ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「花火の日」だそうです。
花火って聞いてコレ見始めたら止まらなくなったわ!
抒情的ですな~
でも90年代の映像見ると、ホント今の服とデザインが近くてビックリします。
あの時の服も捨てずにとっておけばよかったのかな~と。
最近の洋服の傾向を知るために、90年代を復習しようと思い、
実家に帰ってMR(ミスターハイファッション)を探したんですが、どこを探しても無くてね。
結構なんでも取っておくタイプなので、捨てるはずがないのですが、アレかな~?
母ちゃんに捨てられるいつものヤツかな~???
そんな話をしていたら、さすがdiariesのお客様。
ご年配の方から、こちらをお借りすることができました。
まさに俺が探してたそのMR!!!!!これは嬉しい!
1996年くらいから買い出して毎号徹底的に読み込みましたからね。表紙とか覚えてるもんだな~!
そんなわけで、実は「モード」という扉を約20年ぶりに開いてみようと思う今日この頃。
もちろんそれはそのままdiariesのセレクトに反映されてくると思いますので、お楽しみに。
では早速ですが、本日はそんなモードテイストを纏った新ブランドをご紹介します!!!
ドウゾ!
【ブランド】hannes roether(ハネスルーザー)
【アイテム】Stand Collar Shirts
【価格】¥38,880-(税込)
【コメント】
満を持しての登場です!ドイツのデザイナーズブランド「hannes roether(ハネスルーザー)」!!!
全くと言っていいほど国内では認知されてないと思いますが、
実はヨーロッパに買い付けに行く度に、ちょいちょい買ってた個人的に好きなブランドです!
どの辺が好きかっていうと、まずワークウェアをベースにしたデザイン。(これだけで好き度が上がるね!)
そしてドイツらしいハードな素材使い。(ドイツだけに、フランクなんとかにあるジャーマンレザーみたいな素材ももちろんある!)
でもそれだけだとゴリゴリのブランドになっちゃうんだけど、決してそうではなくて、
伝統的な製法と最新の製法を組み合わせ、そしてまたパターンメイキングにこだわり、
ものすごく「落とし処が上手いなー!」と思わせてくれるブランドなんです。
もうちょっと分かりやすく言うと、ちゃんとデザインされているんだけど、着るとデイリーウェアのような至って普通の服になっちゃっててwww
でも結局それって、diariesに置いてある服の殆どがそうなんだよな~って感じです。
それではまずはブランド紹介からドウゾ。
2004年にドイツのミュンヘンで、デザイナー自身の名を関したブランドをスタート。
ドイツの伝統的な服から刺激を受け、ドイツの工芸品とも呼べる生産背景をサポートし、
過度な生産を避けるために最初は小さな規模から始めました。
初めはコットン・メリノウール・カシミヤを使用したニットウェアを作り、
次はドイツのワークウェアファブリックやイタリアンウールを使用したジャケットやパンツを作り、
トータルウェアブランドとしてワードローブを完成させます。
デザインの特徴は、シンプルでモダン。着心地はリラックスしながらも、エレガンスな雰囲気が漂ってます。
というブランド。
まこういったデザイナーズブランドは、口で説明するのは難しいので、とりあえず着てみてほしいです。
それでは詳しく見ていきましょう。
こちらはスタンドカラーのシャツ。
カットオフ(切りっぱなし)ってだけで、あ~モードっぽいって思っちゃう!(素人か!www)
形はユニフォームぽいところがお気に入り。
さらに、「これはどうしようもねえな~」と思ったのがボタンの付け方。
これは実際に見てもらわないと分からないので、店頭でご確認下さい。
カナダ軍みたいなボタンの付け方に見えますが、さらにもうひと手間加えて、とんでもなく面倒な付け方になってます。
ボタンの下にボタンホールが!?!?!?
それに意味があるかどうかは分からないけど、その「突き詰める姿勢」がモードの要素の1つであると思うわけです。
縫製も独特。
糸が見えちゃってます。
これは「2本針のオーバーロック」になるのかな?多分???
だとすると、通常ニットを縫製するやり方で、生地に負担がかかりにくくしてるのかもしれません。
というのは、この素材もまたすごくて、なんと!?リネン55%×シルク45%という素材!!!
かなり贅沢ですよこれは!
当然私も着ておりますが、暑がりの私でも通気性が良くてGOOD。肌触りも最高。
ただし、おそらく生地が丈夫じゃないため、縫製に不可がかかりくにい方法を選んだのかもしれません。
と、ここまで書いておきながら、ただのデザインかもしれませんけどね!!!!!その時はごめんね!
例によってパターンもすごいですよ~!特に後身頃が!
よく見るとバックヨークとか、センターシームが途中で終わってますからね!
何のための縫い目だか全然分かりません!!!!!
この理解不能っぽいのもモード!
そう!モードモードって言ってりゃ、なんとなくカッコイイんです!!!wwwww
バカな服屋の典型ですね!すいません!
袖口もカットオフで、めんどくさいボタン。
でもシャツというよりジャケットの袖口みたいですね。春夏のアウターとして最適だと思います。
もちろん真夏も着ることができます。
ちなみに背中についているブタの鼻みたいなボタンホールは、
Hannesの頭文字・Hを表現しています。
洋服に必要なボタンホールを使って自身を表現する。こういうの好き。
こういうの見ると、ハネスルーザーってブランドは実は結構インダストリアルだなって思います。
そしてモードっぽいって思います!(いやここでは思わない)
そして入荷して2か月。私も乾いては着てを繰り返したのがこちら。
腕のシワとかなかなかスゴイ!
そしてカットオフ部分もファッサ~~~してます!
首回りもファッサ~~~!!!!!
デザイナーズブランドにありがちな、買った時が一番よくて残念な経年変化というのは、このブランドにもございません。
着続けることで尚その良さが際立ちます。
そして最近お気に入りのコーディネートがこちら。
Pants/MINOTAUR (Winkles pants) ¥30,240-
Shoes/7CCR (7170 Beltlike chukka)
実はミノトールもdiariesにとっては、モード寄りのデザイナーズブランドという位置づけ。
あ、でもこのウィンクルスという素材に関してはかな?
そしてカルペディエムなどのアルティザンを思い出させてくれ、
モード服に再び興味を持たせてくれたのは、他ならぬ7CCRなんです。
というわけで、新しく取り扱いを始めたhannes roether(ハネスルーザー)をよろしくお願いします!
今までdiariesに無かったジャンルの服だけに、また一から定着させてくのが辛いけど、
その分、お客様に理解していただきた時の嬉しさったらないんです!
是非ご覧ください!
それではまた。お店で会いましょう。