ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「ベッドの日」だそうです。
こち亀!?連載終了???
やっぱり感動します。浅草物語。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】GITMAN VINTAGE(ギットマンヴィンテージ)
【アイテム】Bengal Stripe B/D & 6.5oz Japanese Denim B/D
【価格】Bengal Stripe B/D ¥17,280-(税込)
6.5oz Japanese Denim B/D ¥18,360-(税込)
【コメント】
昨年より本格的に取り扱いを始めることになった、アメリカンボタンダウンシャツの代名詞・Gitman Brothers(ギットマンブラザーズ)でございます。
diariesのアメリカンボタンダウンシャツだったらINDIVIDUALIZED SHIRTSがあるじゃない?なんで?
と熱心なブログ読者の方なら、きっとそうお思いになることでしょう。
確かにアメリカのオックスフォードボタンダウンシャツといえば、ブルックスブラザーズやラルフローレンであり、
さらにそこにシャツを提供していたのは他ならぬインディヴィジュアライズドシャツなのですが、
実はこのギットマンブラザーズもそうなんです。
というかインディヴィジュアライズドシャツもギットマンブラザーズも、今やグループ会社だったりするんですけど。
またインディヴィジュアライズドシャツがボタンダウンシャツとしての地位を確立しましたが、日本ではそれは2000年以降の話。
それまではアメリカンボタンダウンシャツといえば、このギットマンブラザーズかアイクベーハーでした。
40歳以上の方なら分かってもらえるはず。
私にとっても、初めて「アメリカンのオックスフォードボタンダウンシャツを買うぞ!」と思って手に入れたブランドこそ、
このギットマンブラザーズなんです。
つまり「良いシャツ」の原点。
数ある生地や柄の中からこれだと思う物をチョイスし、そこからさらに型や襟の形などを決めていきますので、
まあちょっとした別注って言ってもいいんじゃないかと思います。
なので当店に並ぶギットマンのシャツは、あまり他の店で見ないかもしれませんね。
また先ほど「数ある生地や柄」と書きましたが、これもまたポイント。
今までdiariesでは、インディヴィジュアライズドシャツのバリエーションが少ないと感じていました。
それは限られた予算の中で、ファッションとしての追求ではなく、
着る人にベストマッチする服として、できる限りサイズ展開を広げたいからという理由から、
バリエーションを少なくし、その代わりにXSからXL相当までご用意してまいりました。
ただそうなると、どうしてもベーシックなデザインに寄っていってしまいます。
さらには毎年同じような物だと、お客様にも飽きられてしまう。(お客様の数もそんなに多くないので・・・)
というようなジレンマを抱えておりました。
そんな中でのギットマンとの出会い。
当店でのギットマンの立ち位置としては、インディヴィジュアライズドシャツよりもカジュアル寄りのシャツといったところでしょうか。
色・柄のバリエーション然り、さらに別注による様々なアイテムをご用意することができます。
ちなみにギットマンのサイズ展開もXS・S・M・L(インディヴィでいう14-31,14H-32,15H-33,16H-34相当)であることから、
サイズもシビアにならずに気軽に着ていただけると幸いです。
前置きが長くなってしまい、申し訳ございません。(それだけ気合が入っているってことなんですけど。)
まずはブランド紹介からどうぞ。
1932年、創業者であるマックス・ギットマンがニューヨークから炭鉱町であるペンシルバニア州・アシュランドに移り住み、
「Ashland Shirt & Pajama Company」を設立したのが始まり。
そして彼の息子であるアルフレッドとシェルドンの名前を取り、1978年にギットマンブラザーズをスタートさせます。
現在ギットマンブラザーズは、アメリカ製を貫く数少ないシャツメーカーの一つ。
その中でもGitman Vintageラインは2009年にスタートした、創業当時の面影を残すヘリテージコレクションです。
当時の生地を再現し、またチョークボタンやロッカーループといったディテールや、ダブルトラックステッチングという縫製も復刻。
さらに現代的なスタイルにフィットするようサイジングを見直しています。
Gitman Vintageのシャツは、25のパーツが50もの工程を経て縫製され、1着あたり80分以上を要します。
というブランドです。
また上記のギットマンヴィンテージのタグの色ですが、創業当時のグリーンレーベルを採用しているそう。
このギットマンのタグがねぇ~、10代の頃それこそ20年前は憧れだったんですよ~!
大体どの店もビニール袋に入ったままでね、お金が無いから買えないんだけど着てみたい、
だけど試着させてくれって店員さんに言えなくて。
そんな思いもあるので、当然私はビニールに入れたまま店頭に並べることはありませんけど。
昔はそんなお店ばかりでしたからね~。
そんなわけで2シーズン目。
オーダーしたのはまずはコチラから!
