LEON FLAM(レオンフラム)のSAC21H Helmet Bag

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「自然薯の日」だそうです。

自然薯、納豆、オクラ、めかぶを丼に乗せてまぜまぜ。そしてナメコの味噌汁。

 

健康にっていうか、粘り強くなった気がします。

 

昨日は久々に忙しくさせていただきました!ありがとうございます!

1か月、いや1か月半ぶりかな~?軽くテンパりました。

でも久々にお会いした方とゆっくり話せないのがもどかしいですね。

お店の忙しさに波があるのはコントロールできないしな~。

予約制にしてみるのも面白いですけど。

何が面白いって、予約制にしてから1週間くらい経っても、誰からも予約が入らない時の自分を想像したら笑えますね。

 

そんなわけで、比較的入りにくいと評判の当店ですが、

まだいらしたことないお客様は、どうか勇気を出して扉を開けていただけると幸いです。

 

とりあえず、2015年秋冬のウェア類は、オーダーしたものは全て今週中に入荷予定。

こんなに商品があって大丈夫なのか俺は?と思う毎日です。

今来ると結構楽しいと思いますので、よろしく!!!

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

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【ブランド】LEON FLAM(レオンフラム)

【アイテム】SAC21H Helmet Bag

【価格】¥56,160-(税込)

【コメント】

約1年ぶりのご紹介となってしまいました。

diariesでは定番アイテムではありますが、

実は2015年秋冬からマイナーチェンジすることになっていましたので、仕入れを止めておりました。

どう変わったかは、最後の方でご説明させていただきます。

まずはブランド紹介からどうぞ。

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1924年に創業者のLEONがパリにワークショップを構えたのが始まり。
1920年代には、「Les Annees Folles(レ・ザネ・フォル=狂乱の時代)」を生き抜く人々を魅了してきました。
厳しい目を持つLEONが作るレザーバッグやキャンバスバッグは、彼の成長とともに旅行者を中心に広まっていきます。
中でも、1918年から1932年までフランスに存在した航空会社「エアロポステール」の若いパイロット達に使われていました。
フランスのトゥールーズからブラジルのリオデジャネイロまで、プロペラ機という過酷な状況に耐えるそのバッグの姿は、
飛行時代を支えた影の英雄とまで言われました。
第二次世界大戦の影響で空白の時間があったものの、現在でも創業者の技術を継承し、
現代の旅人達の旅の一部となるよう設計された新しいコレクションが生み出されています。
製品のパターン・生地・付属品はフランスまたはポルトガル製です。
フランスの卓越した手工芸産業に根ざしたモノづくりを行っています。

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というように、なんと創業90年以上!
これまた偶然にもゴリゴリのフレンチブランド。
非常にエスプリが利いております!!!(実はエスプリがなんだか分かってません。言いたいだけ・・・)
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やはり目に飛び込んでくるのが、このレザー部分だと思います。
レオンフラムに使用されるレザーは、フランスのアルザス地方(ストラスブールを中心としたクリスマスツリー発祥の地!)やイタリアのレザーを使っています。
もちろん一般的に行われるクロームタンニングではなく、ベジタブルタンニングレザーを使用しています。
さらに柔軟性と耐久性を持たせるために完全な自然素材で行うオークバークによるなめしを行っています。それは自然に敬意を払った方法でもあります。
ここまでまさかのオークバーク!?Diariesのブログをいつもご覧にいただいてる方であれば聞いたことがあるはず!!!
あのTENDER Co.でも使っているBakerのレザーもオークバーク!Baker以外にもあったのか~!

この構造(縦長のポケット2つに大きいフラップの組み合わせ)を見て、ヘルメットバッグとすぐに分かる方はいらっしゃいますでしょうか?

僕らなんかは、若い頃はバッグと言えばポーターだったので、すぐに分かります。
しかし、ポーターはアメリカ軍のヘルメットバッグをモチーフにしているのに対し、こちらはフランス軍のヘルメットバッグをモチーフにしています。
結局はどの軍のヘルメットバッグをモチーフにしようが、同じなんですが!!!

 

それを理解すれば、こんな上品なバッグのくせにミリタリー要素も混じっているので、

当然M-47カーゴパンツと合わせるのとか最高じゃないですか!!!

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本当は靴はJMウェストンか、Guide&Roselliniにしたいね。

 

そして下部のキャンバス部分は、

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ノルマンディー地方で作られたヘビーオンスのものを使用し、さらにワックスコーティングが施されています。
レザー部分もワックスキャンバスも使いこめば味が出てきて、経年変化も楽しみ。
またこのように角の擦れる部分は、しっかりとレザーを当てているので、長い間使うことができます。

 

 

実際この1年使ってみた傾向としては、大体展示会の時が多いです。

基本的に家とお店の行き来はシュペリオールレイバーのトートバッグ。

これは書類だなんだと割と荷物が多かったり、

帰りにスーパーによってエコバッグのように野菜だなんだをガンガン持ち運べるので。

そして展示会の時は、アパレル受けの良いabkのバッグでしたが、

abkはやっぱり持ちにくいので、回るメーカーさんの件数が多いと疲れますねやっぱり。

なので、朝から晩まで展示会で回る時は、このレオンフラムの出番になります。

 

つまり機能とデザインのバランスが、非常に高いところで取れていると思います。

 

