diaries blog | TENDER Co.(テンダー)| Type731 Skewed crew neck pullover

※4/20(木)は休店日です。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「女子マラソンの日」だそうです。

本日も忙しくさせていただきました!ありがとうございます!!!

4月ということで、新しくお見えになるお客様が多い気がします。なので、いつも以上に気を引き締めて集中しており、ちょいと疲れ気味。

そんな時に必要な、癒されるお店がオープンしたのでご紹介いたします!!!!!

それはコチラのお店、アロマショップのecho(エコー)さん。

場所は、セブンイレブン手代木店の向かい側の怪しい小屋。笑

もともとは工場みたいな場所だったのが、いつの間にか素敵な建物に様変わりしました。

というのも、実はechoのオーナーは、DIARIES旧店舗時代からお世話になってるLabour and Wait Furniture Service(Click!)のO山ご夫妻なんです。

そりゃもう内外装ともに雰囲気出まくりのカッコイイお店になるわけだわ!!!

そしてこちらがechoの入り口。

当たり前ですがいい匂い。こちらで好きなエッセンシャルオイルを自分で調合することもできます。

そして目を引くのがこの装置。

なんと蒸留器!?

これでエッセンシャルオイルを抽出できるのだそう!

今の時期のローズマリーを蒸して、

それがこのグルグルガラスで冷やされ、

途中に溜まった上澄みの油分だけがエッセンシャルオイルになり、残りは下に流して化粧水などに使えるそうです。

というように、アロマの嗅覚だけでなく視覚(インテリアや店舗設計など)や触覚(化粧水やハンドクリームなど)まで楽しめる、

今までつくばに無かった(知らないだけかもしれないけど)とっても素晴らしいお店が、誕生したというわけです!!!

先日ご紹介したCasa Neroと合わせて、要チェックでございます!!!!!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】TENDER Co.(テンダー)

【アイテム】Type731 Skewed crew neck pullover

【価格】¥52,800-

【コメント】

店頭では、ようやく春物が全て出揃ったところです。いやいや納期も大分送れたね。

というわけですので、まだまだご紹介できてないヤバい奴、結構あるんですよ~~~~~!

そしてやっぱりDIARIESのヤバイ担当といえばTENDER Co.です。

久々にセレクトしたTENDER Co.のニットは、やっぱり今回も常軌を逸しておりました。笑

こちらは、衣類としては「あって欲しくない斜行」をデザインに取り入れたコットンニットになります。

例えば70年代ごろまでの古着のTシャツのように、身頃がねじれているものを想像してほしいのですが、あれが「斜行」です。

なので現代のほぼすべての衣類は、斜行しないように考えて作られています。Z撚りとS撚りの糸を双糸にするなどしてね。

しかし今回のTENDER Co.のニットは、ありえないほど斜行させて、デザインへと落とし込んでいるんです。

本来左側面にタテに走る縫い目が、斜めになって前に来てしまっている。

これってそういえばジーンズでも起こりますよね?ミミが前の方に来ちゃってるでしょ?

おそらくここからインスレーションを得たんだと思うんです。

このねじれが面白いから、ニットでやっちゃえって・・・

でもこんなの日本でやってくれる工場あるかな?って思うんですよ。

基本的に工場や職人さんていうのは「ちゃんと作る」ことが仕事であり使命じゃないですか?

だけどこのニットは、ちゃんと作ることとは正反対のムチャクチャB品を作ってくれというオーダーになってしまうんです。

そもそもあり得ないオーダーだし、工場も怖くて引き受けたくないと思うんですよね。

俺みたいな生産の素人が工場に頼もうとしたら、ふざけんな!って怒られそうですもん。笑

なので色んな意味で「アリエナイ」アイテムなんですね。

B品を超えるとA品どころかS品になる。さすがテンダーでございます。

ちなみに糸の原料は、TENDER Co.が定番で使用しているシャツ用のキャリコ生地と同じ糸です。

これがまた難しいのですが、「編まれるため=ニット用の糸」ではなく、「織られるため=シャツ用の糸」を使用することで、

編まれる時にわずかに撚りが解かれ、毛羽だった独特の風合いとなります。

そして「編まれる時にわずかに撚りが解かれ」た糸をウォッシュすることで、ギュンギュンに捻じれが置き、とんでもない斜行を引き起こすことに成功したそうです。

 

なんじゃそりゃ?笑

 

ボディ自体は、れっきとしたスコットランドのニット工場で編まれているのですが、

その工場の人たちも、まさか自分たちが作ったニットがこんな状態になっているとは夢にも思わないだろうな~?

そして最後に「マースブラック」という染料でオーバーダイをかけました。

マース=Marsとは、古代ローマでの戦争と農業の神の名前ですが、鉄の神様でもあり、マースブラックが鉄由来の染料であることにかけています。

1800年代後半に開発されたマースブラックという染料は、植物や動物由来の黒色顔料とは異なり、磁鉄鉱(マグネタイト)に由来する顔料で、当時の芸術家達に使用されてきた染料だそうです。

 

今回のニットは、それこそアーティスティックすぎますね!笑

だけどニットなので着心地は普通に良かったです。

こんなシンプルなアイテム1つとっても、ちゃんとテンダーらしさが出ているから、改めて素晴らしいブランドだと思いますね。

 

そしてDIARIESのお客様もやっぱりちょっとぶっ飛んでて、商品はラスト1点になってしまいました。

気になる方は、お早めにご覧ください。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。