ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「献血の日」だそうです。
最近アルコールに逃げてます。走ってもいません。多分、今の俺はドロドロ血。
秋になったら走ろう走ろう。
というわけで、オリンピックも甲子園もサマソニも今日でおしまい。
夏が終わるよ終わる。
1か月前に戻らないかな。またフジロックから夏を始めたい。
気が付いたらサマソニのチケット売り切れてたから行けなくて、
今夜のレディオヘッドは雨でガッツポーズなんてしたくない。
いや雨なら雨でいいや。
CreepどころかDry and HighとかFake plastic treesですら泣くからな。
もちろんBensからではなくLet downでも号泣ですよ。
雨なら泣いてもバレないし。
ま!見に行けないんですけどね!!!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】WORKERS(ワーカーズ)
【アイテム】Lot. 801 Straight Jeans & Lot. 802 Slim Tapered Jeans
【価格】¥19,440-(税込)
【コメント】
今季も届いております。
昨年秋の誕生からちょうど丸1年を迎えた、ワーカーズが糸から作った本当のオリジナルジーンズ!
お客様の言葉を借りるならば「狂気じみた」ジーンズとなっております。
狂気じみた・・・言い得て妙でございますが、その理由は私が思うに2点。
まずは1点目。
このジーンズがリリースされる前の1年間、ワーカーズからはジーンズがリリースされていませんでした。
これがどういうことか分かりますか?
日本人が楽しむファッションにおいて、ジーンズは欠かせません。
ファストファッションからハイブランドまで、ジーンズが無い売り場があるでしょうか?
それくらい欠かせないアイテム。
そしてそんな必須アイテムを展開しないということは、売り上げを落とすことにもなりかねないんです。
ブランド存続のリスクさえも負っているというわけ。
更にワーカーズはアメカジブランド。
ジーンズをリリースしないアメカジブランドなんて、聞いたことありません。
しかし、本日ご紹介するジーンズの為に、ジーンズのリリースをお休みをしました。
納得のいくものを作るためだけに。
妥協を許さないという言葉では言い表せない程のこだわりだと思います。
まさに狂気じみた行動。
そして2点目。
納得のいく物を作ろうと考えている内に、なんとアメリカへ渡って、綿花の選別からこのジーンズ作りは始まりました。
そのストーリーは、こちらの冊子に書いてあるのですが、
要約すると、一般的に「オリジナルファブリック」とかブランド独自の生地で作ってますと謳われる服も、
実際はデザイナーがこういう生地にしたいという希望を出し、そこから原料や糸を決めるのは生地屋の仕事になりますが、
ワーカーズはこだわるあまりにテネシー州メンフィスまで足を運び、商社どころか農家(ファーマー)にすら会ってきたこと。
きっとその思いが、この表紙の綿花にも表れているんだと思います。
読み物としても面白いので、是非ご覧になっていただきたい。
ここで言っておきますが、ワーカーズはジーンズメーカーではありません。
しかし、ワーカーズほどの規模でここまでやっているブランドが他にありますでしょうか?
ジャケット・シャツ・バッグ・ネクタイ、その他にも様々なアイテムを作っています。それも全て自社企画で。
アメリカに行っている間は、そのすべての企画が止まります。ここでもリスクを負っているんです。
これを狂気と言わずになんと呼べばいいのでしょう。
このようにして、原綿を輸入することから始まり、紡績し、ピュアインディゴによるロープ染めを施し、
パターンを起こし縫製部分ごとに使用するミシンを考え、やっと届いたジーンズなんです。
それでは詳しく見ていきましょう。
シルエットが2種類あるので、まずはストレートのLot.801から。
王道中の王道。ベーシックに余計な説明はいらないかな?
フラッシャーのデザインも、ジーンズ好きには嬉しいディテール。
読むと、WORKERSのロゴの上に「リベットが隠されているよ」と書いてあるのが分かりますか?
これが隠しリベットね。
やっぱり隠しリベットは、1940~50年代のジーンズを象徴するヴィンテージディテールですよ。
そしてこの写真だけでも、萌えるポイントが他にもあります。
ウエストバンド部分の、上がシングルステッチで下がチェーンステッチのところとか。
あとこのVステッチにもくぅ~~~っときますねー!
気になる耳は赤ミミではなく青ミミかと思いきやそのどちらでもなく、さらに一歩踏み込んでいます!!!
青は青ですが、厳密に言うとなんとインディゴブルーのセルビッジ!
もちろんコインポケットも。
またこの写真もよく見ると、リベットから生地が飛び出しているのが分かりますか?
これも打ち抜きリベットと言われる立派なヴィンテージディテールなんです。
他にも、場所によって糸の番手(太さ)を変えていたり。もちろんそれはデザインではなく、強度を持たせるという理由から。
そのおかげで、パッカリングやアタリなどの経年変化が楽しめる要因にもなっています。
お次は細みシルエットのLot.802です。
こちらはジャケットスタイルがはまりそう。
801の写真と比べて、靴を参考にしてみてください。
801はややボリュームあるALDENのバリーラストを合わせてみました。
対してこちらは、シャープがVチップを合わせています。参考までに。
そしてモデルが違えば、フラッシャーのデザインも違ってきます。
ご覧の通り、こちらは隠しリベットではなく、バータック(カンヌキ留)と書かれています。
シルエットで選ぶか、ディテールで選ぶかって感じですかね?
現代的な細身のシルエットで、ヴィンテージディテールを盛り込むのもどうかといったところなのでしょう。
それでも素材は同じキバタ(生機)デニム。
防縮加工や毛羽を取らず、生の機=生機(キバタ)のデニムを使用したジーンズなんです。
ここまでこだわって作られたデニムがどんな色落ちをしていくのか、非常に楽しみでございます。
うそう。ちなみにレングスは34インチと長めなので、ほとんどの方が裾上げを必要とされると思います。
やはりここはチェーンステッチであげたいですね。
そんなときは柏のゴエモンさんへ!(Click!)
ご覧の通り、ユニオンスペシャル43200G通称「ダルマ」で裾上げしてくれます!
実はワーカーズのデニムも、裾は同じミシンで縫製されているんです!
せっかくここまでこだわったジーンズなら、裾上げまでこだわって欲しいと思います。
裾上げの依頼は、ゴエモンさんに直接持ち込んでもいいですし、
もちろんdiariesからお送りすることもできます(送料はいただいてしまいますが)ので、よろしくどうぞ!
それではまた。お店で会いましょう。