diaries blog | TENDER Co.(テンダー)| Type132 Wide Straight -logwood dyed-

※3/13(水)・3/14(木)・3/21(木)・3/28(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※6月にOLD TOWNのオーダー会、7月にアンティークウォッチフェアがあります!あと、その前にLOUNGE ACTのオーダー会もやろうかな。

※前回オーダーいただいているお客様へ。1月のOLD TOWNの納品は5月頃、昨年12月のLOUNGE ACTの納品は6月頃を予定してます。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「コラムの日」だそうです。

今日は月曜日。

ふと、ジャンプの発売日という言葉が思い浮かんだんだけど、

俺の通ってた小学校の目の前にあった駄菓子屋・マルチュウだと、実は土曜の夕方にはジャンプ買えたんです。

常連の友達の紹介が無いと買えない=一緒に付いてきてもらってやっと買えるんだけど、

おばちゃんが裏から持ってきてくれる時の、ソワソワしながら後ろを振り返りつつ待っている間の興奮といったら。

そして手に入れても終わりじゃなくて、みんなで校庭で読むのもいいんだけど、

不良に見つかると「貸せよ」って言われて持ってかれる(もちろん返ってこない)ので、家に無事たどり着くまでがジャンプでした。

そう考えると、あの頃は日常が冒険でしたね~。

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】TENDER Co.(テンダー)

【アイテム】Type132 Wide Straight -logwood dyed-

【価格】¥88,000‐

【コメント】

昨日ご紹介したジャケットは、お陰様でご好評につき、残りわずかとなりました。ありがとうございます。

そしてもちろん、ジーンズもございます。

中でも今回は色んな意味でレア中のレア。ログウッド染が8年ぶりに入荷いたしました!!!

このログウッド染め、ご存じでない方に一言で説明するならば、僕はこういいます。

 

「最もかっこいいブラックデニム」だと!!!!!!!!!!

 

例によって、通常のインディゴの上にログウッドで後染めをしているのですが、

青黒いというか、例えばフレンチヴィンテージで言うところの、インディゴリネンスモックのメチャクチャ濃いヤツ。

あんな感じの色として僕は捉えています。

 

ちなみにこのログウッドがどのようなものかといいますと?

ログウッドとは、日本語でアカミノキと呼ばれるそう。

ギリシャ語で血の木=ブラッドウッドとも呼ばれるそうですが、最初は血のような赤い染料なんです。

そこにアルミ・銅・鉄などを混ぜpH値を変化させることで、青・紫・黒と変化させ染めることができます。

なので今回は黒いログウッドなので、鉄媒染を行っているので、実際に鉄のようなにおいもします。

ちなみにこのログウッド、17世紀ごろからイギリスやフランスで使われており、日本でも本黒といって喪服にも使われるみたい。

さらにはログウッドの染料には、邪気を払うという意味もあるみたいです!!!

いやでもこれがホントにすごくて、以前ログウッドのジーンズをお買い上げいただいた方の中には、

数々の奇跡的な出来事を体験した方もいらっしゃいます。

いや、まあログウッドのお蔭かどうかは分かりませんけどね!笑

そんなログウッドで染めたジーンズですが、今回は132のみの展開。なぜか130は作ってくれませんでした。

にしても8年ぶりの入荷となると、感慨深いものがあります。

個人的にもとても好きな染料なので、2,3年ごとに別注をお願いしてたんですよ。でもなぜかいつも断られちゃって。

無事届いてよかったです。

 

というわけで履いてみました。

なんという重々しい存在感。

やっぱり新品のデニムって似合わない!いや、似合いようが無いというのが正確か。

着れば着る程、ヤレてくればくる程似合ってくるもんだと思います。

着倒して似合わせる。それくらいの気持ちが欲しいですね!

 

それを続けるとこうなります。

ジャケットが10年でジーンズが8年てところかな。

しかもこれ、ジャケットがUNBORNで、ジーンズがLOGWOODですからね?

これを見ると、「え?ログウッド残ってないじゃん!?」と思われるかもしれませんが、言っても10年近く着てますからね。

でも近くで見ると、ちゃんと残ってるんです。

似たような青でも、やっぱり微妙にトーンが違うんですよ。

ちなみにこれが、新品のLOGWOODとUNBORNの違いです。こうやって見ると、全然違うんですよね。

で、8年でこうなるわけなんですけど、洋服屋の僕の8年は、お客様の10数年てところ?

やっぱりテンダーは怪物ですね!

でもそんな怪物デニムのポテンシャルを、みなさんどこまでご存じですか?

5,6年前に一気に知名度が上がり、持つ方も増えたと思いますが、あまりの強さに手に負えなくなって、手放してないか不安です。

カッコイイ経年変化のコツ?穿く以外何かあります?

見るだけ聞くだけではダメ。実際に穿いて、10年くらい経たないとその良さは分かりませんからね~!

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。