※7/17(木)・7/24(木)・7/27(日)・7/30(水)・7/31(木)は、休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)
※今後のイベント日程は以下。
8月中旬にLOUNGE ACT(2026年春夏&秋冬分)のオーダー会を開催致します。
12月上旬にアンティークウォッチフェアを開催致します。
1ST PAT-RN & UTILITY SPECIFICATIONS
ORDER EXHIBITION 2026SS at DIARIES
2025.07.18(金)-07.23(水)
12:00-18:30
1ST PAT-RN 2026年春夏のオーダー会を開催致します。
今回は、これまでよりさらに1ST PAT-RNとUtility Specificationの立ち位置が明確になり、素材とデザインが際立っています。
1ST PAT-RNで使用される生地は、ヴェネト州とロンバルディア州で織られた物。
Utility Specificationでは、主に日本製の生地を使用しています。
また人気のベストも3型に増え、生地と色を加えると19パターンからお選びいただけます。
さらに最も力の入り具合が見られるのは、ウィメンズコレクション。
こちらも1ST PAT-RNとUtility Specificationのラインがあり、スカートやベストが新登場!
生産が止まっていたネクタイも再開し、フルラインナップでご覧いただけます。
※オーダーの際、1着につき10000円をデポジットとしてお預かりいたします。
※情勢不安や工場の都合により、生産がキャンセルとなる場合がございます。
製品がご用意できなかった場合は返金させていただきます。
※納品は来年2月~3月頃を目安にお考え下さい。
※サンプルの到着が遅れた場合、期間が短くなります。その際はSNS等でご案内いたします。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「虹の日」だそうです。
今年は電気グルーヴは出ないので、誰かのDJで虹を苗場で聴けたらいいなと思います。
というわけで本日はヒマでしたので、営業中にオーダー会の準備が完了致しました!泣
今回はウィメンズラインのスペースが倍くらいに増えてると思います!
僕の記憶では品数は過去最大かも?
だからといってメンズが物足りないということは、もちろんございません!!!
特筆すべきはベストが増えたことと、さらにまた生地が一新されたこと!
その変化があまりにも早すぎて、ちょっと待ってくれよと思う時もあります。
しかし、以前伺ったのは「デザイナーは常に新しい物を作り続けなければならない」という信念を持っていること。
またクリスティアーノも60歳を越えているということを考えれば、作れる間に、自分のアイデアが具現化できる内に、
やれることを最大限やらなければならないという、並々ならぬ覚悟があることは想像に難くありません。
また僕が思うに、この次から次へと新しい生地を生み出す姿勢というのは、
「イタリアの素晴らしい生地作り」を後世に伝えていくためなのではないか?と考えています。
技術者の高齢化や生産コストの増大などの問題は、世界中で起きていることですからね。
今無理をしておかないと本当に次が無くて、そして一度失われてしまうと再生することが非常に難しいので、
せめて作品とそのレシピだけでも遺そうとしているんだろうなあと思うんです。
そんな熱い思いから届けられた生地の中から、個人的にはこの3種が気になります。
まずはドレッシーな1ST PAT-RNラインから。
ピンストライプを再解釈した、立体的なストライプとメッシュのような透け感が同居する不思議な生地。
これでベストを作ったらブラウンズビーチみたいなのになと思ったのですが、ベストは作れませんでした!
こちらはNot a Denimの流れを汲むキャンバス素材。
デニム同様、どんな形に乗せ換えてもカッコいいに決まってますね!
最後は機能素材。夏のウィンドウペンもいいもんでしょ!?
などなど他にもたくさんございますので、是非ともご来店下さい!金曜日よりスタートです!!!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Monastic(モナスティック)
【アイテム】Benoit
【価格】¥31,900-
【コメント】
祝!再開!!!!!
自分たちが暮らす修道院の建物の修理のために、2年弱止まっていたサンダルの生産が少しづつ再開しております!
突如、「修道院の工事も自分達でやるから、サンダル作ってる時間が無いので、一旦止めますね~(ニコッ)」という連絡ともにオーダーストップとなった修道院サンダル。
それが予想より早く終わったようで、早速届きました!!!
