astorflex(アストールフレックス)のGreenflex & Countryflex

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「日本人宇宙飛行記念日」だそうです。

昨日のブログでは、ボヘミアンラプソディーグッズ入荷したよって書きましたが、

宇宙関連NASAグッズも入荷してますよ!

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】astorflex(アストールフレックス)

【アイテム】Greenflex

【価格】¥28,080-(税込)

【コメント】

1年ぶりの入荷となってしまいました!

日本初上陸以来、毎シーズン少しづつでも必ず取り扱ってきたのですが、ぶっちゃけなかなか思ったように売れなくてね!!!

そりゃ売れないとウチみたいな小さな店は一瞬でつぶれるので、昨シーズンは心が折れました。ポキッとね。

ですが、今回改めて取り扱いを開始するきっかけになったニュースがございます。

それは・・・・・

アンダーカバーとコラボレーションしたから!www

なので、今季オーダーしたのは黒だけ!間違って売れてくれればいいなと思って!wwwww

 

いやいやウソですよ。(ちょっと本気)

取り扱いを再スタートしたので、初めて取り扱った時の色であるBlackを3年ぶりに用意しました。

久々の登場ということで、まずはブランド紹介からどうぞ。


astorflex(アストールフレックス)は、1816年にイタリアはロンバルディア州にあるマントヴァ県のカステルダーリオという小さな村で生まれました。

Travenzoli家が古くから伝わる靴づくりを継承し、現在6代目となるFabio氏により世界最高のデザートブーツが作られています。

製法はIdeal製法(ステッチダウン)を得意とし、デザインから生産まで一貫してイタリアで行われています。

ブランドの根底に流れる2つの哲学。

一つは「エコフレンドリー」。

ベジタブルタンニングされたレザーや、パラゴムの木から採取した樹液で作るナチュラルラバーソールなど、

できるだけ自然に負荷をかけない素材を用いています。

さらに着色剤や溶剤などの化学薬品は一切使用しておりません。

二つ目は「ファッションアイテムではなく道具としての靴」。

これは流行に流されないデザインと、あくまで快適に歩くための道具としての靴を作るという考えです。

また道具は優れたクオリティとともに、適正価格で買えなくてはならないとも考えており、

ローカルな職人や工場との信頼関係を大事にしています。


まだまだ世界にはこんなブランドがあるんですね~。

創業200年とは驚きです!なんで今まで日本に入ってこなかったのか!?

その商売っ気の無さも魅力的なんですけどね!

 

見た目はシンプルなデザートブーツですが、背景には並々ならぬ信念が隠れていました。

いつも言いますが、シンプルなアイテムほどセレクトするのが難しい。

既に定番ブランドとしてク〇ークスが君臨する中、なぜこれを選ぶのか。

このブーツからは、一目見た瞬間から説得力がありました。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

まずは素材。

主に使用する革はヨーロッパでベジタブルタンニングされたもの。

原皮をオーク樹皮やミモザなどを合わせた溶液に1か月以上浸し、自然乾燥後に獣脂とアニリンを使い、

バレルの中で柔らかくしていきます。

この方法は高コストで時間もかかるため、現在ではほとんど用いられませんが、

丈夫でさらに「呼吸をする」革が作られると言われています。

 

またそんな話を聞かなくても、スエードのクオリティを見ればすぐに良さが分かります。

スエードといえば起毛が特徴ですが、その起毛が非常に細かい。

例えるならブリスベンモスのべロア生地のよう。

高品質なスエードってどんなの?と思ったら、まずはこれをご覧になって欲しいくらい。

本当に素晴らしいです。

 

また履いた感じも柔らかく、馴染みもよる足にフィットするので、歩きやすいし疲れにくいですね。

 

さらに!実はレザーのケアも表革より簡単だったりします!

スプレー2本でOK!

それで雨の日もガシガシ履けちゃいますよ!!!

実はスエードブーツって、かなり機能的。

 

アッパーの説明をしたので、お次はソール。

こちらのクレープラバーソールは、やはり天然の生ゴムです。

理由としては柔軟性を保つために、またブランド紹介で説明した化学薬品を使わないという信念から、

混ぜ物がない生ゴムなので、ソールの色は全てこれになります。

使用するラバーの原料は、ブラジルの「パラゴムの木」の樹液です。

 

余談ですが、パラブーツのパラってブラジルのパラ港から来てるよね?確か。

ゴムの木は、ブラジルのパラ州が原産だそうなので、パラゴムっていうみたいです。

 

閑話休題。

 

外側は分かりました。

次は内側。

これまた素晴らしいのが、ライナー(内貼り)はレザー。

足を入れた瞬間に幸せになります!

