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WORKERS(ワーカーズ)のLot. 801 Straight Jeans & Lot. 802 Slim Tapered Jeans

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「ユースホステルの日」だそうです。

これからはユースホステルに頼らずとも、格安旅行ができるかも?

その理由は、、、Airbnb(エアービーアンドビー)

ローカルの人にしか知り得ない情報が載ってたりするので、眺めてるだけでも面白いです。

あと、部屋を貸す方向でも考えたいですね。

例えば茨城なんかだと、実家が古民家だとか純和風の家だったりする場合、

外国人をホームステイ感覚で泊めてあげるのも面白そう。

結構空いてますからね~戸建て物件。

空き家の増加が国内問題になっているなら、Airbnbみたいなサービスが日本で生まれてほしかったですけどね!

 

 

それでは、こっちはアメリカの物を利用して日本で生まれたアイテムをご紹介。

ドウゾ!

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【ブランド】WORKERS(ワーカーズ)

【アイテム】Lot. 801 Straight Jeans & Lot. 802 Slim Tapered Jeans

【価格】¥19,440-(税込)

【コメント】

アレッ!?珍しい!テンダー以外にもジーンズあるの?と熱心な読者の方には思われそうですが、

私、まがりなりにもセレクトショップのバイヤーなので、基本的に目線はフラットなのでございます。

前進ワンブランドというのは、余程のことが無い限りあり得ません。偉そうですが。そういう心持ちってことです。

セレクトするかしないかは、要は興奮するかしないか、それだけのことでございます。

 

そして、今回リリースされたジーンズは、見た目は普通のくせに、

お客様の言葉を借りるならば「狂気じみた」ジーンズとなっております。

 

狂気じみた・・・言い得て妙でございますが、その理由は私が思うに2点。

まずは1点目。

この1年、ワーカーズからはジーンズがリリースされていませんでした。

これがどういうことか分かりますか?

日本人が楽しむファッションにおいて、ジーンズは欠かせません。

ファストファッションからハイブランドまで、ジーンズが無い売り場があるでしょうか?

それくらい欠かせないアイテム。

そしてそんな必須アイテムを展開しないということは、売り上げを落とすことにもなりかねないんです。

ブランド存続のリスクさえも負っているというわけ。

更にワーカーズはアメカジブランド。ジーンズをリリースしないアメカジブランドなんて、聞いたことありません。

しかし、本日ご紹介するジーンズの為に、昨年お休みをしました。納得のいくものを作るためだけに。

妥協を許さないという言葉では言い表せない程のこだわりだと思います。

まさに狂気じみた行動。

 

そして2点目。

納得のいく物を作ろうと考えている内に、なんとアメリカへ渡って、綿花の選別からこのジーンズ作りは始まりました。

そのストーリーは、こちらの無料でお配りしている冊子に書いてあるのですが、

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要約すると、一般的に「オリジナルファブリック」とかブランド独自の生地で作ってますと謳われる服も、

実際はデザイナーがこういう生地にしたいという希望を出し、そこから原料や糸を決めるのは生地屋の仕事になりますが、

ワーカーズはこだわるあまりにテネシー州メンフィスまで足を運び、商社どころか農家(ファーマー)にすら会ってきたこと。

きっとその思いが、この表紙の綿花にも表れているんだと思います。

読み物としても面白いので、是非ご覧になっていただきたい。

 

ここで言っておきますが、ワーカーズはジーンズメーカーではありません。

しかし、ワーカーズほどの規模でここまでやっているブランドが他にありますでしょうか?

ジャケット・シャツ・バッグ・ネクタイ、その他にも様々なアイテムを作っています。それも全て自社企画で。

アメリカに行っている間は、そのすべての企画が止まります。ここでもリスクを負っているんです。

これを狂気と言わずになんと呼べばいいのでしょう。

 

 

このようにして、原綿を輸入することから始まり、紡績し、ピュアインディゴによるロープ染めを施し、

パターンを起こし縫製部分ごとに使用するミシンを考え、やっと届いたジーンズなんです。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

シルエットが2種類あるので、まずはストレートのLot.801から。

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王道中の王道。ベーシックに余計な説明はいらないかな?

フラッシャーのデザインも、ジーンズ好きには嬉しいディテール。

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読むと、WORKERSのロゴの上に「リベットが隠されているよ」と書いてあるのが分かりますか?

