Kanell

Kanell|Bonaparte/Vintage jersey|Pastel/Sky

Kanell2202-0154-70
SIZE
  • 商品説明

    【商品説明】
    薄いブルーのラインを数えてください。ボディと袖の部分が21と15。これには理由があります。
    様々な文献を紐解いていくと、このボーダーの本数に意味と制約が存在することがわかりました。
    フランスの英雄である「ナポレオン・ボナパルト」。英雄が残した戦勝記録が36勝。
    船乗りのユニフォームとして愛されてきたマリンボーダーを、1858年にフランス軍が公式に制服に採用した際、ナポレオンの戦勝記録に敬意を表し、「ボディに21本と袖に15本のボーダーを配し、その合計が連勝の同数である36本になるものが正式なマリンボーダーであると規定した」と、当時の海軍仕様書に書かれていました。(本数は太い部分で数える。)
    そうなると、マリンボーダーの聖地フランスで受け継がれる真のマリンボーダーとは?の答えの一つとして、このマリンボーダーが当てはまるのではないでしょうか?
    でもこの本数、文面上では簡単ですが、服の生産者からすると、頭を悩ませる規定となりました。
    それは服のサイズです。XSとXLの着丈の長さで例えるのならば、20cm以上もの違いが発生します。全てのサイズにこの21本のボーダー全てを入れ込むのは、その都度ボーダーの幅を調整しなければならず、生産のロスと労力を伴う作業は実現可能なものではなかったそうです。そのため、ヴィンテージ市場でもほとんど目にすることができない幻の一品となりました。
    1923年、フレンチマリンボーダー発祥と言われるブルターニュで産声をあげたKanellでは、その編み機の特性を活かし、ボーダーのピッチを微調整して、すべてのサイズを「新のマリニエール」として再現することができました。ヴィンテージにも出回らなかった真のマリンボーダーを復活させたのです。
    また白とブルーのボーダーに、フランス由来のパステル染めを施しています。フランス文化を詰め合わせたようなカットソーに仕上がりました。
    ■Pastel Bleu■
    Pastel Bleuは、ホソバタイセイ(isatis tinctoria)を用いた染色方法で、「世界最古のブルー」と言われています。その起源は古代エジプトまで遡り、16世紀末にインド藍(タイワンコマツナギ)が輸入されるまで、
    ブルーを表現できる唯一の染料としてヨーロッパで重宝されていました。パステルは、まずホソバタイセイの葉を摘み取り、すり潰し、乾燥させた後、その繊維を発酵させ、グレープフルーツ大の大きさに丸めます。そしてできたのがCocagnes(コカーニュ)という染料の塊。コカーニュは、金にも並ぶ貴重な物として、大切に扱われてきました。パステルの一大産地であったフランス・Toulouse(トゥールーズ)はその産業で栄華を極め、そのブルーは富の象徴とされ、ナポレオンは彼の軍隊の制服にパステルブルーを用いました。しかし、バクテリアを用い発酵を促しながら進めるコカーニュ作りや染色作業は、非常に熟練した技術が必要で、安定した色を出すためには、天候や気圧にまで注意しないといけません。そのため、16世紀末に安価で扱いの用意なインド藍がアジアから大量に輸入されることで次第に衰退し、さらにドイツで合成インディゴ染料が開発されることで、技術の伝承は完全に潰えたかに思われていました。しかし後年、この失われつつあった伝統技術を継承すべく、数名の有志がPastel Bleuの復活を試み、成功させます。現代でもこの技術を扱える職人は数えるほどしかいませんが、そのスピリットは確実に次の時代へと受け継がれています。
    ※手染めの為、色むらがございます。ご了承下さい。
    ※最初の内は色移りしますので、白いものとの洗濯やコーディネートは避けて下さい。

