お店ができるまで。その4

というわけで、

店名を決める。

名刺を作る。

その後は展示会と不動産めぐりですね。

この辺をもうちょっと深堀りして書いてみます。

展示会は、だいたい3~5月が次の秋冬。9~10月中が来年の春夏というシフトになってます。
まあ、これはインポート中心なので、ドメスティックブランドだともうちょっと遅いかも?
お手軽なのが、ジャ●ブルやルー●スといった合同展示会。
各メーカーが一堂に会するので、短い時間でいろんな商品がたくさん見られます。
そこで名刺を交換して、後で各メーカーの展示会にアポを取ります。

しかし、自分が買う側=お客様=偉い、とはなりません。
営業さんからすれば、どこの馬の骨とも分らないものが卸させてくれといっても、
その場でOKとはなりません。
ちゃんと実店舗をもっているかどうか。
ちゃんと自分たちのブランドを、大切に売ってくれるかどうか。
この辺がポイントになるでしょう。
だから、こちらもある程度プレゼンができるよう、用意していかなければなりません。

しかし、ブランドを扱うということは、これ以外にもたくさんのハードルが設けられています。
(詳しくは書きません)

ここで、今まで築き上げてきた人脈がものを言うのです。
アパレルという狭い世界。
業界に飛び込むには、友人・知人の紹介という形が最も確実なのです。
自分は、幸いにも友人に恵まれすぎてきたため、たくさんのメーカーさんを紹介していただけました。
(ここで注意が必要なのは、友人というものは頑張っている友にこそ協力するのであって、
簡単に仕事をこなそうという人には、おそらく協力はしないと思う。打算的になってはいけないのだ。)

それからは、ひたすら訪問。
交通費がバカにならないので、同じ日にたくさんのアポを入れて、
朝から晩までメーカー巡りです。
プレゼンして、資料をもらって、商品の写真をとって、サイズ見て、、、、、
帰ってきたら1週間以内にオーダーをかけるんです。
自分みたいな小さなお店は在庫を抱えられないので、
Tシャツ1枚オーダーするのに四苦八苦。
あっちを削って、こっちを増やして、これは売れるのか、イメージ商品としておけるのか、、、
そんなこんなで商品がそろってくるんですね。