ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「笑顔の日」だそうです。
個人的な話ですが、昔から「すべてはお客様の笑顔のために」という標語をかかげてるお店や会社が苦手です。
「お客様は神様です」に感じる違和感と似てますかね。
いや、もちろんお客様を軽視するわけではありませんよ!
むしろこのお店でお客様に喜んでもらいたいなら、まずは自分がいないといけないと思ってるので。
なので、diariesは「すべてはまず自分のために!(結果お客様のためになればいいかな・・・)」ってとこですかね?www
(結果お客様のためになればいいかな・・・)がポイントです!逃げ道です!
煮え切らない標語ですね!却下!
というわけで、今日も楽しくイタリアからお送りします!
昨日はトマトソースのカビでホテルの品格が問われるところでしたが、
総合的にはまた泊まってもいいなと思えるホテルではあります!
その理由はコレ!
ホテルに着いた瞬間「うぉぉ!」となりましたよ!
木製のエレベーターでございます!使い込まれた木と鉄の組み合わせがGOOD!!!
怖い!でも楽しい!毎日このエレベーターに乗ることで、よし出発だ!という気分になりましたね~。
乗り降りする途中に、他の階の人がボタン押したら勝手に動いちゃうのかな?挟まれたりするのかな?
とか色々考えましたが、扉が開いている間はちゃんと動かないようになってました。
怖いので実験してみました。
逆に、他の階の人がドアを閉め忘れてエレベーターが来ない時はムカつきますけどね。
会談で上まで登ってドア閉めて、下に降りてエレベーター呼んで、また上に上がっていった時は、
あれ?俺何やってんだっけ?と思うと同時に、ただエレベーターに乗りたいだけの自分がいて恥ずかしくもあり。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】WORKERS(ワーカーズ)
【アイテム】Hooded Moto Coat
【価格】¥46,440-(税込)
【コメント】
ワーカーズの今季の大作でございます!!!
diariesでは、あまりスプリングコート的なものはセレクトしません。
車社会なので基本的にはショート丈が人気なのと、春が短いので。
なので、このコートを展示会で見た時は、思わずデザイナーのT野さんに
「この服、秋冬まで待てなかったんですか?」と反射的に聞いてしまいました。
が、作り手からしても、思い立ったら作らずにはいられないくらいテンションが高い服であることでしょう。
そして出来上がってしまったからには、私も仕入れないわけにはいかなくなってしまうんです。
男ってのはそういうもんなんです。(何が?)
まあ見た瞬間にセレクトを決めた服の1つではありますが、ちゃんとした理由もあるんです。
実はこのコート、ヴィンテージ業界では「モーターサイクルコート」と呼ばれミリタリーウェアのジャンルに入ります。
名前のまま、バイク部隊が着るコート。人気のイギリス軍をはじめ、各国が似たようなのを作ってました。
私も買い付け時に見つけないこともないですが、レアなので高いし、
昔のゴム引き素材なのでアホみたいに重いし、アウターなので当然デカいしで、
持って帰る手間を考えたら仕入れる気になりません。
以前買い付けてきた、British Railwaysのマッキントッシュがギリギリですね。やっぱり売れないけど!
ちなみに今回も、こんなの見つけてたんですけどね。
これは確かスウェーデン軍のモーターサイクルジャケット。コットンは昨年見つけましたが、レザーは初見でした。
まあこれもアホみたいに重いし、当然高いし、記念に試着だけさせてもらいましたよ!www
それこそ俺がデザイナーだったらサンプルとして買ってますけどね~。
と、少々話はそれてしまいましたが、着たくても着られない、買いたくても買えない、
色んな理由で手に入れられない服や物というのは、世の中にたくさんあるんです。
それを踏まえた上で、実はようやくWorkersの価値に気が付くことができます。
ワーカーズっていうのは、本当に着たい服を提供してくれるんです。
さらに僕らのような、それなりに服を見てきた者でも納得することが出来る服であり、
服の初心者から玄人まで、すべてを満足させることが出来る服を作っているのがワーカーズなんです。
全てはお客様のために・・・(コラッ!)
そんな「着たくても着られない服を着られるようにしてくれた服」の1つが、今回のコート。
まず気になるのは、大きな胸のポケット。
これがカッコいいんですよ!
もともとはおそらくマップポケット。地図をしまうためのポケットです。
紙の地図を見てた頃は、地図を小さくたたむと折り目が擦り切れてしまい、その部分の道が消えてしまいます。
それは命に係わること。
なので、地図のためにここまでのポケットを用意する必要がありました。
次に素材。
先ほど、ヴィンテージでは昔のゴム引き素材と書きましたが、このワーカーズのコートではベンタイルを使用しています。
元ネタのヴィンテージもイギリス軍ですが、ベンタイルもイギリス生まれということを考えると、
架空のミリタリーウェアが出来上がったようでテンション上がりますねー!!!
そして取り付けたフードは、ワーカーズのオリジナルディテール。
襟とセットで立体的に作られたフードは、横からみてもカッコいいんです。
フードのドローコードも、肉厚のレザーのアジャスターと、紐の先のメタルパーツから、
「こりゃコストかかってるわ~」てのが伝わってきますよ!
細かいパーツという部分では、ベルトのバックルもヤバいです。
このグラデーションがかったレザーのバックルが雰囲気ありすぎなんです!
レプリカともなれば、胸のポケットのデザインのみで満足しちゃうところを、
立体的なフードやバックルなどのパーツ類もこだわることで、全体のバランスまたは洋服としてのクオリティが上手くまとまるような気がします。
さらに細かいところでいうと、
このベルトループを抑えるディテールも素晴らしいですね~!
普通はこういうところから削っていくんですよ!
もはや着心地がいいのは当たり前と思っちゃいますね。
袖の立体感とか素晴らしいです。裏地はついてないのですが、スーツの上からでもOKですよ!
また着脱のしやすさにもこだわりが。
ドットボタンを使用しているので、ボタンを付ける時にグッと押さないといけないでしょ?
でも、身頃に1枚生地を当てることで、ボタンをつまむようにパチッと付けることが可能となりました。
自分で書いてても意味が分かりませんので、気になる方は店頭でご覧ください。店頭でご覧になれない方は、早く買ってください!w
またボタンを外す時も、身頃の生地に負荷がかからないので良さそうです!
こんなところですかね。
というわけで着てみました。
靴のSchnieder Boots以外、全てワーカーズになってしまいました~。
そしてさらに特筆すべきは右手の部分。
よく見ると、フラップ付ポケットに手を入れているわけではありません。
実はコートの横の縫製にそって、ポケットではなくスリットが設けられていて、
コートを着ながらにしてパンツのポケットから物を取り出すことができるようになってます。
控えめに言ってスグレモノですね!!!!!
今年は寒いから、スプリングコートが必要かもね~~~~~
それではまた。お店で会いましょう。