ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「北方領土の日」だそうです。
北方領土と聞いて思い浮かぶのは、北方謙三。
いや北方ってだけなんですけど。
岳飛伝まだ続いてますね。
完結するまで読まないのは、続きを覚えていられないから。
アホですか。そうですか。
さて、ブログの更新が滞りがちなのは、決してお店が忙しいわけではないのです。
確定ナントカを進めたり、秋冬のオーダーを決めていたり、数字が苦手・大嫌いな私には、正直辛い時期でもあります。
バジェットなんて気にせず、ポポポポ~ンとオーダーキメたいですけどねーーーーー!!!!!
とりあえず俺にできるのは、服のことを訥々と語るのみ!
じゃ、本日も宜しくお願いします。
ドウゾ!
【ブランド】WORKERS(ワーカーズ)
【アイテム】Blazer
【価格】¥35,640-(税込)
【コメント】
そろそろこういうアイテムもちゃんと着こなしていきたいですね~。
私も入荷を心待ちにしておりました。
昨年はブログ紹介後にすぐ完売してしまったアイテムでしたので、当然私も買い逃し、今季やっと手に入れられそうです。
こちらはおなじみワーカーズのブレザー。
素材は春夏用なのでウールトロピカルです。しかもウール100%。
ポリエステルが入らないウールトロピカルってだけでも特筆ものです!!!
この素材は、「じゃりっとした手触りの強撚した糸で織ることでシワになりにくく、
アイロンの上記をあてるとシワが伸びやすい」生地に仕上がっているそうです。
もちろん背裏(背中部分の裏地)はありません。
ただし、袖裏にはキュプラの裏地を貼り、摩擦が少なくなるため動きやすくなっています。
この「動きやすい」ってところは他のディテールにも言えることです。
全体的なシルエットもややゆったりしていて、リラックス感があります。
もちろんシルエットが崩れているわけではないのでご安心を。
胸ポケットも斜めで、フラップポケットも全て人間の腕の動きに沿うよう配置されています。
ジャケットなので物を入れると生地が伸びちゃうので、入れる入れないは別として、
斜めのバルカポケットや、やや外側についたフラップポケットなど、
カッチリしたブレザーとは違い、結果的に独創的なデザインになっているのがカッコいいと思います。
ちなみにボタンは、昨年の秋冬でご紹介した同ブランドのPrisoner Coatでも使わていた
1812年から続くアメリカのウォーターベリー社というメーカーから取り寄せた物を使っています。
そしてこれを見といて欲しいというディテールがもう一つ。
普通はジャケットの中に隠れている「毛芯」を見ることができます。
これだけイージーなジャケットにも関わらず、ここまで細かく作ってくれるワーカーズさんには脱帽します。
ちなみに毛芯をざっくりと説明します。
ジャケットなので当然ある程度は構築的になってきます。
そしてメンズのジャケットで大切なのは肩や胸まわり。威厳を持たせてくれるといえばイメージが付きやすいでしょうか?
その為にスーツなどのジャケットには、形を保ってくれるよう生地の中に「芯」を仕込みます。
ですが一般的には「接着芯」というものが多く、安いスーツならまだしも高いスーツでも割と見かけます。
接着芯は、経年劣化後のはがれや通気性の悪さなど、コストを抑えられる売り手にとってはメリットはあっても、買い手にとってはん~ちょっとなという感じ。
その点「毛芯」にした場合、接着せずとも毛(主に馬の毛)が柔軟に体にフィットし張りを持たせてくれ、
さらには接着剤を使用することもないので、通気性も保たれるのです。
かゆいところに手が届くモノづくり。それがワーカーズの真骨頂だと思います。
合わせは、ジーンズやチノパンでカジュアルに。足元ローファーだったら最高ですね。もちろん白のオールスターなどで外すのも面白いと思います。
ちょうど3月4月は行事が多い時期ですので、お子様の入学(入園)・卒業(卒園)式などに着ていくにも良いと思います。
ドレッシーに着たい時はグレーのスラックス、さらにウイングチップのブローグシューズだったらヤバイです!
子供の頃、オシャレなお父さんって憧れたな~。
実は一度サイズが欠けてしまったのもあるのですが、
ワーカーズさんから欠けた分を送ってもらいましたので、今なら全サイズ揃っています。
36(S)から42(XL)まで。
よろしくお願い致します。
それではまた。お店で会いましょう。