ベンガルストライプ。
もしストライプシャツを手に入れたいと思ったら、まず最初に見てほしいシャツ。
細い太い様々なストライプがありますが、こちらはストライプの幅が3mmくらいのやつで、
5㎜くらいまでのいわゆるロンドンストライプ(通称ロンスト)が合わせやすいことこの上ないと思っています。
(ちなみにベンガルストライプてのは、インドのベンガル地方で織られたストライプのことを言うそうです。
なので、この太さがベンガルだよというのは特にないかもね。)
そしてギットマンらしいディテールをご紹介。
もう一度ブランド説明を見てほしいのですが、
襟の後ろに付いているボタンがチョークボタン。
その下のバックヨークは2つに割れているスプリットヨーク。ちゃんと柄合わせしてくれてます。
その下のセンターボックスに付いているループが、ロッカーループです。
文字通り、ロッカーで吊るす時に使うやつ。
このユニフォームのような合理的でアメリカらしい作りが、アメリカンシャツを代表するギットマンらしくてGOOD!
そしてもう一つのディテールが、ダブルトラックステッチング。
日本語でいうと、2本針縫い。
インディヴィジュアライズドシャツが1本針の巻き伏せ縫いに対し、こちらはカジュアル・ワーク色がやや強くなると思います。
ま、ぶっちゃけ大した違いではないです。強度的にも。
ここはあまりこだわらず、ウチの店のセールストークだと思って下さい。どっちが良いという程でもないです。
ですが、このボタンダウンの面白いところは、ここ。
襟の縫製までダブルステッチてとこ!!!!!
こんなのなかなかないですよ~!
シャツにとって襟って命ですからね!それを、形が崩れそうなダブルステッチでガンガン縫っちゃうところが好き!これぞアメリカ!
そしてもう一つのギットマンのこだわり。
前合わせの一番下のボタンは、横になります。
これはなぜか。どうしてもヒップにかかってくる部分なので、横に引っ張られがち。
ボタンホールは、常に横方向にテンションがかかった状態だと開いてしまいます。
なので横にしてます。
イタリアのシャツでも見ますよ。
あと、ボタンホールのステッチもギットマンカラーのグリーンにしてるところもポイントですね!
とまあストライプはこんなところです。
でも今日はまだまだ行きます!
次はこちら!
形や縫製は同じですが、こちらはデニムを使用しました。
しかも日本で作られたデニムを使用しています。やっぱり世界の岡山です!
厚みは6.5oz。ゴワゴワせずにさらっと着られます。
既に店頭に並んでおりますが、みなさんの微妙な反応がウケますね!
しかしそれは狙い通り!
その理由は色にあります。
ご覧の通り、絶妙というよりは微妙なブルー。
古着で言うところの「レギュラー」てやつです。ヴィンテージ感全く無し。
実際に巷を見回してみても、デニムシャツなんてワンウォッシュくらいの濃紺か、
使い込んだようなタテ落ちしてるウォッシュ加工物だと思います。
共通するのはヴィンテージ感。つまりそれが付加価値になるわけです。
で、こちらのシャツは、敢えてその付加価値を放棄してます。
先ほどのdiariesにとってのギットマンのシャツの立ち位置なんですが、
他のシャツではなかなかできないところに終始するわけで、
端的に言えば「あまり人とかぶらないやつ」だったり「あまり売ってないやつ」だったりします。
でもそれって、すごく「セレクト的」なんじゃないかな~と思うんです。
自分が初めて「良いシャツを買いたい」と思ったブランドですから、改めて若かりし頃のセレクト感を思い出させてくれたわけです。
すいません。今ちょっと熱があるので、文章があっちこっち飛びますが、
結局はひねくれ者の私が、こんなのあまり無いよねと思って作ったシャツになります。
ちなみにコンセプトはというと、
「母ちゃんがジャスコで買ってきそうなシャツ」
イオンではなくジャスコです。それがこだわり。
30歳を越えた今だからこそ着ることができるのではないかと思います。
なので若い子にはお勧めできませんね。
シャツもそのまま着るのではなく、大人らしい遊びを取り入れましょう。
Jacket/Yarmo (Drivers jacket) ¥19,440-
Tie/WORKERS (Silk knit tie) ¥8,190-
Handkerchief/Blumer (Dot bandana) ¥2,529-
昨日、ちょうどお客様と結婚式二次会のスタイリングを作ったばかりなので、それに引っ張られてます。
ダブルステッチが利いたボタンダウンに、ワークジャケットを合わせる野暮ったさ極まりないコーディネート。
パンツは白でスッキリ見せたいですね!
もう長くなってしまったので、この辺で。
最初の頃、何を書いたか覚えてません!
それではまた。お店で会いましょう。