※1/22(木)・1/28(水)・1/29(木)は、休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)
※今後のイベント日程は以下。
1ST PAT-RNの秋冬オーダー会を現在2月で調整中です。
LOUNGE ACTのオーダー会はGW前後で考え中です。(既にオーダーいただいている方の納品は、2月~4月予定で進行中です。)
次回OLD TOWNのオーダー会は、7月上旬予定です。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「料理番組の日」だそうです。
現代の料理番組は、テレビではなくネット。そして料理といえば「リュウジ」か「あかり」ですね!
今夜はリュウジのレシピから、漬けサーモンを妻にリクエスト。食うぞー!
というわけで、明日から2026年秋冬に向けた展示会行脚がスタートします!!!
約2カ月、毎週のように都内で展示会回り。
大変だけど楽しい時間。
楽しいと表現したのは、この時点ではあくまでも自己満足。
お客様とこの楽しさを共有できた時が、幸せになる瞬間て感じですかね~!
そんな思いでセレクトした商品を、今日もまた紹介していきましょう。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!

【ブランド】UNMARKED(アンマークド)
【アイテム】Leather Western Sole Plains Shoes
【価格】¥71,500‐
【コメント】
昨年入荷したアイテムで、まだまだこんな大物が控えてるんです!
ホントちゃっちゃと紹介しろよとお思いでしょうが、僕はお客様より商品を優先しますからね。(語弊はありますが)
商品を大事にした結果、お客様も大事にすることになっている。というのが持論としてございます。
そんな話はさておき、早速ですが紹介してまいりましょう。
まずは初めて取り扱うブランドになるので、ブランド説明からです。

オーナーであるHugo Fonce(ウーゴ・フォンセ)は、メキシコシティ郊外にある街Querétaro(ケレタロ)で生まれ、
隣町であり靴作りの街としても知られるLeonで育った中国系メキシコ人。
靴職人としての技術を習得した後、彼はチャールズ・グッドイヤーが1869年に発明したグッドイヤー製法が、
メキシコでも守り続けられていることを誇りに思い、メキシコの靴作りの伝統とモダンデザインを兼ね備えた靴を作り始めました。
UNMARKEDのファクトリーはLeonの中でも、16世紀にスペイン人が入植してきた時代から続くBarrio Antiguo(バリオ・アンティグオ)にあり、
ファクトリーで使用する機械も100年以上使い続けているものもあります。
ここで作られる靴は、約200もの工程を細心の注意を払って行い、4週間かけて作られています。
またUNMARKEDは、優れたデザイン・耐久性・履き心地を兼ね備えた、高品質のフットウェアを作るのはもちろんの事、
公正な賃金、安全な労働条件、フルタイムの雇用、そして福利厚生をメキシコ人に供給するフェアトレード企業でもあります。
というブランドです。
DIARIESが取り扱うメキシコ靴!?!?!?となれば、あの靴を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。

DIARIESの中では伝説の靴となっているYUKETENのAvanico。
もちろん僕も履いており、この靴に出会ってからはALDENを履かなくなってしまった程の靴です。
それはALDENよりクオリティが高いということではなく、「履くことが楽しい!」と思わせてくれる靴だからです。
もちろん履き心地はALDENと比べても負けてないですけどね!
ですがそのYUKETENも色々ございまして、現在は仕入れることができておりません。
(このモデルは、別注でもないのにDIARIESしかセレクトしてなかったので、どうしてもミニマムが大きくなってしまってね・・・)
あれから6年、とうとう同じ製法の靴が見つかったんです。
しかも同じメキシコで。おそらく同じ町。
さらには細かくオーダーも聞いてくれる親切なメーカーさん。
それがUNMARKED。

そんな伝統的なウエスタンブーツの製法を行うことができるUNMARKEDに、別注をさせていただきました。
大まかに言うと、「木型の指定」「底付け」「ヒールの種類」「革の種類」「ハトメの色」です。
まずはこの木型が気に入りました。

サービスシューズの形ではないですか!?
DIARIESでも10年以上前はデッドストックのサービスシューズを仕入れてましたが、流行ってしまった以降は積極的に取り扱ってませんでしたね。
その辺の流行も落ち着いたので、改めてサービスシューズが欲しいなと思ってたところでした。
なので個人的にはちょっと懐かしい形、アメリカ軍のサービスシューズ的な木型。
その木型を元に、例の100年前から続くウエスタンブーツの製法を乗せてもらいました!!!

