを忠実に再現したもの。

これは禊か!?!?!?

イギリス海軍のダッフルコートといえば、MONTYとなります。

MONTY(モンティ)とは、バーナード・モンゴメリーの愛称。

バーナード・モンゴメリーとは、ノルマンディー上陸作戦以後、元帥・参謀総長・NATO軍服最高司令官まで勤め上げたほどの人物

そんな彼が好んで身に着けていたのがダッフルコート。

よって、このデザインのダッフルコートはモンティと呼ばれるようになりました。

この右の人がモンゴメリー将軍

5人揃ってフルモンティ(違う)

デザインの特徴は、ウエストより上の位置にトグル(前を留めるやつ)が来ること。

そしてトグルは丈夫なジュート麻で、持ち手はウッド。これが軍物らしいディテールになります。

軍物らしいディテールは見えない部分にも。

補強のためのヘリンボーンテープにブランド名のステンシル。

やっぱりイギリス物にはヘリンボーンがよく合います!

それにしても軍物を作った事ないくせに、それっぽくしててムカつきますね!(でもカッコイイ・・・)

まあでも、これでは着ずらいと思ったグローバーオールは、トグルをレザーのロープとホーンに変えて、

裏地をイタリアから取り寄せたチェック柄にしたところ、さらにダッフルコートが売れて、

今の地位になったんだから、やっぱりすごいんですね。

 

あと下部のストラップ気になりますよね?

ちょうどこの位置にあるということは?

こうして風でめくれないようにするんです!!!!!

これで、先ほどのようにトグルが上半分しかなくても、

強い風が吹く船の上でも(イギリス海軍だからね)寒さから身を守ることができるんです。

なので、現代の使い方としては、これでバイクに乗ったらカッコいいかな~?と思って。

古いベスパとか乗ってみたいよね。→K.B.SCOOTERS(Click!)

 

とういわけで着てみました。

Knit/S.N.S. Herning (Fisheman short zip) ¥40,700-

Pants/1ST PAT-RN (Covert) ¥46,200-

Shoes/Russell Moccasin (Sporting clays chukka)

おそらく20年以上ぶりにダッフルコートに袖を通しましたけど、軽い!!!!!

最近のダッフルは軽くなりましたね~!全然疲れなそう!

こちらのダッフルはイタリアのウールを使用し、軽く暖かく仕上げているそうです。

イタリアのウールを使うというところも、創業当時からのこだわりなのかもしれませんね。

製品タグまでミリタリーぽくこだわっています。

サイジングもちゃんとミリタリーに寄せてくれてて、変に細くなく、しっかり野暮ったいシルエットなのが最高です!

思えば少し前に流行った細身のダッフルって着たこと無いんですよね。

若い時も古着のダッフルだったから、やっぱり野暮ったいし。

どうにもダッフルの入りがオアシスだったので、ルーズな感じが好きなのかもね~

気になる方は是非!

 

 

 

オンラインショップはコチラ→☆

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。