※31(日)、新年1日(月)は、休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)
※新年は1/2(火)から営業します!初売り&OLD TOWNオーダー会です!
OLD TOWN order exhibition 2024S/S
期間:2023年1月2日(火)~1月8日(月・祝)
OLD TOWNの受注会を行います。オーダーの際、デポジットとして1着につき10000円をお預かりいたします。
オーダーした製品は、4~5月頃の入荷となります。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「地下鉄記念日」だそうです。
本日は2023年最終営業日。無事にこの日を迎えられたのも、お客様と取引先様あってのこと。
心より感謝申し上げます。
令和5年はマジで大変な年でした。
上半期は大きなトラブルに見舞われ、下半期は気温に苦戦などなど、
コロナ禍が収まってきてもなお、次から次へと襲い掛かる危機!
そして本日、車のウインカーが壊れました!オワター
ホント最後の最後まで何があるか分からない。みんな気を抜くなよ!
私もしっかりと気を引き締めて、初売りに臨む所存。
2024年もまた、お客様やブランドとの出会いや別れを繰り返し、少しづつ成長するDIARIESを気にしていただけると嬉しいです。
それではDIARIESの新年の幕開けとなる2024年1月2日ですが、3本立てでお待ちすることになっています。
まずは先日からご紹介している通り、OLD TOWNのオーダー会でございます!
私もすっかり慣れたものでございますが、新作のMedwayも大好評ですし、最近は女性のお客様のオーダーも増えています。
なぜならそれは、私共夫婦で20着くらい持っているので、参考になるサンプルが多いってのもあるかもしれないです。
また、ここ最近円安のせいで値上げが続いてましたが、今回は前回とお値段据え置きというのもありがたいことで。
またもちろん、OLD TOWNを持っているお客様も増えて来たので、イベント開催中は僕らのサンプルを見つつ、
さらには店内にいる他のお客様の服装も参考にしつつ、オーダーを検討していただければ幸いです。
2つ目!
今回は目玉の初売りが2つございます。
まずは皆様お持ち(ですよね?)のThem magazineや、AUBERGEのYouTubeでも紹介されているあのジーンズが、1月2日一斉発売です!!!!!!!!!!
これにどれだけの価値があるのか?と問われれば、
人類の服飾史において、初めて誕生したものに触れることができる価値は如何ほどか?と、逆に問いたいです。
ありとあらゆるものが出尽くされた現代において、シーアイランドコットンとジーンズという
100年以上前からある物同士を組み合わせた、全く新しい物を僕らは今後どれだけ目にすることができるだろうか?
それはつまり、後世に渡り語り継がれるべき物である物だと思うんです。
その発売日を僕らは体験することができる。
ということを本当はThem magazineの取材で言いたかったのに、取材に慣れてなくて緊張して言えませんでした!笑笑笑
俺のバカ!!!
そんなThem magazineにも載っているあのジーンズが発売されます。
シーアイランドコットン100%という恐るべきデニムです。
いやもう、触った瞬間笑いがこみあげて来ましたよ。変なテンションになっちゃいますね。
あと、おそらくなんですけど、このジーンズってほとんど予約で埋まっちゃってると思うんですよ。DIARIES以外のお店はね。
ウチは受注会をやってないので、なんと30~36インチまで全ての在庫を用意できています。
なので(サイズが揃っている間は)ちゃんと履き比べて購入できます。
さらにはファーストロットは化粧箱が付きます。
黒箱の理由は、AUBERGEといえばの黒×金もそうなのですが、実はフランスの「パピエマシェ」をイメージしたもの。
上の写真で箱の上に乗ってるのが、100年以上前のパピエマシェです。
この貝殻みたいな形はナポレオン三世様式とも言われるデザイン。
このトレー、お会計の後にショッピングバッグを手渡しする際、皆様が必ず目にしているやつです。
気付かなかったでしょ?実はこんなトレー一つとっても、DIARIESはこだわっていたんですね~~~~~!
そして初売りのもう一つの目玉はコチラ!!!!!