それでもこのバッグを4年前に見た時は、まんまヘルメットバッグだったので、

ショルダーストラップの取り外しができませんでしたからね。

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今では当たり前のようにナスカンで取り外しできるようになりましたが、
老舗でありながらエンドユーザーの声にちゃんと耳を傾ける姿勢が素晴らしいと思います。
これが取り外しできないせいで、私も取り扱いを2,3年見送ってましたので。
diariesについての話をすると、お客様に自信を持ってお勧めしたいので、
私が完全に納得するまでは、ちょっとくらい良いと思っても仕入れないんです。
他はどうか知りませんが、良いブランドを見つけても、まだ時期じゃないと思えば、
他の店から送れようとも、我慢します。
そもそも本当に良い物に早いも遅いもないと思いますからね。
(と言っておけば、ちょっとは高感度だと思われるかな・・・www)
話を戻しまして、
また機能的という部分では、次に紹介するディテールも秀逸!!!
レザー部分で赤が差し色に使われているのが分かるかと思いますが、バッグの中も赤!
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これがフランスか!ルネサンス!!ベルエポック!!!
しかし、私は知っています!これが見た目だけでなく、機能性すらも含んだデザインであることを!
アウトドアバッグをお持ちの方なら分かるかと思いますが、バッグの内側は黄色やオレンジの蛍光色になっていませんか?
あれには理由がありまして、明るい色を使うことで光がバッグの中で反射するのと、
陰影をハッキリさせるので、物を探しやすくなるんです。
実際私も、携帯や名刺入れが底に入っちゃったときも、すぐに見つけられましたからね。
素晴らしいバッグでしょ!?コレ!
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ちなみにこのバッグは、フランス本国では「21H COMTE DE LA VAULX」という名前が付いております。
その由来は、1930年5月12日にジャン・メルモーズというアフリカ~南米間の民間空路開拓に多大な業績を残した伝説的パイロットから来ています。
メルモーズはCOMTE DE LA VAULX号(ラテコエール28水上機)に乗り、
セネガルのサンルイからブラジルのナタールまで飛び、大西洋の横断に成功しました。
その時にかかった時間が21時間24分。
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そのエピソードから、バッグの持ち主と長い間一緒にいられるというコンセプトで設計されました。
ちなみにジャン・メルモーズは、1926年にトゥールーズ~ダカール間でエンジントラブルによりサハラ砂漠に不時着しています。
この時は無事生還を果たしましたが、1936年12月7日に南大西洋の横断飛行中に消息を絶ってしまいます。
この話、本が好きな方には何か思い浮かびませんか?
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そう、あの名作。サン=テグジュペリの「星の王子様」の題材にもなったそうなんです!!!
夢とロマンを感じますね。
そろそろまとめに入ります!長くなってすいません!
最後にマイナーチェンジについて。
それはこのBlackに関してなのですが、
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今季よりハンドル部分も黒いレザーになり、よりビジネスシーンに活用できるよう仕上がってまいりました。

昨年までは、ハンドル部分は茶色だったので、

お客様の職種や社風またはクライアント・お客様の話を聞きながらご提案させていただいておりました。

ですので、今季からはもうちょっとお堅いところへお勤めの方にも、お勧めできるようになったと思います。

私も曲がりなりにも法人営業でしたので、それこそ街の個人経営の商店からブ○ック企業から日立市にある大手の○立まで、

さまざまなクライアントと仕事をしてきました。

なので、他の洋服屋さんよりも確かなアドバイスができると考えています。(アパレルは良くも悪くも浮世離れしてるので、一般常識がちょっと・・・ね。)

 

またビジネスシーンにおいてオシャレをするというのは、モチベーションにつながり、結果仕事の成果も上がるんです。経験上ね。

実は結構スーツで遊んでも大丈夫だったりするんでえす。

相手が洋服に興味がないと、そもそも営業マンの服にも興味がないんです。

また日本てドレスコードが曖昧なので、ほとんどの人は何が正しい着こなしか分かりません。

だから結局は遊んだもん勝ちなんです。

とはいっても、営業中にウォレットチェーン付けてて商談しに行ったら、

「舐めてんのか!?帰れ!」って怒られたことありますけど!www

もちろんその後、謝りに行ったついでに受注しましたけどね。ご指摘いただき、ありがとうごました!って言って。

 

まあそうやってサラリーマン時代も、苦労をしながらも楽しんできたわけです。

 

 

そんなわけで、そもそもこのバッグをセレクトしたのは、

自分がまだビジネスマンとして勤めていたら、絶対このバッグを使ったろうなと思ったからです。

このバッグに出会う前だったら、きっとフェ〇ージを使っていたでしょう。
実際に通勤で使ってましたけどね。ジャー〇ル時代に買ったやつがあったので。
でもフェ〇ージも10年くらい使ってさすがにボロボロになってしまったし、
そもそも素材がナイロンなので、使い込んで味が出るという物でもないんですね。
その反動もあり、シュペリオールレイバーやa.b.kといったキャンバス×レザーのタフなバッグを使いたくなったのかもしれません。
以上の経験から、フェ〇ージくらいスタイリッシュで、シュペリオールレイバーやa.b.kくらいタフで味が出るバッグをずっと探してました。

 

ちなみに、私もこちらのグリーンを1年ほど使ってまして、なかなかいい味が出てきているのですが、

そちらはまた後日ご紹介しますね。

これは、本当に良いバッグです。

 

それではまた。お店で会いましょう。