Honnete(オネット)のSingle P-coat

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「土木の日」だそうです。

それよりも昨日サッカーを見てて気になったのが、タケモトピアノの広告。

タケモトピアノってそんな儲かってんの???

 

広告よりCMを変える方が先じゃないの???→https://www.youtube.com/watch?v=_JWqH6BxBdU

なんかこう、こみ上げるものがあるよね。昭和っつーか・・・

なんでもこのCMを見せると、赤ちゃんが泣きやむらしいので、子育て中の方は是非!

 

 

じゃ、商品紹介です。こうなったら意地でもフランス物紹介!

ドウゾ!

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【ブランド】Honnete(オネット)

【アイテム】Single P-coat

【価格】¥42,120-(税込)

【コメント】

今年も届いております!もう何年目か忘れるほどのdiariesの定番アウター。

これ以上着やすいものがありません。

さらに今季はマイナーチェンジが施され、ついに完成形にたどり着いたかといった感じです。

(その分価格は上がっちゃいましたけどね。)

しかし未だコーディネートの汎用性・コストパフォーマンス・製品のクオリティに置いて、右に出るものはおりません。

あればとっくに仕入れてます。

 

それでは初めてご覧になる方のために、まずはブランド紹介から。

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Honnete(オネット)は、フランスはトゥールーズ地方にテキスタイル メーカーとして設立され、
フランス国内の様々なブランドにワーク系の生地を供給していました。
自社に繊維工場を設立後、オリジナルレーベルでの製品生産を 開始しました。
自社で生地開発ができる強みと、より優れた生地の選別と使用が可能となり、
フランス国内外のブランドの縫製も手がけるに いたっています。
PAUL & JOEやANATOMIKAなどの生産を請け負っていたこともあります。

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というフランスのいわゆるファクトリーブランドといったところです。

しかしオネットはファクトリーブランドながらデザイン性に優れているところが魅力です。

昔はワークウェアが目立ちましたが、最近はレディースをはじめ繊細なデザインが多く、

ファクトリーブランドとデザイナーズブランドの中間と言ってもいいくらいじゃないでしょうか。

 

さらに、上の写真を見て分かる通り、誇らしげなMADE IN FRANCEのタグ。

そうなんです!ここがマイナーチェンジのポイント!

これまではポーランド製だったのですが、フランス製に戻りました!

(全てのアイテムではないですが、このコートに限っては。)

 

戻ったというのは、昔は全てフランス製でした。

 

私が20年近く前に着ていたオネットのジャケットもフランス製。

あの頃はアナトミカの生産を請け負っていて、確か原宿のナンバー44かどこかで、

アナ○ミカと同じ素材・縫製(違うのはボタンくらい)のモールスキンジャケットを見つけ、

アナ○ミカのそれより5000円くらい安かったので、急いでお金をおろして買いました。

21,22歳くらいの頃で、そればっか着てましたね。

それまでアメカジまたはストリート系だったのですが、ヨーロピアンワークへ目覚めたきっかけだと思います。

なので個人的にも非常に愛着のあるブランドなんです。

それから十数年後。まさか自分の店で売るようになるとは思わなかったですよ。

 

 

話を戻しますが、フランス製になったから去年の物は悪いの?と聞かれれば、

ぶっちゃけクオリティは変わらないと思います。

背景としては円安で価格が上がってしまったので、

フランス国内で製造しても価格が変わらなければフランス製の方がいいだろうくらいだと思います。

MADE IN ○○というブランドに弱いってことです。日本人は、、、いや俺か!?!?!?

 

それでもデザイン的に変わった部分もちゃんとあります。

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こちらも久々。ririジップに戻りました!

ちなみにririジップとは、1936年にスイスに設立されたriri社のジッパーのこと。
欧州圏では有名で、世界最高品質と強度を誇るジッパーの高級品。
その歯の一つ一つは磨きがかけられ、まさにスイスの工芸品のごとき、すばらしきプロダクツ!
フロントジッパーの引き感は、がっしりと強い抵抗感がありながら滑らかな作動性を感じさせ、
日本やアメリカのジッパーにはない感触です。
ちなみにグッチやプラダもriri社のジッパーを使用していることでも有名です。
まあ正直、世界シェアNo.1はYKKですが。というよりそんなに違いは無いですが、確かに滑らかです。
高いんですよ、このririジップ。
だけど、ririジップを使うことが、作りに手を抜いてない証拠になるんじゃないでしょうか?

 

5年前まではririジップを搭載してましたが、それまではウール1枚と裏地1枚で、

カッコよかったんですけど防寒性に乏しかった。

多くのお客様からの要望により、サーモライトの中綿を使用することで防寒性を高めました。

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ちなみにインビスタ社が開発した「THERMOLITE®(サーモライト®)」という素材は濡れても軽く、
暖かさが持続し、ワイルドシングスのプリマロフトと並んで、ダウンに変わる防寒材として広まっています。
ダウンより少ない量で同程度の保温性を持つので、こういうシルエットがふくらんでは困るアイテムには
もってこいなわけなんですね。またクリーニングも楽なのも良い。

 

デザインより機能性・実用性を取るところが、ファクトリーブランドぽくて好きです。

 

しかし幸か不幸か円安が作用して、ririとサーモライトどちらも搭載したオネットのシングルPコートがここに完成。

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先ほどからPコートを連呼してますが、あのダブルのそれとはまったく違いますね。

ピーコートの定義は、メルトン生地を使って、このように立てると風をさえぎる大きめの襟と、
手袋をしてでも留めハズシができる大きめのボタンがあれば、ピーコートなんだと思います。
でも、コットンでもナイロンでもピーコートがあるので、大きい襟と大きいボタンならピーコートなんですかね?

ま、雰囲気で。

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生地もメルトンはメルトンですが、アメリカのそれと違って肌触りがよく、またしなかやながらコシがある素材。

 

このしなやかさが着こなしのポイントになってきます。

 

こちらのコートは、全部で3通りの着こなしを提案させていただいております。

まずはこちら。

Vゾーンをせまくしてピーコート色を強めのスタイリング。

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次に、真ん中のボタンだけを留めてジャケット風に。

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またジャケット風ということであれば、ベストを合わせて3ピース風にもできます。

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そして一番好きな着こなしがこれ。

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これは着てみないと何とも言えないんですけど、一番上まで留めてミニマムな雰囲気に。
そしてジッパーがアクセントになってるところ。

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やっぱり洋服って秋が一番楽しいと思います。

重ね着もできるし、色も遊べるし。

でも真冬になると、ヘビーなアウターをバサっと羽織ったらおしまい。

だから、真冬も過ごせるアウターで、レイヤードも楽しめるアイテムって重宝されると思います。

今季は在庫を少なめにしてしまいましたので、お早目にどうぞ。

 

※今週は連休をいただきます!※

 

それではまた。お店で会いましょう。