これはもう僕がやりたいだけ!サービスシューズとウエスタンブーツに、なんの脈絡もありません!
僕の好きな物をくっつけてみました。という魔改造に近い靴です!笑
ちなみにそれは底付けの製法なのですが、これはッドイヤー製法をベースにしたウエスタンブーツの作りになっています。
木型は、土踏まず部分でくびれており、中足部分が気持ちの良いフィット感。

アウトソールを見ると、前半分にグッドイヤーのステッチがありますが、土踏まずあたりからネイルダウンに変わります。
このネイルダウンのやり方が特徴的。外側は現在でも見られる真鍮のネイル(釘)を使用していますが、
内側のネイルは「レモンツリーペグ」というレモンの木を削って作られたネイルを打ち込んでいる、昔ながらの製法を採用しています。

さらにインソール・ミッドソール・アウトソールは、全てベジタブルタンニングレザーを使用しており、非常になじみが良いのが特長です。
またソールの中はコルククッションとシャンクを備えています。
裏から見ると、足底筋の位置の膨らみにシャンクが入っているのが分かります。
またこれらのレザーとコルクは、人の足は汗をかくので、その水分を吸って体重がかかることで、履けば履くほどその人の足型に変形していきます。
つまり、履き心地も履けば履くほど良くなるのです。
この底付けが、個人的には今まで最も「歩くこと」を楽しく思わせてくれた靴なんですよ!
オールデン、トリッカーズ、JMウェストンとそれなりに有名靴を履いた上での感想ですからね。
インソールは体重によって変形し、どんどん自分の足型に成形されていきます。
それを繰り返せば、自分だけの足型を持った靴になり、自分だけが歩きやすいという思える革靴になるんです。
これが本来革靴が持つ「履きやすさ」というものになるんです!!!!!

とまあ大好きな革靴なので、つい熱く語ってしまいましたが、これだけではあまりに分かりにくいので、自分なりにキャッチーなデザインも別注しています。
それはヒール!

実はヒールには、ウエスタンブーツに使用するちょっと高めのヒールを乗せてもらってます!
なので、通常の革靴よりも2~3㎜程度高くなってるんです!!!

全っ然分かんねーーーーー!
でもいつもよりちょっと身長高くなりますよ。
例えば私が身長177.7㎝なんですけど、いつもサバ呼んで178㎝と言ってます。(それでも高い方ですけどね。)
でもこの靴履けば、堂々と178㎝って言えるんですよ!
いやすいません、そんなせこい事言いたいわけじゃなくて、ウエスタンブーツって色気があるじゃないですか?

それってウエスタンブーツの派手なアッパーの装飾に目を奪われがちですが、
細身の木型と高めのヒールにもそのエッセンスはあるのではないか?と思ったわけです。
そこでできる事はウエスタンブーツ用のヒールを履かせること(アッパーは必要最小限のデザインで、木型は決めているので)で、
ある意味無機質なサービスシューズに、少しだけ色気を与えることができるのではないか?と考えました。
そうしてできたのが、今回のDIARIES別注UNMARKEDのダービーシューズです。

そうそう、言い忘れておりましたが、アッパーに使用しているのは、メキシコのタナリーで鞣されたカウハイドレザー。
油分が多く含まれ、ヴィンテージシューズのような経年変化が楽しめます。

革の表面は決して滑らかではなく、天然皮革ならではの凹凸も所々に見られますが、こういった革が使い込まれた時の表情は、唯一無二の存在感となります。
この革の質感は、1960年代のアメリカ軍サービスシューズのようでもあります。

外羽根部分のステッチは、運針数が細かい4本針。丁寧な作りであることが見て取れます。
アイレットはハトメタイプだと、よりミリタリーぽさが出ると思います。滑りが良くなり、着脱しやすいのは実用的ですからね。
シューレースはコットン100%。靴紐の日焼けも楽しみの一つ。また、ワックスをしみ込ませているので耐久性も問題ありません。

ライニングは、ヴィンテージグレインカーフレザー。
しなやかなカーフを使用し、またグレインレザー独特の細かなシボがあるので、足が汗をかいてもザラっとした質感が気持ち良い履き心地を与えてくれます。
というわけで履いてみました。

ここまで言っておいてなんですが、フツーの靴ですよ。

なんの変哲もない靴。
でも言いたい事は上記の通り、たくさんあるんです。

日本ではほとんど知られてないブランド。
日本でもあまり知られてないセレクトショップが別注した名もなき靴。
歴史の陰にうずもれてしまう前に、どうぞ皆様のお手元に迎えて頂けると幸いです。
それではまた、お店で会いましょう。
