ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「タウン情報の日」だそうです。
俺が詳しいタウン情報ってなんだろうと思ったら、やっぱり食べ物でした。
というわけで、ベルギーの何が良いって、観光するところは殆ど無いくせに、
食べ物はどこで何を食っても美味い!!!そして物価も安い!!!!!
夕方にホテルにチェックインしたものの、移動で疲れてしまったので、夕食はホテルの目の前のFish&Chips屋さんで。
一応前もって調べてたのが、地元に若者に人気のお店だというのと、
まだ慣れない街なのでホテルの近くでご飯を食べたかったのでコチラに。
イギリスじゃなくベルギーなのにフィッシュ&チップス!
まあまだ旅は始まったばかりなのでね。
とりあえずイギリスを思い出しつつ食べとくかと思ったら、これがメチャクチャ美味い!!!
ロンドンで食べたどのフィッシュ&チップスよりも美味いのなんのって!
秘密はどうみても衣ですね!何かスパイシーな衣で揚げられた何かのフィッシュ!
これ美味いわ~!
滞在中に絶対2回は食べてやろうと思ったのですが、しかし、他のメシも美味すぎて
結局1回しか食べられなかった。。。あ~また行きたい!!!
フラッと入ったこんな店でこんだけ美味いんだから、もうベルぎーに期待せずにはいられません!
ついでに頼んだビールも、、、
スペシャルエディションと書いてあるように、なんとお店別注のビール!どうりで美味いと思ったら。
さすが美食の国・ベルギー。
早くも期待せずにはいられません!
あとレコード屋もチラホラ見かけたのが印象的でしたね~。
やはりどこのお店もデヴィッドボウイのジャケットを飾ってましたが、
え?ちょ!?これ銃弾???しかもちょうどボウイのところに???って、俺の角度が問題なんですけど、焦りましたね。
寄る10時くらいで人通りも少なくなってきてて、目の前の道では車に乗った2人組が職質受けてたので、そそくさとホテルに戻りました~。
そんな感じで、ベルギーのグルメリポートもお楽しみに。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】WORKERS(ワーカーズ)
【アイテム】Lot. 801 Straight Jeans & Lot. 802 Slim Tapered Jeans
【価格】¥19,440-(税込)
【コメント】
今季も届いております。ワーカーズの糸から作った本当のオリジナルジーンズ!
お客様の言葉を借りるならば「狂気じみた」ジーンズとなっております。
狂気じみた・・・言い得て妙でございますが、その理由は私が思うに2点。
まずは1点目。
この1年、ワーカーズからはジーンズがリリースされていませんでした。
これがどういうことか分かりますか?
日本人が楽しむファッションにおいて、ジーンズは欠かせません。
ファストファッションからハイブランドまで、ジーンズが無い売り場があるでしょうか?
それくらい欠かせないアイテム。
そしてそんな必須アイテムを展開しないということは、売り上げを落とすことにもなりかねないんです。
ブランド存続のリスクさえも負っているというわけ。
更にワーカーズはアメカジブランド。ジーンズをリリースしないアメカジブランドなんて、聞いたことありません。
しかし、本日ご紹介するジーンズの為に、昨年お休みをしました。納得のいくものを作るためだけに。
妥協を許さないという言葉では言い表せない程のこだわりだと思います。
まさに狂気じみた行動。
そして2点目。
納得のいく物を作ろうと考えている内に、なんとアメリカへ渡って、綿花の選別からこのジーンズ作りは始まりました。
そのストーリーは、こちらの冊子に書いてあるのですが、
要約すると、一般的に「オリジナルファブリック」とかブランド独自の生地で作ってますと謳われる服も、
実際はデザイナーがこういう生地にしたいという希望を出し、そこから原料や糸を決めるのは生地屋の仕事になりますが、
ワーカーズはこだわるあまりにテネシー州メンフィスまで足を運び、商社どころか農家(ファーマー)にすら会ってきたこと。
きっとその思いが、この表紙の綿花にも表れているんだと思います。
読み物としても面白いので、是非ご覧になっていただきたい。
ここで言っておきますが、ワーカーズはジーンズメーカーではありません。
しかし、ワーカーズほどの規模でここまでやっているブランドが他にありますでしょうか?
