ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「桃の日」だそうです。
鮫肌男と桃尻女は好きですね。俺はもち(豚)肌ですけど。
というわけで出張報告です。
この日は買い付けをフルで回れる最終日。最後の最後まで諦めない!
が、この日は雪。ヨーロッパで初めて経験する雪。
マーケットの店は減り、出物もなく気持ちも沈む。。。
が、腹は減る。
アムス来たらフリッツ。普通のフライドポテトですけど、
ここは老舗!って言われると美味く感じるね!
良い買い付けができないと焦って歩き回るので、無駄に体力を消耗します。
だから腹が減る。。。
ここはイケメンがいるスープ屋さん。
店名は忘れたけど、イケメンスープで覚えました。
スープまでイケメン。
マジでのんびり昼飯なんて食ってられないので、こんなメシばっかです!
そしてもう体力の限界。
そんな時の
エゾエース!たぶん後ろの人も飲んでる!
誰もがうらやむエゾエース!!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】TENDER Co.(テンダー)
【アイテム】 Type431 Mackintosh Raglan Wallaby Shirt L/S
【価格】¥41,040-(税込)
【コメント】
2019春夏テンダー1発目!
サイフとバングル紹介しちゃったけど、やっぱり服でしょ!
ジーンズもまだ、アウターすらまだなのに、いきなりシャツが届いちゃう。
相変わらず一筋縄ではいかないブランドです。
それでは詳しく見ていきましょう。
2019年春夏のラグランワラビーシャツは、
これまでの様々なテンダーのデザイン要素を取り入れています。
ボディの構造はバタフライシャツから。
背中の縫い目から前立てまで1枚の生地になっており、
ボディは2枚の生地のみで構成されています。 ハイバックシャツと一緒ですね!
袖はラグランですが、今季のゾエトロープコートで使われている
インバーテッドラグランスリーブ仕様となっています。
そのためわきの下に縫い目が集中しないので、重ね着もしやすく着心地が格段に良いです!
ポケットは2,3年ぶり?のワラビーポケット。前回も人気でしたねー!
カンヌキ留めが施されてるのもポイント。ガンガン手を突っ込んでください。
ワラビーポケットはおさまりが良すぎて、前世はカンガルーだったんじゃないかと錯覚するほど。知らんけどね。
また前立てはリバースフロントプラケットと言いまして、
背中の縫い目からぐるっと身頃を回ってきて、最後に折り返して前立てにしているというやつ。
文字だと全然分からないでしょ?お店で聞いてね!
そしておそらくテンダー史上初のラグランスリーブ!!!!!
だけどやっぱりテンダーのラグランは普通のラグランじゃないわ!
今季、このあとにゾエトロープコートという春物のアウターが届くのですが、
そのコートの袖付けもラグランスリーブ。
そしてゾエトロープコートの仕様が 「インバーテッドラグランスリーブ」というやつらしい。。。
らしい。。。って、入荷してくるんだけどね!
インバーテッドなんとかに関しては、その時にでも説明しましょう。
無事入荷すれば・・・
で!今回の気になる染料です!!!!!
テンダーのブルー=ウォードとみんな考えそうですが、違います!
今回は「プルシアンブルー」というやつでっす!
これも3,4年前に出た染料なんですけど、当時は染めができなくなったウォードの下位互換のような気がして、
ウォードにこだわりたくて敬遠してました。
しかし、改めて生地を見ると、というか今回の生地との相性を見ると、
良い染まり方してんなーーー!と思って、思わずオーダー。
あ、そうだ。染料の説明の前に、生地の説明が必要だったわ。
商品名にもある通り、Mackintosh(マッキントッシュ)というのが素材の名前。
イギリスでマッキントッシュ?
そうです!あの洗濯をどうしていいか分からない高級アマガッパ!マッキントッシュです!
マッキントッシュといえば、特長であるラバライズ(ゴム引き)のコート。
そして今回テンダーが用意したのは、ラバライズされる前の生地なんです!!!
それってただのコットンじゃん!?なんて野暮なことは言わない!w
実際にゴム引きされるまえのマッキントッシュ生地なんて触ったことないし、
やはり独特の感触を持つ生地です。
お客様の感想をかりれば「ウェハースのような肌触り」だとか。
ゴメン!俺、全然分かんない!!!!!
それはさて置き、次は染料の説明です。
染料はプルシアンブルーというもの。
プルシアンブルーは鉄塩から派生したもので、赤みがかったブルーになります。
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの1889年の作品「星月夜」や、
葛飾北斎の1833年の作品「神奈川沖波裏」でも、その染料は使われていたようです。
この青い顔料は、1704年にベルリンの化学者ヨハン・ヤコブ・ディースバッハにより発見されました。
それまでの青い染料はウォードや天然インディゴが使われていましたが、
日光の下では退色しやすく染料として不安定だったため、
塗装や印刷に使用することはできませんでした。
そして1842年に、ジョン・ハーシェル卿がサイアノタイプ(ブループリント、青写真)を発明します。
サイアノタイプでは、プルシアンブルーがネガを通して太陽光に晒されることで写真のように定着します。
この技法は、元々は精巧な設計図が必要なエンジニアにとって使用されてきましたが、
写真の現像のように暗室を必要としなかったため、
写真よりも早い印刷技術として採用されてきました。
そのため、ポストカードや家族の肖像画などで、サイアノタイプを見ることができます。
テンダーでは、これまで使用してきた歴史的な天然染料と同様に、
現代の合成染料と比べると不安定で、移染、染めムラ、退色などを特性として考えています。
という染料だそうです。
ゴッホと北斎の名前が出てきちゃうだけで、すごい染料って思っちゃいますね。
というわけで、着てみました。
用途としてはシャツジャケット。
シャツとしても、軽いアウターとしても着ることができます。
なので、こんなシャツオンシャツもOK。
また、インバーテッドラグランスリーブと身頃のバタフライ構造により、
重ね着してもわきの下の違和感を感じにくくなっています。
と書いている内に、サイズ3が完売。残りは2(S)と4(L)のみです。
気になる方はお早めにお願いします!
それではまた。お店で会いましょう。