【ブランド】Lighthouse(ライトハウス)
【アイテム】Original Jacket (1st type)
【価格】¥71,500‐
【ブランド】Lighthouse(ライトハウス)
【アイテム】Trucker Jacket (3rd type)
【価格】74,800‐
【コメント】
今回は、これを初売りに持ってきました。なんと7年ぶりの入荷です。
個人的にはですよ、今年15年目のDIARIESで数百数千?とセレクトしてきたアイテムの中で、TOP3に入るくらいお気に入りの商品です。
もちろん僕も持っています。
しかしながら、7年前当時は自信を持ってセレクトしたにもかかわらず、1着しか売れなかった苦い思い出のある商品でもあります。
今回、7年ぶりにこちらの商品を用意できたエピソードがあります。
2023年の春くらいのことです。ふらっと入店された初老の男性。着ている服を見ると、どこかで見たインディゴニットを着ています。
それは紛れもなくLighthouseのニット。
僕は驚いて、思わず「珍しい服着てますね!それどこで買ったんですか?僕も持ってます。」と、珍しく自分から接客しました。笑
するとその方は目を丸くして、「あなたこそなぜこれを知ってるんですか???」と聞かれたんです。
まさかの返答に僕も思わず、「質問を質問で返すなーっ!!」と俺のキラークイーンがバイツァ・ダストするところでしたが、
「いや、当時ウチの店でも販売してまして・・・」と答えました。
するとその男性は「まさかこんなところで・・・」と逡巡した後に、「実は私が企画したんです」と打ち明けてくれたんです。
思わず僕は、このニットが生まれたストーリーを根掘り葉掘り聞いてしまったのですが、
その後「まだ少し在庫がありますよ」との情報を得、「初売りの目玉にしよう」と即断しました。
そんなまさかの巡りあわせは、結果必然となって2024年DIARIESの幕開けを彩ってくれることになりました。
それでは詳しく見てまいりたいと思います。
まずは8年ぶりのご紹介ということで、ブランド説明から。
Lighthouse(ライトハウス)は、ロンドンで活躍するデザイナー・Liz EvansとStephan Rothholzにより1992年に立ち上げられました。
ライトハウスという名前は、アイルランド南東部にある町・Wexfordにある灯台(=Lighthouse)を彼らが購入したことから名付けられました。
設立当初は地元のアランニッターが編むケーブル編みやアランステッチからインスピレーションを得て制作していましたが、
すぐにイギリスのデザイナーの目に留まり、ポールスミスやニコルファリのニットコレクションをプロデュースするようになります。
そしてその噂は広まり、現在ではリチャードジェームス、マーガレットハウエル、ハーディーエイミス、リバティーオブロンドンなど
イギリスを代表するブランドを顧客に持つまでに至りました。
現在でも、全ての製品はアイルランドの熟練のニッターにより手作業で編まれており、
ニッターごとに個体差も生まれますが、独特な表情を持っています。
ニッター達は皆、アイルランドの各家庭で作業をします。
そして誇りを持って従事していることの証として、ニッター直筆のタグを製品に添えています。
しかし、最近では後継者不足などからニッターの数が減ってきており、イギリス国内からニッターを募集しています。
さらには使用する素材にもこだわり、スコットランドのメリノラムズウールや、アイルランドのドネガルツイードなど、
英国内で用意できるものは英国内にこだわり、カシミアなどはイタリアのものを用意しています。
というブランド。
いわゆるデザイナーお抱えのデザイナーといったところでしょうか。
大きいブランドで、デザイナーが全て一人で考えてるわけじゃないですからね。
まさにプロ中のプロフェッショナル!!!
アイルランドの地元ニッターの手編みという伝統と、ロンドンのデザイナーという先進性がものの見事に融合した、比類無きブランド!
そんなニットブランドから届いたのは、、、まさかのGジャンでリーバイス3rd型!?!?!?
進化を遂げた究極のジーンズがリーバイス501の66モデルだとするならば、
Gジャンはやはりリーバイスサードと言っても過言ではありません。
そしてこのニットも割と着丈は短めなので、Lotナンバーで言えば70505ではなく557の方と言ってもいいのではないでしょうか!?!?!?
名品が、なんとインディゴニットで作られるとは!!!!!
それなりに様々な服を見て来た私ですが、このアイテムには思わず「その手があったか!!!」と膝を打ちました!
リーバイスサードの特徴的ディテールである「Vステッチ」が、ガンジーセーターでも使用するガーター編みで表現されています!
もう私はこの時点で号泣しておりました!だって、ガンジーセーターみたいに直線ではなく斜めですよ!
ニッターのおばあちゃんがかわいそうでしょ!ちゃんとポケットも使用できます!
背中のステッチもご覧の通り!
使用するボタンは足付きボタン。
ヴィンテージが好きなら分かるあのボタンと同じですね。
しかも驚いたのが、このボタンはデッドストックではなく、現在もイギリスで作られているというのが素晴らしすぎる!
そしてもう一つは、Gジャンの原点!ファーストタイプまで!!!!!
肩のヨークもステッチで再現。
そしてなんとなんと!バックルバックが付いてます!ニットなのに!?!?!?!?!?
伸縮性があるニットである以上、もはやこのディテールは意味を成さず。
つまり様式美でございます。
このバックルは服好きのロマンを象徴しているのです。
ストラップの根元は、縫製ではなく編み込んでますからね!
アイルランドのおばあちゃんは、どんな思いでこれを作ったのでしょう!?
ちなみに全てのニットが手編みなのですが、ニッターさんのサインが付きます。
当然ですが名前も筆跡も違います。
もはやイングランドでもスコットランドでもアイルランドでも、全て手編みで行う正真正銘のハンドニットを作るのは困難です。
絶滅危惧種どころか、絶滅したと言っても過言ではない、とても貴重なニット。
ちなみにこのニット、インディゴニットなので色落ちもします。
なんと、肘の内側にアタリが出始めたんですよ!ニットなのに!前代未聞です!
この8年間、いつ着ても楽しくて、大事に大事に着てるニット。
以前取り扱った時よりは、ヴィンテージのGジャンというものが世間に広まっているので、
このライトハウスの面白さがもう少し多くの方に伝わるといいなと思います。
ちなみにこちらの商品は、8年前に一度作られたっきり。ある意味デッドストックです。
なのでサイズはSとLしかありません。
ハンドニットなので個体差もありますし、全体的に造りは小さめ。
S=ユニセックス L=メンズのS~Mくらいとお考え下さい。
それではまた、2024年もお店で会いましょう。