diaries blog | AUBERGE(オーベルジュ)| BIL PITT Ⅲ

※11/18(土)は、都合により18時閉店とさせていただきます。

※11/23(木)・11/30(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※OLD TOWNをオーダーいただいているお客様へ。もうすぐ届きます!

※11/20(月)まで、PayPay30%ポイントバックキャンペーン開催中です!(店舗枠も市の予算もまだあります!)

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「蓮根の日」だそうです。

蓮根のロゴといえば、つくば食堂花。

先日、久々に訪れましたよ!

また例によって腹いっぱい食べてしまったんだけど(味も良いが量もすごい!)、和食って疲れない・・・気がする~!

牡蠣とゴルゴンゾーラチーズの茶わん蒸し。

牡蠣とかゴルゴンゾーラチーズとか、苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、この2つの組み合わせはとんでもない美味さ。

そして、いつも1品目は前菜なんだけど、キッチンから「今日は寒いから茶わん蒸しを先に出して!」とホールスタッフへの指示を聞いて、

さすがだな、と。

そしてこちらがいつもの一皿目。今回は二皿目。

めくるめくお野菜のパレードでございます。

次はお魚パレード。

そしてカニでちょっと休憩

からの怒涛のメイン。

力強い和食。和食でこんなに押し切られるとは、到底思いませんでした!!!

あん肝とブリ大根。皿と相まって美しい照り。

ラム肉、松茸、白子。それぞれの美味さを味わいたいけど、白子が強すぎる!笑

日本酒が好きな方は、是非行ってみてほしい。

でも最近は、ワインがリストオン。和食にワインも合わせてみたいね。

〆は、秋刀魚の焼きおにぎり茶漬け。

是非とも皆様も、この美しく美味しい和食を、つくば食堂花で体験してください。

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】AUBERGE(オーベルジュ)

【アイテム】BIL PITT Ⅲ

【価格】¥176,000‐

【コメント】

オーベルジュより、またまた「後世に伝えるべき服」が届いています。

それがこのBIL PITT Ⅲというモデル。

タグに、07/50と書いてるのは、50着限定の内7番目ということ。

つまり、50着しか作れないほど手が込んだ代物なのです。

1850年代のフランス軍のBOURGERON(ブジュロン)と、同じく1800年代後半のスモックを参考にしつつ作られたジャケット。

同時期には、アメリカでもリーバイス社が「トリプルプリーツブラウス」というシャツジャケット作っていたことから、

それに対するフランスのワークジャケットとは?という考察から生まれました。

その時に、何を最も重要視したのか?

それがこのビルピットの魅力になるのですが、それはデザインのアクセントともなるギャザーにあります。

参考にした100年以上前のフレンチヴィンテージスモック。

それを見ると、「つぶれていないギャザー」が特徴です。

当時のギャザーは手作業で縫われていたそうですが、こちらのビルピットではそれをミシンで再現しています。

なんと、このギャザーの山をつぶさないようにするために、ミシンの針を1針1針ギャザーの谷に落とすように縫われているんです!!!!!

しかも袖のギャザーは、それを4回繰り返しています。

はっきり言って異常。

そしてこの縫製を行ったのは、パリコレのサンプルなどを作る縫製師が手掛けています。

すごい人に縫ってもらったからすごいのではなく、もうここまでの物を作るには、その方にお願いするしかないってことです。

つまり、日本の服作りの極致に触れることができる服というわけです。

服自体の面白さとしては、ギャザーのおかげで曲線が強調されてはいますが、パターン自体は実は直線的というのもポイント。

1850年代以降、ミシンが普及してきた頃の服作りを踏襲し、構造線が直線になっているため。

製品がまだ家庭で縫われており、素人でも縫いやすいように曲線ではなく直線のパターンが多かったのが背景にあります。

ですが人間の体は曲線なので、フィットさせるためにギャザーを多用しました。

なので、やっぱりこの服の肝はギャザーにあるというわけですね!

 

次に前身頃のプリーツ。

このプリーツは、ビルピットが誕生するきっかけとなったディテールでもあります。

それはリーバイスのGジャン、ファーストやセカンドに見られる胸のプリーツの研究から。

そのGジャンの原型と呼ばれるのが、1880年に作られた「トリプルプリーツブラウス」というもの。

アメリカにそれがあるなら、ではフランスではどのようなワークシャツ?ジャケット?があっただろうか?

その疑問から、1800年代のノルマンディー地方にあるカフェかどこかで働く絵を見つけ、具現化されたのがこのビルピットというわけです。

 

最後に、極めつけは素材。

なんとカシミア100%!!!!!

この毛並みがもたらすツヤ!

まさにこれ以上無い=ハイエンドの縫製に見合う素材でございます。

 

アメリカを代表するファッションアイテムから想起し、フランスの物をモチーフにしつつ、

日本を代表する服作りの技術を結集させて作られたアイテム。

服好きの方は、是非ともお手元に置いておきたい代物だと思います。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。