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ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「豆腐の日」だそうです。
豆腐などの豆類や魚は物忘れに良いそうです。
どっちも好きな食材なので、よく嫁にメニューに入れてもらってます。
でも、昨日ブログで伝え忘れたことがあったので、今さらですがお伝えしたいと思います。
(豆腐や魚は物忘れ防止に利くんでしょうかね?)
さて、昨日ご紹介させていただいたSt.JAMESのFRENCH NAVAL COVERALL(DEAD STOCK)ですが、
こんな紙に包まれているのを思い出しました。
こんな紙
VESTE DE TRAVAIL en toile(キャンバスワークジャケット)
COTON BLEU FONCE(コットンDARK BLUE)
modele unifie(統一モデル)
–
Quantite:10(数量:10)
Taille:88-76(サイズ:88- 76)
Annee de fabrication:1970(年:1970)
Raison sociale du fournisseur:SONORCO(プロバイダ名:SONORCO)
訳してみるとこんな意味だそうです。
昨日、1969年のデッドストックって本当か?って書きましたが、この紙を見る限りどうやら本当ですね。
1969年に作られて、フランス軍に1970年に納品されたのでしょう。
これを見ると、やはり供給元は「SONORCO社」で、セントジェームスはどう関わってくるのか、さらに謎が深まります。
ちなみに、このワークジャケットのレイアウトは、今こんな感じになってます。
手前がSHANANA MILの1960’s French Velcro Parkaで、一緒に飾ってあります。
それはなぜか?
SONORCO社について調べている時に発見したんですが、
なんと!このフレンチベルクロパーカーも、1960年代にSONORCO社が作っていることが分かったんです!
奇しくも同じ1960年代に!同じメーカーで作られたコットンのアウターが!
まさか!まさか!約半世紀の時を経て、この茨城の片田舎で再び巡り合うことになろうとは!!!
どうですか!?興奮してんの俺だけ???ねえ!一人にしないで!!!
というわけで、Diariesのレイアウトや商品の並びには、
ただのコーディネート提案だけでなく、そういったメッセージも含まれております。
レイアウトにメッセージって、ちょっと重たい気もしますが、そんなお店もなかなかないんじゃないかと思います。
相変わらず新品屋なのにゴチャゴチャした店内ではありますが、そういうルールが隠されてたりするんで、
気になった方は、お気軽に聞いてみて下さいね。
言い終わってスッキリしたので、今度は商品紹介に移ります。
今日も長いので、最後までヨロシク!
コチラ!
【ブランド】LE TRICOT DE LA MER(ル・トリコ・デ・ラ・メール)
【アイテム】Guernsey Sweater
【価格】¥20,790-(税込)
【コメント】
今シーズン、この手のボーダーニットは、様々なメーカーで同じようなやつがたくさん見かけました。
恐らく、色んなお店にも似たような商品が並んでいるかと思います。
しかしDiariesがセレクトするのは、その中でも想いが込められたセーターです。
今日の商品説明は、物語を読むようにご覧ください。
それではハジマリハジマリ~
通称「ガンジーセーター」と呼ばれる、ミニマムなデザインながられっきとしたフィッシャーマンセーターの1つ。
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16世紀からガンジー島に伝わる伝統的なセーター。
ガンジー島はイギリスとフランスの間にあるチャネル諸島(ドーバー海峡より南西に位置)にある小さな島。
そのセーターは、ガンジー島という極寒の地において、海に出る男たちの為に、
無事帰ってくるようにと女性達が編みあげたセーターがルーツとなっている。
また、1857年にはネルソン提督(※)が海軍用の衣料として採用していた記録が残っている。
(※アメリカ独立戦争、ナポレオン戦争などで活躍したイギリス海軍提督。)
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歴史あり、想いあり、軍に採用されるほどの実績ありという3拍子揃った、正に質実剛健なニットです。
フィッシャーマンセーターといえば、ケーブル編みがこれでもかと施されたアランニットが思い浮かびますが、
こんなミニマムなデザインのやつは、俺みたいな天邪鬼には持って来いです。
先程の正面からの写真を見てもらって、こちらは後ろ姿。
このセーター、面白いことに前後関係なく着られるんです。
恐らく、いちいち前後を確認する必要が無い為、悩まずすばやく着ることができます。
ハイネック気味の首周り。
モックネック、ガンジーネックとも呼ばれますが、要は防寒性に優れているということ。
また、リブ編みになっているので、見た目ほど苦しくなく、シャツを重ね着してもカッコいです。
ガンジーセーター最大の特徴である袖の継ぎ目。
現在ではボディの生地は機械で織られますが、継ぎ目は手作業。
ここにもリブ編みを配し、動きやすくしてあることや、船をつなぐロープやハシゴをモチーフにしています。
また、もう一つのガーター編みのパネルは、浜に打ち寄せる波を表わしているそうです。
同じ編みは袖口と、裾にも。
裾にはスリットが入っていて、ストンとしたシルエットも好みです。
また、この模様には昔はそれぞれの家庭ごとに家紋のように編み方があり、
もし海の事故で亡くなってしまった場合、遺品として、またどこの家の者であるかを判別する意味もあったようです。
着てみるとこんな感じです。
ガンジーニットは素材も独特。
例えば、ジョンスメドレーとは対照的かもしれません。ゴワゴワザラザラとしてて、いかにも強そうです。
理由は、紡績工程で強い撚りをかけ1目1目を固く編みこんでいるからです。
そうすることにより毛糸は風を通しにくく、また少々の雨では通さなくなります。
また糸を強く撚るということは、糸の1本1本がスプリング状になるということです。
ということは、生地にストレッチ性が生まれ、とても動きやすくなるんです。
以上、ガンジーニットの説明でした。ご理解いただけましたでしょうか?
また、今回セレクトしたガンジーニットは、コチラ
LE TRICOT DE LA MER(ル・トリコ・デ・ラ・メール)は日本語にすると、海のニット。
現在、ガンジーニットのブランドは、「Guernsey WOOLENS」「Le tricoteur」「Channel Jumper」の3つが有名です。
今回セレクトしたこの「LE TRICOT DE LA MER」は、「Guernsey WOOLENS」のファクトリーになります。
よく雑誌とかに載っているGuernsey WOOLENSより1割ほど安いです。
この辺のファクトリーブランドをセレクトするところがDiariesっぽいでしょ?
ちなみに、この「LE TRICOT DE LA MER」ですが、イギリスのブランドなのに何故かフランス語。
これもなんでかっていうと、地図で見ると分かるんですが、ガンジー島ってどっちかっていうとフランスに近いんです。
だからフランス語だったりするんですね。
もしかすると、ヨーロッパ向けが「ル・トリコ~」ネームで、英語圏向けが「Guernsey~」ネームで出荷してたりするんですかね?
そうそう!さらにこのガンジー島ですが、
昨日一昨日と紹介したSONORCOやセントジェームスが発祥したノルマンディー地方の目と鼻の先!
パリから西にまっすぐ行くと、SONORCOの本社を通って、海を渡るとガンジー島に到着しますよ!
服を通じて世界を旅する。
んん~洋服って素敵ですなあ~
よろしく~
じゃ、また。お店で会いましょう。
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