    【ブランド】
    Kanell
    フランス北西部に位置するブルターニュ。そこで暮らす若き青年Pierre Brestは、複数のアパレルメーカーのセールスマンとして働きながら、ひとつの構想を思い描いていました。ブルターニュに古くから伝わる横シマ模様のニットセーター。船乗りに愛され続けるこのセーターは当時からフランスを代表する象徴的なマリンウエアの一つと考えられていました。その当時このアイコニックなセーターを商業化しているメーカーは他になく、ピエールはそこに大きな可能性を感じていました。意を決したピエールはセールスマンを続ける傍ら、Kanell Industrielという個人会社を立ち上げ、知り合いの工場から中古の編み機を買い取り、自社での製品製造の可能性を模索していきます。試行錯誤を続ける中で、現代にも引き継がれる様々なディテールを備えたモデルの原型が生まれます。のちにブランドをアイコンとなっていくモデルの原型はこの声に産声をあげました。これらのモデルを引き下げ、1923年、ピエールは自身のブランド”KANELL”を立ち上げ販売を開始。得意のセールスにより徐々に取引先を増やしていきました。それはブルターニュに最古のマリンボーダーメーカーが生まれた瞬間でもありました。ビジネスが軌道に乗り始めた1927年、ピエールは正式に彼の会社を法人化、社名とブランド名を刷新し、さらにビジネスを加速させていきます。新会社は順風満帆に成長を続け、フランスで認知される傍ら、その特徴的なディテールからデザイン面での評価も高く、国内外のデザイナーからも支持され多くのコラボレーションモデルを生み出しました。時を経て現在、様々なマリンウエアブランドが誕生するなかで、ブルターニュ最古のマリンボーダーブランドとして、ピエールが思い描いた理想のマリンウエアを今一度具現化すべく原点回帰し、彼の生み出したオリジナルブランド”KANELL”が一世紀の時を経て再始動します。

    【サイズ・寸法】
    XS・・・裄丈71.5cm、着丈57.5cm、胸囲88cm
    S・・・裄丈75cm、着丈62.5cm、胸囲96cm
    M・・・裄丈79cm、着丈65cm、胸囲102cm
    L・・・裄丈82cm、着丈67.5cm、胸囲104cm
    XL・・・裄丈83.5cm、着丈68.5cm、胸囲115cm
    ※手作業採寸・素材の特性上、多少の誤差がございます。

    【カラー】
    Pastel/Sky

    【素材・産地】
    綿100%
    フランス製

    ※商品についてご不明な点ございましたら、メールもしくは電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。 またSOLD OUTになっている場合でも在庫確認致しますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
    ※ご使用のOA環境により、色目が異なって見える場合がございます。
    ※店頭でも販売しているため、売り違いの場合がございます。

  • 商品説明

【商品説明】
薄いブルーのラインを数えてください。ボディと袖の部分が21と15。これには理由があります。
様々な文献を紐解いていくと、このボーダーの本数に意味と制約が存在することがわかりました。
フランスの英雄である「ナポレオン・ボナパルト」。英雄が残した戦勝記録が36勝。
船乗りのユニフォームとして愛されてきたマリンボーダーを、1858年にフランス軍が公式に制服に採用した際、ナポレオンの戦勝記録に敬意を表し、「ボディに21本と袖に15本のボーダーを配し、その合計が連勝の同数である36本になるものが正式なマリンボーダーであると規定した」と、当時の海軍仕様書に書かれていました。(本数は太い部分で数える。)
そうなると、マリンボーダーの聖地フランスで受け継がれる真のマリンボーダーとは?の答えの一つとして、このマリンボーダーが当てはまるのではないでしょうか?
でもこの本数、文面上では簡単ですが、服の生産者からすると、頭を悩ませる規定となりました。
それは服のサイズです。XSとXLの着丈の長さで例えるのならば、20cm以上もの違いが発生します。全てのサイズにこの21本のボーダー全てを入れ込むのは、その都度ボーダーの幅を調整しなければならず、生産のロスと労力を伴う作業は実現可能なものではなかったそうです。そのため、ヴィンテージ市場でもほとんど目にすることができない幻の一品となりました。
1923年、フレンチマリンボーダー発祥と言われるブルターニュで産声をあげたKanellでは、その編み機の特性を活かし、ボーダーのピッチを微調整して、すべてのサイズを「新のマリニエール」として再現することができました。ヴィンテージにも出回らなかった真のマリンボーダーを復活させたのです。
また白とブルーのボーダーに、フランス由来のパステル染めを施しています。フランス文化を詰め合わせたようなカットソーに仕上がりました。
■Pastel Bleu■
Pastel Bleuは、ホソバタイセイ(isatis tinctoria)を用いた染色方法で、「世界最古のブルー」と言われています。その起源は古代エジプトまで遡り、16世紀末にインド藍(タイワンコマツナギ)が輸入されるまで、
ブルーを表現できる唯一の染料としてヨーロッパで重宝されていました。パステルは、まずホソバタイセイの葉を摘み取り、すり潰し、乾燥させた後、その繊維を発酵させ、グレープフルーツ大の大きさに丸めます。そしてできたのがCocagnes(コカーニュ)という染料の塊。コカーニュは、金にも並ぶ貴重な物として、大切に扱われてきました。パステルの一大産地であったフランス・Toulouse(トゥールーズ)はその産業で栄華を極め、そのブルーは富の象徴とされ、ナポレオンは彼の軍隊の制服にパステルブルーを用いました。しかし、バクテリアを用い発酵を促しながら進めるコカーニュ作りや染色作業は、非常に熟練した技術が必要で、安定した色を出すためには、天候や気圧にまで注意しないといけません。そのため、16世紀末に安価で扱いの用意なインド藍がアジアから大量に輸入されることで次第に衰退し、さらにドイツで合成インディゴ染料が開発されることで、技術の伝承は完全に潰えたかに思われていました。しかし後年、この失われつつあった伝統技術を継承すべく、数名の有志がPastel Bleuの復活を試み、成功させます。現代でもこの技術を扱える職人は数えるほどしかいませんが、そのスピリットは確実に次の時代へと受け継がれています。
※手染めの為、色むらがございます。ご了承下さい。
※最初の内は色移りしますので、白いものとの洗濯やコーディネートは避けて下さい。