ジャケット・シャツ・バッグ・ネクタイ、その他にも様々なアイテムを作っています。それも全て自社企画で。
アメリカに行っている間は、そのすべての企画が止まります。ここでもリスクを負っているんです。
これを狂気と言わずになんと呼べばいいのでしょう。
このようにして、原綿を輸入することから始まり、紡績し、ピュアインディゴによるロープ染めを施し、
パターンを起こし縫製部分ごとに使用するミシンを考え、やっと届いたジーンズなんです。
それでは詳しく見ていきましょう。
シルエットが2種類あるので、まずはストレートのLot.801から。
王道中の王道。ベーシックに余計な説明はいらないかな?
フラッシャーのデザインも、ジーンズ好きには嬉しいディテール。
読むと、WORKERSのロゴの上に「リベットが隠されているよ」と書いてあるのが分かりますか?
これが隠しリベットね。
やっぱり隠しリベットは、1940~50年代のジーンズを象徴するヴィンテージディテールですよ。
そしてこの写真だけでも、萌えるポイントが他にもあります。
ウエストバンド部分の、上がシングルステッチで下がチェーンステッチのところとか。
あとこのVステッチにもくぅ~~~っときますねー!
気になる耳は赤ミミではなく青ミミかと思いきや、さらに一歩踏み込んでいます!!!
青は青ですが、厳密に言うとなんとインディゴブルーのセルビッジ!
もちろんコインポケットも。
またこの写真もよく見ると、リベットから生地が飛び出しているのが分かりますか?
これも打ち抜きリベットと言われる立派なヴィンテージディテールなんです。
他にも、場所によって糸の番手(太さ)を変えていたり。もちろんそれはデザインではなく、強度を持たせるという理由から。
そのおかげで、パッカリングやアタリなどの経年変化が楽しめる要因にもなっています。
お次は細みシルエットのLot.802です。
こちらはジャケットスタイルがはまりそう。
801の写真と比べて、靴を参考にしてみてください。
801はややボリュームあるALDENのバリーラストを合わせてみました。
対してこちらは、シャープがVチップを合わせています。参考までに。
そしてモデルが違えば、フラッシャーのデザインも違ってきます。
ご覧の通り、こちらは隠しリベットではなく、バータック(カンヌキ留)と書かれています。
シルエットで選ぶか、ディテールで選ぶかって感じですかね?
またこのシルエットでヴィンテージディテールを盛り込むのもどうかといったところでしょう。
とはいえ素材は同じキバタデニム。
防縮加工や毛羽を取らず、生の機=生機(キバタ)のデニムを使用したジーンズなんです。
ここまでこだわって作られたデニムがどんな色落ちをしていくのか、非常に楽しみでございます。
何人かのお客様に言われたのですが、「どんな色落ちするんですか?」という質問。
それを聞くのは野暮ってもんです。
たった半年前に生まれたばかりのジーンズですから、まだ誰も色が落ちたところを見たことがないんです!
色落ちが分からないから不安?そんなはずはないでしょう。色落ちは履く人が決めるものです。
むしろまだ誰が経験したことのないデニムの色落ちを、今なら楽しめるんです。
そんなパイオニア精神溢れる方に履いてほしい。
そうそう。ちなみにレングスは34インチと長めなので、ほとんどの方が裾上げを必要とされると思います。
やはりここはチェーンステッチであげたいですね。
そんなときは柏のゴエモンさんへ!(Click!)
ご覧の通り、ユニオンスペシャル43200G通称「ダルマ」で裾上げしてくれます!
実はワーカーズのデニムも、裾は同じミシンで縫製されているんです!
せっかくここまでこだわったジーンズなら、裾上げまでこだわって欲しいと思います。
裾上げの依頼は、ゴエモンさんに直接持ち込んでもいいですし、
もちろんdiariesからお送りすることもできます(送料はいただいてしまいますが)ので、よろしくどうぞ!
それではまた。お店で会いましょう。