またその分滑りやすいかもねと思う方もいらっしゃるかと思いますが、

ワイズはやや細目でフィット感はよく、ちゃんとしたサイズを選んで紐を締めれば、

靴の中で足が滑ることもないと思います。

 

このライナーに関しては、本来軍物ですからステッチダウンの簡素な作りであることを考えれば、

アッパーはスエード1枚の方が雰囲気はあると思います。

ただこれだけの上質な素材としっかりとした作りで、

さらにこの価格であれば文句のつけようがありません。

 

そしてヒールカウンターの部分をよく見てみてください。

ヒールの部分だけ、あえてのスエード使い。

これは、ヒールが滑ってかかとを浮きにくくするためでしょう。

「靴づくり」といううよりも、「履くために」ということに真摯に向き合った結果のディテールではないでしょうか?

これだけで信頼に足るブランドというのが、理解できます。

 

というわけで履いてみました。

甲が高めの私ですが、紐をキツめに締めても痛くありませんでした。

ラウンドトゥでそこそこボリュームもあり、合わせやすいと思います。

ウィズはD程度かな?

26㎝Eウィズの私は、41でも入るけど42で履きます。それくらいイージーでいいと思う。

 

なのでスタイリングもかなりイージー。

Cardigan/S.N.S. Herning (Intro) ¥25,920-

Shirt/Individualized shirts (Regatta oxford B/D) ¥25,920-

Pants/WORKERS (Baker pants) ¥16,200-

そして普通。

普通で何が悪いってスタイリング。高そうに見えないのが良いです。

 

そういえば、私も今日色違いを履いてました。

インスタでいう足元倶楽部的な写真で、当然私も履いてますよアピール。

 

そしてこのままもう1足ご紹介しましょう!

ドウゾ!

【ブランド】astorflex(アストールフレックス)

【アイテム】Countryflex

【価格】¥29,160-(税込)

【コメント】

で、こちらも黒!

先ほどご紹介したデザートブーツのデザインのGreenflexと、

こちらはさらにクラー〇スのデザートトレックとビルケ〇シュトックを足して2で割ったようなCountryflex。

これがあれば、diariesにはC社の靴もB社の靴も必要ないんです!

1つのブランドでここまでカバーできるなんてホントにすごいことだし、ウチら弱小店の味方とすら思えますね!

 

それでは改めましてCountryflexです。

甲のセンタシームがクラー〇スのデザートトレックを彷彿とさせ、

木型はビルケ〇シュトックのような、いかにもコンフォート然とした形。

ローカットとミドルカットの中間。アンクルまでしっかりホールドして、歩きやすいことこの上なし。

履き口はパッドが入っていて、いわゆるクッションカラーってやつですかね。あまり国内では言いませんけど。

そしてやはりソールも生ゴム。

次は内側。

こちらもすべてレザーのライニング&踵だけスエード。

しかし、Countryflexだけ特別な仕様があります。

それはインソール。

ビルケンなんとかも真っ青なインソール!!!

やはりこちらも、コルクと天然のジュート麻と天然ゴムで成型し、レザーでフットベッドを作っております!

もうね、全て自然の物なので、埋めときゃそのうち土に還りますよ!

自然に優しいってことは、人間にも優しい!(でも自然は人間に厳しい!)

色々とハードな靴が多いdiariesにといて、珍しく優しいシューズなんです!www

 

そして例によって私が3年履いたものがコチラ。

しっかりと私の足型が刻まれております!!!

さらには沈み込みまで!!!!!

こうなると、もう完全に自分の物ですね。俺専用ズゴックみたいな感じです。

また恐るべき経年変化を発見しました!

なんと、踵にはジュート麻のアタリまで付いてました!

だから何だ?という話ですが、レザーとデニムのアタリってのは、どんな形でもカッコイイですね!

こんなアタリ見たことない!アタリオッサンライオット!

 

そしてこれらの全貌を知ることができる画像をご覧ください。

断面です。

内部の作りにも自信があるからこそできる芸当。

生ゴムのアウトソールと、インソールの間にミッドソールがあるので、ソール交換にも何回かは耐えられます。

クッションカラーもこの通り。

アンクル丈なので、靴擦れが起きにくいように。

またちょうどかかとにあたる部分が、そこだけスエードになっているのもポイント。

ここはあえて滑りにくくしたほうがいいということでしょう。

本当に細かいところまでよく考えて作られています。

 

というわけで以上となりますが、本当にいい靴なのでもっとたくさんの方に履いてほしいんです。

もちろん私もどちらも1足づつ履いてますが、かなり楽。

いつもスニーカーしか履かないよって方にもおすすめだし、革靴好きの方もサブとして持っておくといいです。

俺なんてあまりに楽しちゃって、Countryflexのカカト踏んでますからね。服屋として最低ですけど!w

それでも全然へたらないし、丈夫でいい靴なんですよ。

是非!

 

 

それではまた。お店で会いましょう。