【ブランド】
Kanell
フランス北西部に位置するブルターニュ。そこで暮らす若き青年Pierre Brestは、複数のアパレルメーカーのセールスマンとして働きながら、ひとつの構想を思い描いていました。ブルターニュに古くから伝わる横シマ模様のニットセーター。船乗りに愛され続けるこのセーターは当時からフランスを代表する象徴的なマリンウエアの一つと考えられていました。その当時このアイコニックなセーターを商業化しているメーカーは他になく、ピエールはそこに大きな可能性を感じていました。意を決したピエールはセールスマンを続ける傍ら、Kanell Industrielという個人会社を立ち上げ、知り合いの工場から中古の編み機を買い取り、自社での製品製造の可能性を模索していきます。試行錯誤を続ける中で、現代にも引き継がれる様々なディテールを備えたモデルの原型が生まれます。のちにブランドをアイコンとなっていくモデルの原型はこの声に産声をあげました。これらのモデルを引き下げ、1923年、ピエールは自身のブランド”KANELL”を立ち上げ販売を開始。得意のセールスにより徐々に取引先を増やしていきました。それはブルターニュに最古のマリンボーダーメーカーが生まれた瞬間でもありました。ビジネスが軌道に乗り始めた1927年、ピエールは正式に彼の会社を法人化、社名とブランド名を刷新し、さらにビジネスを加速させていきます。新会社は順風満帆に成長を続け、フランスで認知される傍ら、その特徴的なディテールからデザイン面での評価も高く、国内外のデザイナーからも支持され多くのコラボレーションモデルを生み出しました。時を経て現在、様々なマリンウエアブランドが誕生するなかで、ブルターニュ最古のマリンボーダーブランドとして、ピエールが思い描いた理想のマリンウエアを今一度具現化すべく原点回帰し、彼の生み出したオリジナルブランド”KANELL”が一世紀の時を経て再始動します。

【サイズ・寸法】
XS・・・裄丈71.5cm、着丈57.5cm、胸囲88cm
S・・・裄丈75cm、着丈62.5cm、胸囲96cm
M・・・裄丈79cm、着丈65cm、胸囲102cm
L・・・裄丈82cm、着丈67.5cm、胸囲104cm
XL・・・裄丈83.5cm、着丈68.5cm、胸囲115cm
※手作業採寸・素材の特性上、多少の誤差がございます。

【カラー】
Pastel/Sky

【素材・産地】
綿100%
フランス製

※商品についてご不明な点ございましたら、メールもしくは電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。 またSOLD OUTになっている場合でも在庫確認致しますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
※ご使用のOA環境により、色目が異なって見える場合がございます。
※店頭でも販売しているため、売り違いの場合がございます。