【商品説明】
昨年より、都内から岩手県へと製作拠点を移してから初めてとなる2023年春夏のコンセプトは、
「寛永2年(1625年)より受け継がれる”鈴木盛久”」
盛岡の地で続いてきた伝統と技術。そしてその代によって、自分の色を探求し唯一無二の鉄器を生み出す職人・鈴木盛久。伝統が重んじられる世界で新しいことに挑戦することは、多少なりとも他者から異端と見られることもあるものの、自身の表現、そして次世代へつなぐ大事な行動であり想いでもあると考える。技術はもちろん大事で大前提、そしてその技術を使って己を表現できなければやはり自分でなくてもいい。製品を通し、「自分はこうだ!」という意思が伝わってくる鈴木盛久の作品の数々は、人を魅了します。そしてまたGorschもその製作過程に携われればいいなと思い、Modelに選びました。令和6年より第16代の時代が始まります。
・Schmiedとは
ドイツ語で鍛冶屋を意味します。鉄器を作る工程で鉄を打つということはないのですが、鉄にまつわる仕事ということで、まずは鉄を扱う職業の服についてリサーチを開始。主にドイツの製鉄現場を描写した本、また岩手各地の南部鉄器工房の資料写真、そしてドイツやフランスなどのヴィンテージ服を参考にし、Gorschが思う鉄器工房での作業服を想像しデザインされています。
・生地
コットンリネン 経(タテ)・緯(ヨコ)共に綿麻の混紡糸とネップ糸を使用し、麻のカスを自然に残しつつ織り上げています。洗い加工によって柔らかい風合いになりました。夏の工房内はとても暑くなります。少しでも涼しくなれるもの、かつ作業着になりうる生地を選びました。
・ Schmied Waist Coat
南部鉄器の過去の写真を見ていると、ベストを一番上に着ている職人が多いことを発見。割と肩幅が狭いデザインが多く、その特徴を活かしてデザインを行う事に。肩幅は少し抑え、しかしアウターとしても使えるように身幅は肩幅とのバランスを考えた上で、ややゆとりのある大きさにし、バランスを考え前身頃を後見頃よりも長くしています。また、当時のドイツの製鉄所では作業着がツギハギの物が多く、そのうちの1枚に映っている作業着の腰ポケットがアイデアの元となりました。ポケットが後身頃から続いているように見えるようデザインされ、またそれはベントの役割もあります。前端や首ぐり、アームホール端にあえてステッチをかけず、柔らかい雰囲気を強調しています。ステッチもデザインの一つと考え、端から端まであえてかけていない場所もあります。アームホール底のカーブは機能的な理由はなく、デザイナーの遊び心。
【ブランド】
Gorsch
ゴーシュという名のとある仕立屋見習いの物語。ある日屋根裏で見つけた古びた足踏みミシンと仕立ての道具、そして3着のジャケット。ゴーシュは、今は亡き祖父が仕立屋だったことを知る。祖父の仕事姿を思い描き、それは憧れに変わり、そして同じ道を歩み始めた。腕はまだまだ未熟だが、仕立技術の向上のみならず、様々な異国に移り住み、異文化に触れ、感じたままにゴーシュらしい物作りに励む。故郷に想いを馳せ、いつの日かその地での物作りを通して、様々な国の人々に “Gorsch” を楽しんでもらいたい、そんな事を想いながら、世界のどこか片隅で日々腕を磨いている。
【サイズ・寸法】
46・・・肩幅41.5cm、胸囲108cm、着丈67cm
48・・・肩幅43cm、胸囲112cm、着丈68.5cm
50・・・肩幅44.5cm、胸囲115cm、着丈70cm
※手作業採寸の為、多少の誤差がございます。
【カラー】
Ash
【素材・産地】
綿56%、麻44%
日本製
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