これが隠しリベットね。

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やっぱり隠しリベットは、1940~50年代のジーンズを象徴するディテールですよ。

そしてこの写真だけでも、萌えるポイントが他にもあります。

ウエストバンド部分の、上がシングルステッチで下がチェーンステッチのところとか。

 

あとこのVステッチにもくぅ~~~っときますねー!

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気になる耳は青ミミかと思いきや?

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青は青ですが、厳密に言うとインディゴブルーのセルビッジ!

もちろんコインポケットも。

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またこの写真もよく見ると、リベットから生地が飛び出しているのが分かりますか?

これも打ち抜きリベットと言われる立派なヴィンテージディテールなんです。

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他にも、場所によって糸の番手(太さ)を変えていたり。もちろんそれはデザインではなく、強度を持たせるという理由から。

そのおかげで、パッカリングやアタリなどの経年変化が楽しめる要因にもなっています。

 

お次は細みシルエットのLot.802です。

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こちらはジャケットスタイルがはまりそう。

801の写真と比べて、靴を参考にしてみてください。

801はややボリュームあるALDENのバリーラストを合わせてみました。

対してこちらは、シャープがVチップを合わせています。参考までに。

 

そしてモデルが違えば、フラッシャーのデザインも違ってきます。

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ご覧の通り、こちらは隠しリベットではなく、バータック(カンヌキ留)と書かれています。

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シルエットで選ぶか、ディテールで選ぶかって感じですかね?

またこのシルエットでヴィンテージディテールを盛り込むのもどうかといったところでしょう。

 

とはいえ素材は同じキバタデニム。

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防縮加工や毛羽を取らず、生の機=生機(キバタ)のデニムを使用したジーンズなんです。

ここまでこだわって作られたデニムがどんな色落ちをしていくのか、非常に楽しみでございます。

何人かのお客様に言われたのですが、「どんな色落ちするんですか?」という質問。

それを聞くのは野暮ってもんです。

たった今生まれたばかりのジーンズですから、まだ誰も色が落ちたところを見たことがないんです!

色落ちが分からないから不安?そんなはずはないでしょう。色落ちは履く人が決めるものです。

むしろまだ誰が経験したことのないデニムの色落ちを、今なら楽しめるんです。

そんなパイオニア精神溢れる方に履いてほしい。

 

 

 

そうそう、話は変わりますが、こんな本を買いました。

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こちら、ベルベルジンの藤原氏と、

以前、水戸のジャンクマーケットなどでお世話になったスマイリー(Click!)の川又さんにより作り上げられた本なんです。

これまで雑誌だけでなく、様々なジーンズ本を読んできましたが、

これは実際のヴィンテージ501の写真が豊富で、非常に分かりやすく仕上がっていると思います。

私もまだまだ勉強中。

これを読んで、そしてワーカーズのジーンズを手に取って、改めてジーンズとは?と考えさせられます。

 

ファッションの基本中の基本となるジーンズの、さらにその基本となるジーンズだと思います。

 

そうそう。ちなみにレングスは34インチと長めなので、ほとんどの方が裾上げを必要とされると思います。

やはりここはチェーンステッチであげたいですね。

そんなときは柏のゴエモンさんへ!(Click!)

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ご覧の通り、ユニオンスペシャル43200G通称「ダルマ」で裾上げしてくれます!

実はワーカーズのデニムも、裾は同じミシンで縫製されているんです!

せっかくここまでこだわったジーンズなら、裾上げまでこだわって欲しいと思います。

それにしても、川又さんにゴエモンさんと、それぞれのスペシャリストが身近にいるなんて、

本当にこの世界で身を立ててよかったと思います。

 

私のこのジーンズに対する感想はこんなところです。

より詳しい情報を知りたい方は、ワーカーズのサイトをご覧ください。→http://www.e-workers.net/store/201507/ie1.htm

そしてお店に足を運んで、先ほどの冊子をご覧になりながら履いてみてください。

そしてヴィンテージ501本を読みながら、これから始まる色落ちに思いを馳せてみてください。

ゴエモンさんから裾上げが帰ってくれば、そこから新たな物語が始まります。

 

 

それではまた。お店で会いましょう。