TENDER Co.(テンダー)の130 TAPERED JEANS (Dip dye WOAD)

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ダイアリーズの
今日は何の日?

今日は「サブレの日」だそうです。

そうそう、先日も今季のSABREが入荷してきてますよ!
SABREとかいてサブレ?サーブル?
ちょっとだけ、、、

このままSABREの紹介に行きたいところですけど違います。

今日はコチラ!

【ブランド】TENDER Co.(テンダー)

【アイテム】130 TAPERED JEANS (Dip dye WOAD)

【価格】¥50,400-(税込)

【コメント】
やっとご紹介できます。先日テンダーのジーンズを紹介した時にチラ見せしてたジーンズです。

パッと見でもうお分かりでしょうか?

そう、後染め。

今さら後染めと思われるかもしれませんが、もちろんテンダーの後染めは普通じゃないです。

こちらはテンダーの最高峰モデル。
その名も「Dip Dye Woad」(=ウォード染め。)

というわけで、ここから蘊蓄です。
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テンダーの後染めタイプは、今は殆ど行われていない古いインディゴの染め方を踏襲したもの。
ウイリアムはインディゴ染めの歴史を紐解いていくうちに、この染料に辿りつきました。
WOAD(日本語でホソバタイセイ)という天然の染料。

この染め方は、すでにイギリスからは姿を消しており、ヨーロッパでは南フランスに唯一残るのみ。
そこから染料を取り寄せ、ウイリアムが1点1点ハンドディップで染めています。

また、もともと天然のインディゴというものは、色が染まりにくく、
1度ではなかなか染まらないため、このハンドディップは5~7回程繰り返されます。

実はこのホソバタイセイを使ったインディゴ染めは、石器時代から続く青色の染色方法。
フランス南西部は、天候に恵まれ暖かく、ホソバタイセイの栽培に適した土壌であることから根付いたものと考えられています。

さらにホソバタイセイは、フランス革命後に皇帝・ナポレオンボナパルトに国の色としても指定されました。

しかしヨーロッパの植民地から次第に安い綿が届くようになり、次第にウォードダイは姿を消していきます。
(※このアメリカから届く生地は、フランス・ニームに最初に届き、
  それはserge de nimes(ニームのサージ素材)と呼ばれ、de nimes=denimの語源となりました。)
またイギリスでは、ホソバタイセイを染料にするために発酵させると、ものすごい悪臭が漂うため、
1900年代初頭に禁止されたほどの逸話を持っています。
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というものです。

石器時代という猿から人となった人間と同じくらいの歴史を持ちながら、歴史の闇へと葬られてしまった染色方法。
それを蘇らせ、ジーンズの根源的な部分に近づいていくウイリアムのストイックな姿勢には、驚嘆せざるを得ません。

これは俺もまだ履いてないのですが、ウイリアムが2年ほど履いたやつを見せてもらいました。
写真も撮ってあるのですが、ここに載せることはできません。
テンダーに興味のある方に、店頭で画像をご覧いただきたいと思います。

なんとも言えない色の落ち方でした。
俺も自分のUNBORNタイプをもうちょっと色落ちさせたら、このWOADに挑戦してみようと思います。


まだまだテンダー熱は冷めそうにありません。

よろしくー

じゃ、また。お店で会いましょう。

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