それでは久々の紹介となるので、ブランド説明からどうぞ。
フランス南西部は、ヴォクリューズ県バローにあるサンマドレーヌ修道院によって、
フランス南西部・ロット=エ=ガロンヌにて2002年に分院として設立されたサントマリードラガルド修道院では、
レザーサンダルが修道士の手により生み出されています。
聖ベネディクトの教えを守り、oraetlabora(祈りそして働け)という考えの中、
昼に7回、夜午前3時半に一度、世界の為に祈りながら与えられた仕事に精を出します。
祈りの時間以外での製作になるためにあまり数量は作れず、月に100足から150足が生産されるほどです。
主要なフランスの靴ブランドの専門家の助言を受けて、
僧侶たちはシンプルで調和のとれたラインを備えたさまざまなモデルのサンダルを開発しました。
すべて修道院で作られ、修道士が伝統的な方法で作っています。
修道院は絶対的に美しく、根本的に純粋で、庭に立つヒノキ、そして空との永続的な対話の中で過ごし熟考を重ねます。
こうした僧侶たちが作り出すサンダルは思慮深くとても丁寧に手作りされています。
通常は1年を通して履かれる靴であるため、夏以外は厚い靴下とともに使用されています。
革は主にヨーロッパ(アイルランド・ドイツ)のものを使用し、フランスのなめし工場で製造されています(白以外はベジタブルタンニングレザー)。
というブランドになります。
まさかのフランスの修道院から!?!?!?
これまたストーリー性がありますねーーーーー!
厚みのある革を使用して作られたシンプルなレザーサンダル。
ストラップの厚みはユッタニューマンにも引けを取りません。
そしてレザーはアイルランドまたはドイツより取り寄せた原皮で、
フランス国内で鞣(なめ)されたベジタブルタンニングレザー。
限りなくフランス製にこだわって作られています。
修道院で作られているだけに、そこまで商業的でもなく、生産は1日に5~9足しか作れません。
なのでうっかり流行ったりなんかしたら、ウチのような弱小店には回ってこなくなる可能性もあるので、
できれば教えたくなかった。でも紹介しないと売れないしな・・・ていうパラドックス!
人って罪な生き物ね。
同じく商業的でない部分として、メンズは型も1つしかありません。
そして商品名はBenoit(ブノワ)。
中世(西暦500年頃)の修道院長・聖ベネディクトの名を冠しています。
聖なる名前ですが、清い心の者でないと履けないわけではありません。
昨年、ヌメ革が全然売れなかったんですけど、やはり無垢なイメージだったからですかね!?
罪のない者だけがヌメを履けよ。というわけではないんですけどね!
どうせ黒しか売れないってこと はじめからそんな分かってたよ
なので今回もブラウンにしました。ええ、日和りましたよ。
本当はヌメでオーダーしたかったんですけどね。今後はどうしようかな。
なぜそんなにヌメにこだわるかというと、あのサンダルがイメージにあるからなんです。
フランス軍の1950年代のサンダルになります。
7年前に当店に入荷してきたアイテムなのですが、
すっごい気にったんですけどマイサイズについぞ巡り合うことができず。
でもなんとなく「最終的には作るしかないんじゃないか?」という予感がしたので、
デッドストックの状態で取っておいたんです。
この3本のストラップで、後ろ2本がクロスするタイプ。
これがね、探すと全然なくて。
キモは後ろのクロスするストラップ。
もしオリジナルで作るなら、グイディレザー使おうと思ってた。
とまあ、それくらい気に入ってたサンダルと同じデザインで見つかって、
not only「同じフランス製」but also「修道院謹製」というオマケまで付いてきた!
こんな会心のバイイングなかなかないってくらい、キマッターーーーーーーって感じ。
履けば履くほどフィットする約3㎜厚のレザー。
さらには甲高幅広の日本人にピッタリの木型を使用しています。
なので、例えばユッタニューマンはDワイズしかなくて、甲高幅広で履けない方が何人かいらっしゃったのですが、こちらのサンダルなら大丈夫だと思いますよ!!!
ちなみに履き込むとこのようになります。
まさに道具として、ファッションの枠を超えてその人の一部になるまで使われています!
暑くてパキパキのレザーもクタクタに。
踏みしめられたフットベッドのツヤは、どんな靴磨きよりも美しいと思うのです。
この革の削れも愛おしい。足を守ってくれたんですね。
ストラップの裏の毛羽もエッジも、見事にフラットになっています。
ここまで履き込んでくれて、本当にありがとうございます!M村さん!
もちろん修理もご相談下さい!!!
最後に、レディースモデルもございます。
こちらはメンズよりは細い木型を使ったScholastica(スコラスティカ)というモデル。
先ほどの妹分みたいなアイテムなんですけど、
このScholasticaという名前も、Benoitの双子の妹の名前だそうです。
なんかもうこのサンダル履いていれば、ご利益いや神のご加護がありそうな気分。
今までのこと悔い改めて、正しく生きようと思います。
聖なるサンダル、いかがでしょうか?
それではまた。お店で会いましょう。