TENDER Co.のUNBORN JEANS(後編)-完結-

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ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「天地の日」だそうです。

理由は、地動説を提唱したコペルニクスの誕生日だからだそう。

毎度毎度デニムの紹介で、興味の無い方には本当に申し訳ございません。
ですが、個人的には古代人が初めて地動説を聞いた時と同じくらいの衝撃的なジーンズなものですから。。。
「炭鉱労働者がみんな履いてた」というエピソードを、企業の広告文句だと言い放つくらいですからね。
リーバイスにケンカ売ってるようなもんですよ。
さすがイギリス。パンクです。

てことで、今日はTENDER Co.のジーンズ紹介、最終回を迎えました!

最後はやはり「素材」の説明ですかね!

ズバリ!生地だけは日本や岡山県倉敷市産です!
どんなにデニムを研究し尽くしても、やはり世界一のデニムは倉敷というのは揺るがないようです!
これは日本人としてとても嬉しい!
世界の倉敷!ビバ!岡山!

というわけで、早速デニムの解説を始めます。

テンダーのデニムは、日本のシャトル織機で織られた生デニムを使用しています。
現在のプロジェクタイル(発射)織機が開発される前は、全ての織物はシャトル織機で織られていました。
発射織機と比べると、シャトル織機はとても遅く、さらに生地の半分しか使用できません。
しかもそれらの品質はとても不規則ですが、その不規則さにはどことなく温もりと個性を感じるのです。

テンダー以外のデニムの殆どはサンフォライズド(防縮加工)を施してあります。
ゴム製のローラーであらかじめ縮ませる防縮加工は、サンフォード氏によって1932年に発明されました。
デニムはその後、表面の毛羽立ちを取り払われ、さらにツルっとした表情に仕上げられます。
しかしテンダーのデニムは初期の工程を用い、洗って縮ませると厚みが17オンスに増幅します。
そしてシワやねじれが生じ、その人の体型に合わせて変化していきます。

という風にWilliamは説明してます。

最近ではリジッドなんて言われますが、あえて「生デニムです!」と言いたい!
rigid(リジッド)では、ただ「固い」という意味しかないので、
この縮ませて自分の体になじませていく感覚は、「生」としか言いようがないんです!!!
生=LIVE!そうライブ感を感じるデニム!生きてるってイイネ!生きるって素晴らしい!
Life is beautiful!!!!!!!!!!!!!!

すいません!あまりに興奮して取り乱しました!
まるで命を吹き込むように履き、これを履くごとに生きる素晴らしさを感じることができるデニムだと思うんです!
それもこれも、恐らくデザイナー本人の熱い魂が込められているからに違いありません!

最後になりますが、こちらの商品名も面白いんです。

「UNBORN JEANS」(アンボーンジーンズ)=未だ生まれてないジーンズ

まだ洗ってない状態は、まさしく母親の胎内にいる状態。
お客様とこのジーンズとの関係は、袋から取り出す時から始まるんです。
なので、お渡しはこういう状態になります。

専用の袋付き!でもちゃんと商品名と合わせて意味のあるディテールの1つなんです!
ホントどこまで考えてるんだ!?
またUNBORNという名前も、「こんなデニム今まで無いだろ?ヘヘヘ」とWilliamが言ってるような気さえします。

さらに袋を開けると、手紙まで付いてるんです。

新しいオーナー様へ。テンダーより。

さすがに中身は、ご購入いただいた方のみにしたいので、ここでは割愛させていただきます。
でもちゃんとデザイナー・William本人の直筆サイン入りですよ!(AKBのサインじゃなくてゴメン!)

以上となります。

最後に感想を。

私はこのデニムを手にした時、久しぶりの興奮を覚えました。
ジーンズに関して、人生3度目となる興奮だと思います。(サードインパクト)
ファーストインパクトは、中学生の時、石岡のHONDAで生まれて初めて「Levi’s 501」を買った時。
セカンドインパクトは、20歳くらいの時、初めてヴィンテージデニム「66モデル」を買った時。
それ以来の、約15年ぶりに味わった興奮でした。

ファッションが好きで好きで、楽しくて楽しくてたまらなかった時代。(もちろん今もだけど。)
見る服すべてが未知との遭遇であり、それを手に入れる為、一生懸命バイトして、やっと手にするあのデニム。
覚えてませんか?忘れてませんか?まだ体験してないですか?
まさか35にもなって、こんな興奮を味わえるとは思っていませんでした。

いかがでしたでしょうか?
1つの商品に4日間もかけるなんて、1コマ1ページ使うハンター×ハンター並みの暴挙です。
でも少しでも魅力が伝われば嬉しいです。

よろしくー

じゃ、また。お店で会いましょう。

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