【商品説明】
究極のダッフルコートの一つがここに。
ヴィンテージウェアの中でも有名な、ロイヤルネイビー(イギリス海軍)のダッフルコートからインスピレーションを元にしています。TENDER Co.にしては珍しく、レアで有名なモチーフです。
商品名のAmblerは、現在TENDER Co.が活動拠点とするペンシルベニア州フェニックスビルからほど近いアンブラーという町の名前から取りました。また、Amblerという言葉には「ぶらぶら歩く」という意味もあり、ゆったり着るようなリラックスしたデザインにもなっています。
ダッフルコートといえばのトグルボタンは、なんとマホガニー材。マホガニー材は、深みのある美しい赤褐色と、光の当たり方で表情を変えるリボン杢が特徴で、古くから高級家具や楽器などに使われてきました。しかしマホガニーは、歴史的な乱伐や違法伐採により資源が枯渇したため、現在ではワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)によって、天然木の国際取引が厳しく制限されています。ではこのトグルで使用されているマホガニー材はどこから持ってきたのかというと、なんと古い家具等から削り出したものになります。このトグルはFSC認証マホガニー材となり、回収された材料のみを100%使用したマホガニー製品を指します。これは、新たな木材を一切使用せず、使用済み製品などから得られた再生材で製造されるため、資源の循環利用を促進し環境保護に貢献するというものです。
また、トグルの形にもこだわりが。それにはこんな背景があります。アメリカ独立戦争中の1777年から1778年にかけての冬、大陸軍が宿営地としたペンシルベニア州にある場所にバレーフォージという場所があります。
それまで大陸会議の開催場所、首都であったフィラデルフィアをイギリス軍に占領され、その冬ジョージ・ワシントン将軍は、最も困難な状況に置かれていました。しかしその間、軍隊を再訓練し活性化させる期間でもありました。つまり、アメリカ独立のために困難を乗り越えた場所でもあります。そのバレーフォージにて、兵士たちが携行していた牛の角で作られた裁縫キット(ハウスワイフと呼ばれている)の形。また削り出しはイギリスのナイフ職人により、1点1点手作業で行われています。
構造はTENDER Co.ならではの「バタフライブロック」と呼ぶパターン。後ろ身頃のセンターシームから前合わせまで、左右1枚づつの布で構成されています。つまりサイドシームがありません。その為、袖部分の縫い目は通常ではありえない上側に移動し、そのまま肩の縫い目につながっています。このミニマルさがTENDER
Co.らしくもあります。裏地は袖裏と背裏にコットンドリルを当てているので、脱ぎ着もスムーズです。ポケットの上部は、裏からヘリンボーンテープで補強している、イギリスのワークウェアらしい作り。
用いる生地は、オリジナルのデッドストックの生地を使用した、「ダブルフェイスジェイコブウールメルトン」というもの。そのため数量限定アイテム。ヨークシャーで織られており、二種類の異なるメルトン生地を織り合わせた構造です。片面は斑模様のネイビーとミッドナイトブルー、もう片面は天然の未染色ジェイコブ羊毛となっています。キリストの十二使徒の一人・ジェイコブ(=ヤコブ)という名のつくこの羊の起源は古く、旧約聖書の「創世記」に登場するヤコブの羊がその祖先だとされています。17世紀に英国で品種として確立されました。毛足が長く丈夫なのが特徴です。
糸を紡ぐ際に空気をたっぷりと含むため、軽くても厚みと弾力性に富み、高い保温性を持っています。多少の雨や雪にも強く、耐久性に優れています。また非常に張りがあり、シワになりにくいのも特長です。
※トグルボタンはヴィンテージのマホガニー材を使用している為、ひとつひとつ色や表情が異なります。ご了承ください。
【ブランド】
TENDER Co. / テンダーコー
TENDER Co.の服は、アンティークのワークウェアや機械、特にイギリスの蒸気機関車時代のものがルーツになっています。またテンダーとは、蒸気機関車において、石炭や水を積んだトラックのことで、機関車と車両を繋ぐ車両のことを言います。またテンダーは、イギリスを縦横無尽に走り回るための十分な燃料を積まないといけない為、よく鍛えられた鉄によって、あり得ない程頑丈に作られていました。そしてTENDER Co.の服には、それらを研究しデザインし、製造から着るところに至るまで、頑強さといったテンダーの要素が落としこまれています。TENDER Co.の服は、機関車のテンダーのように丈夫で、常に身に付けハードに使ってほしいアイテムですが、そのアイテムが内包する歴史や物語をリスペクトしてほしいという願いもあります。Tenderは、ただ単に古い服をデザインソースにしたレプリカブランドではありません。例えば、なぜヴィンテージ服が珍重されるのか、その製品の裏に隠れた重要な背景を表現しています。ほぼ全てのヴィンテージワークウェアに、また長い間提供され愛されたのはジーンズです。ジーンズの原点は、19世紀半ばのサンフランシスコ北部の金探鉱で、ハードワークに耐えられるようにテントのキャンバスから造られたのが始まり。ですがデニムの歴史家によると、これはほとんど作り話なんだそうです。というのは、私たちが認識しているデニムの歴史は、リーバイスを筆頭に様々な企業が、ハードワークにも使える着心地の良いオーバーオールの必要性を、アメリカ製部の金鉱労働者に植え付ける為の宣伝文句に過ぎません。当時の広告を見ると、ネバダ州の金鉱労働者には「銀の岩と、金のヒモ、銅の山」が送られると約束されてました。ですが、まさかそんなことあるはずありません。Tenderは、そのような既成概念に対抗し、また新たにデニムの歴史に書き加えられるブランドです。デザイナーは、William Kroll(ウイリアム・クロール)氏。元々は「EURO EVISU」(エヴィス・ジーンズのヨーロッパ部門) にてデザイナーをしていました。またスーツで有名なSavile Row(サヴィルロウ)でもテーラーリングの技術を学んだこともあります。さらにデニムを極める為、デニムの聖地と言われる岡山県は倉敷市児島で、デニムの生産も学びました。現在は、イギリスのセントマーチン(University of the Arts London Central Saint Martins College of Art and Design)において、デニムの講師を勤めています。
【サイズ・寸法】
3・・・肩幅55cm、袖丈63cm、胸囲134cm、着丈78cm
4・・・肩幅57cm、袖丈65cm、胸囲136cm、着丈80cm
※注意※
手作業採寸の為、多少の誤差がございます。
【カラー】
DOUBLE FACE JACOB MELTON/Natural Brown
※色違いもございます。
【素材・産地】
ウール100%
イギリス製
※商品についてご不明な点ございましたら、メールもしくは電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。 またSOLD OUTになっている場合でも在庫致しますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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