ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「世界標準の日」だそうです。
標準ねぇ~
最近ホ~~~ント「スタンダード」って言葉が多い!(ウチの品揃えでそれを言うか・・・)
INDIVIDUALIZED SHIRTSとかANDERSEN-ANDERSENが2ページぶち抜きで紹介されてるってんで、
思わず今月の&Premium買って読みましたけど。
そりゃ当然私としては今更ですが、「スタンダードなものが流行る」という違和感を感じております。
そもそもスタンダードというものはベースとなるものであり、凪のように揺蕩(たゆた)うべき存在だと思うので、
流行=流れが起きるわけではないと思うのです。
ただ流行という側面を持つファッションからすると、やはり流れは否定できず。
そのきっかけの一つはノームコアかな~。
スタンダードが流行るからノームコアが流行る?
ノームコアが流行ったから、なんとか付加価値を付けるためにスタンダードを取り上げる?
ま、そんなニワトリとタマゴ的な話は時間の無駄!
もしくは、何かひねってないとデザインされていないんじゃない?というようなカウンターカルチャーから、
何もひねってないスタンダードが見直されているのかも?
調理の上手さではなく、素材の良さが見直されている。
まあ何はともあれ、やはりスタンダードだけにフォーカスしてしまうとdiariesみたいにつまらなくなりますね~!
スタンダードな物を多く扱うと、このブログのように頭でっかちになってしまいます。
このブログ読むことに時間をかけたり、ありとあらゆる雑誌に目を通して情報に流されてはダメですよ!
携帯なんか家に置いて、書を持って街へ出よう!
お気に入りの服を着て、お気に入りの場所へ!
スタンダードな服ってのは、たいていの場合トラディショナルなブランドが多くなります。
性質上しょうがないのですが。
そうすると、「知る」または「持つ」ことに夢中になってしまい、「着る」ことをおろそかにしがちではないですか?
キルタノシミ、ココニアリマス。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】James Lock & Co. Hatters(ジェームスロックアンドコー)
【アイテム】Voyager
【価格】¥52,920-(税込)
【コメント】
さて、今季はハットがすごいよ!と常々申し上げてきました。
全部で6型。
ウチみたいな小さな店で6型、さらにサイズもレディースからメンズまでやるとなると、結構大変なんです。
そんな中、先陣を切るブランドはやはりこれしかないでしょう!
ロック、始めました。
というか、昨年から取り扱いを始めたのですが、昨年はブログ掲載前に完売。
私も買い逃しまして、今季やっと手に入れることができました!!!
いや~ホントこれを手に入れるまでの紆余曲折ったらもう~!!!
そろそろちゃんとした帽子が欲しいなと思いたどり着いたのが、ボル○リーノとジェームスロック。
できるだけ人とかぶらない(帽子だけに!)ブランドってのと、イタリア物あまり持ってないしなということで、
ジェームスロックの方に白羽の矢を立てました。
ちょうどロンドン行こうと思ってたタイミングだったので、現地で買うかー!と意気込んでおりました。
そうしたらちょうどマーケットでヴィンテージのバッキバキのボウラーハットがあるじゃないですか!
しかし、やはりそこは本場、試させてもらったのですが60㎝オーバーのサイズなんてあるわけないじゃない。
しょうがない。ヴィンテージは諦めてジャーミンストリートまで行けば本店近いし~と思ったら、
シュナイダーブーツで割と時間を取ってしまい閉店時間!!!
帰国後、意を決して新宿某百貨店メンズ館に行くものの、
やはりロックはたくさんのボルサに紛れて2点だけ。ニーズの差か・・・
そして俺は頭囲61のXLを下さいと言うと、女性店員は半笑いで「そのサイズは作ってないみたいです。」だってさ。
バ・・・バカにしやがって・・・
さっき頭でっかちって書いたけど、ものの例えじゃねーかよ・・・ブログのことだろーがよ・・・
それでも諦めきれず、有楽町の某メンズ館でも同様の結末。
そこで俺は決めたね。
「XLがないなら、自分の店でオーダーすればいいじゃない!」(マリーアントワネット風に)
という感じで、いつもの私の逆恨みというダークサイドにより入荷してきたわけです。
商談の時、先日の経験から「XLって作れるんですか?」と恐る恐る商談でたずねたとき、
代理店の方が「普通に作れますよ~」と言ってもらえたのがどれだけ嬉しかったか!
やっぱり改めて個人オーナー店っていいと思うんですよ。
バイヤーと販売員が近ければ近いほど良い買い物ができるはずなんです!
どうです?
なかなか商品説明が始まらなくてイライラするでしょ?
すいません。俺の愚痴でした!!!
じゃ、改めましてジェームスロックです!
—–
Lock&coは、1676年に設立されました。
世界で最も古く、また現存する家族経営企業の中でも最古の事業の一つです。
長い歴史の中においては、ネルソン提督・ウィンストンチャーチル・ボーブランメル・オスカーワイルドなど、
偉大な人物の頭部を飾りました。
そのような最良の顧客に相応しい、最高のデザイン・最高の素材・最高のサービスを心がけ、
その原則は、創業者のジェームスロックが現在と同じセントジェームスストリート6番地に店を構えた頃から始まり、
以来7世代に渡り今日まで守り続けています。
2つのロイヤルワラントは、その証です。
—–
という、まさにこれ以上ないくらいのトラディショナルでスタンダードな帽子ブランドです!!!
そのようなブランドの中からセレクトしたのはコチラ。
Lock&co定番のVoyager(ボイジャー)。
Voyager=航海者・冒険家の名のごとく、あらゆるシーンにかぶっていけるよう、このタイプにしました。
しかしLock&coとしての品格・エレガントさを表現するため、ブリム(つばの部分)は6㎝ではなく8㎝を。
決してロングブリムが流行ってるからではありませんよ!!!
またVoyagerは折りたたみも可能。いわゆるクラッシャーハット、パッカブル、ローラブル。
その秘密は素材にあります。
ラビットファーのフェルト。高い理由はまさにそれ。
しかもLock&coのラビットファーは、野生のウサギの毛を使用しているというこだわりよう。
さらにそれをグログランバンドで飾ります。
もちろんラビットファーを使用しているにも意味はあります。
高級なブランドだから高級素材?
確かにラビットファーの方が通常の羊毛フェルトより光沢があるので、高級ではあります。
しかし、先ほど書いたようにローラブルという点がポイント。
ラビットの方が羊毛よりも柔らかでキメが細かく、復元性が高いので型崩れしにくいのです。
ちなみに昨年取り扱ったLock&coのハットは、カッチリしたタイプだったのでウールフェルトでした。
また、せっかくLock&coを始めたので、ボックスもご用意しました。
【ブランド】James Lock & Co. Hatters(ジェームスロックアンドコー)
【アイテム】Box
【価格】¥8,640-(税込)
【コメント】
そうなんです!なんとまさかの別売り!!!!!wwww
でもね、ハットもボックスも現地で買うのとほとんど同じ価格なんです。
悪しからずご了承ください。
ネットショップ(通販)はこちら!
→LOCK&Co.HATTERS|voyager|Black
それではまた。お店で会いましょう。