【商品説明】
2010年11月、その頃はまだデザイナーのウイリアムは、スーツケースにサンプルを詰め込んで取扱店を探していました。その時に取引の決まったベルリンのとあるショップから相談された、TYPE132でもTYPE130でもないジーンズ。それがこのTYPE131 LOST JEANSです。
腰回りのフィットは同様ながら、太目のストレートではなく、かといって130ほどテーパードしていないシルエット。当時8着しか作られなかったため、カッターに口頭で指示を出しアドリブで作られた製品のため、型紙が存在せず再生産は不可能でした。このようなエピソードから、失われたジーンズ=LOST JEANSと名付けられました。
それから12年後、TYPE131のオリジナルを12年間履き続けた人物から連絡があり、幸運にも当時の個体を入手することに成功。それをもとに、今回復活したのがこのTYPE131 LOST JEANSです。
さらにこちらのジーンズは、ワトルダイというアカシアの木で染めたもの。古くから布地の染料や皮の鞣し材として用いられています。
【ブランド】
TENDER Co. / テンダーコー
TENDER Co.の服は、アンティークのワークウェアや機械、特にイギリスの蒸気機関車時代のものがルーツになっています。またテンダーとは、蒸気機関車において、石炭や水を積んだトラックのことで、機関車と車両を繋ぐ車両のことを言います。またテンダーは、イギリスを縦横無尽に走り回るための十分な燃料を積まないといけない為、よく鍛えられた鉄によって、あり得ない程頑丈に作られていました。そしてTENDER Co.の服には、それらを研究しデザインし、製造から着るところに至るまで、頑強さといったテンダーの要素が落としこまれています。TENDER Co.の服は、機関車のテンダーのように丈夫で、常に身に付けハードに使ってほしいアイテムですが、そのアイテムが内包する歴史や物語をリスペクトしてほしいという願いもあります。Tenderは、ただ単に古い服をデザインソースにしたレプリカブランドではありません。例えば、なぜヴィンテージ服が珍重されるのか、その製品の裏に隠れた重要な背景を表現しています。ほぼ全てのヴィンテージワークウェアに、また長い間提供され愛されたのはジーンズです。ジーンズの原点は、19世紀半ばのサンフランシスコ北部の金探鉱で、ハードワークに耐えられるようにテントのキャンバスから造られたのが始まり。ですがデニムの歴史家によると、これはほとんど作り話なんだそうです。というのは、私たちが認識しているデニムの歴史は、リーバイスを筆頭に様々な企業が、ハードワークにも使える着心地の良いオーバーオールの必要性を、アメリカ製部の金鉱労働者に植え付ける為の宣伝文句に過ぎません。当時の広告を見ると、ネバダ州の金鉱労働者には「銀の岩と、金のヒモ、銅の山」が送られると約束されてました。ですが、まさかそんなことあるはずありません。Tenderは、そのような既成概念に対抗し、また新たにデニムの歴史に書き加えられるブランドです。デザイナーは、William Kroll(ウイリアム・クロール)氏。元々は「EURO EVISU」(エヴィス・ジーンズのヨーロッパ部門) にてデザイナーをしていました。またスーツで有名なSavile Row(サヴィルロウ)でもテーラーリングの技術を学んだこともあります。さらにデニムを極める為、デニムの聖地と言われる岡山県は倉敷市児島で、デニムの生産も学びました。現在は、イギリスのセントマーチン(University of the Arts London Central Saint Martins College of Art and Design)において、デニムの講師を勤めています。
【サイズ・寸法】
4・・・ウエスト88cm、ワタリ幅30cm、裾幅20.5cm、股下90cm
※手作業採寸・素材の性質上、多少の誤差がございます。
【カラー】
TAN WATTLE DYED
【素材・産地】
綿100%
イギリス製
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