diaries blog | Fraizzoli(フライツォーリ) | Travel Jacket & String Pants & Waist Coat

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「カレー南蛮の日」だそうです。

カレー南蛮とカレーうどんの違いを説明します。

南蛮は蕎麦を使ったもの。うどんはうどんそのままです。

さらに南蛮にはネギ、うどんには玉ねぎだと完璧ですね。

ちなみに、つくばでカレーうどん食べるなら「やまびこ弁天」がオススメです!



そうだ、もう1つ紹介しなきゃならないお店があったわ。

この写真で、「あれ?見たことある!」と思った方は、diaries通!w

そうなんです!

当店が移転する前。初めてお店を出した場所に、新しくお店がオープンしました!

お店の名前は、「土と花 fuone」。

土は花器を表し、花はそのまま花。

そしてfuone(フオネ)は、フィンランド語で部屋を意味するそうです。

つまり、部屋に素敵な器で花を飾りましょうということですね!



早速入ってみます。

前の自分のお店の痕跡がちょっと残ってて、なんとも言えない気分に。

そして、扉がガラス戸になって店内が見えるようになったので、

前のお店に比べてかな~~~~り入りやすくなりました!!!!!

ホント俺もこうすれば良かったよ!俺のバカ!www

え?何屋?器屋?花屋?

カテゴライズが難しいお店が誕生しました!w

割とガラーンとしてますが、お店の始まりってこういうものです。

俺も始めた頃は、「商品が少ない」ってよく言われたもんな。

あと、そんなにお客様来ないの分かってるから、むやみに仕入れできないし。

仕入れたいけど仕入れられない、理想と現実のはざま。



正直言うと、このお店が良いお店かそうでないかはまだ分からない。

今決めつけるには早すぎる。

しかし、いいお店になるかどうかは、店主の努力が半分、

そしてもう半分はお客様であると思う。

いや、自分自身の経験から断言できる。

今のdiariesがあるのは、素晴らしいお客様に支えられているからだ。



しかし、このお店にはまだ圧倒的にお客様が少ない。

そして店主の頑張りには限界がある。

どんな辛い時でもお客様の顔を見れば頑張れるし、

お客様が来てくれるなら、また一歩を踏み出せる。



だから、是非とも皆さんにも行ってみて欲しい。



ずっとお客様が来ない日々は本当に辛くて、何度も心が折れそうになった。

あんな思いは、もう誰にも味わってほしくない。



そしてもちろん、行けば必ず何かを学べるお店であるのは間違いない。



先ほど「評価するには早すぎる」と書いたが、あえて現時点での評価をさせてもらうと、

「内装が旧ダイアリーズよりカッコイイ!!!!!」でしたwwwww



これにはやられた!

え?この物件て、こんなカッコよくできたの???

ホント俺って服のことしか考えてないから、インテリアのセンスなんて全然ないからさ、

外装も内装も細かい部分へのこだわりがハンパなくて、とても勉強になりました!



あと、やっぱりカッコイイお店にすると売れますね・・・

だって、花器を3つも買って帰っちゃったし!!!!!

(どんなの買ってったか気になる人は、店主さんに聞いてください。)



いや~このお店なら売れるでしょう!むしろ速攻抜かれる気がする!w

何で俺が苦労したか分かったわ!センスが無かったんだ!(号泣)

私がここでお店やってる時は閉じてた窓も、こんな素敵な窓に・・・

悔しい。

お店のカウンターもよく見ると!?(あ、買った花器が写ってたわ。)

そしてこちらがfuone店主の大内さん。

花のこと、花器のこと。知識も豊富で、聞くとなんでも教えてくれます。



訪れた初日で、軽く2,3時間もお邪魔しちゃったんだけど、

商品説明って聞いてるだけでも楽しいんですね!

接客もとても勉強になりました!!!



本当に良いお店なので、是非とも行ってみてください!

もちろん、良いと思ったら買ってください!!!

良いお店がまた一つ、つくばに根付くように大事に育てていきましょう!





じゃ、商品紹介です。

【ブランド】Fraizzoli(フライツォーリ)

【アイテム】Travel Jacket

【価格】¥52,800-(税込)

【コメント】

もうすっかり当店でもおなじみのアイテムになったと思ったら・・・・・・・


なんと!?フライツォーリ社は、イタリアの高級生地メーカー・カンクリーニ社に

買収されてしまいましたーーーーー!!!!!!!!!!!!

えーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!?!?



実は経営的にヤバかったのかしら?

でも買収されたおかげで、なんとかフライツォーリは残りました。



ただし、買収されるということは、経営が変わるということ。

そして路線も変わります。



高級生地メーカーであるカンクリーニに買収されるくらいなので、

フライツォーリも今後はブランド拡大路線に向かいます。


なので、今までのようなマニアックなファクトリーブランドとしてのスタイルは無くなります。

つまり、当店でセレクトするようなアイテムが無くなるということです・・・・・

(これからだっていうのに。。。)



そうなんです。

実は当店で毎シーズンセレクトしていたジャケットやパンツは、

一度はラインナップから姿を消してしまいました。

だから、2019年春夏では入荷してこなかったんです。



でも猛烈なリクエストにより、秋冬では復活。



それでも2020年春夏では、入荷は今のところありません。



なので、もしかすると手に入れられる最後のチャンスとなる可能性もあるんです。



あ~あ。なんとも言えないですね。



個人的に初めて買ったのが約20年くらい前で、それからずっと好きで着続けてきて、

やっとの思いで自分の店を構えて、さらに苦労を重ねてやっと取り扱いを始めることができたFraizzoli。

これが最後かと思うと・・・・・涙。



今日の商品紹介は、年末ムードでしっぽりと読んでください。

ではブランド説明です。

フライツォーリ社は、レオナルド・フライツォーリ氏により1923年8月1日に創設され、

設立当初は「Italian Factory of Civil Uniforms」(市民制服を作るイタリアの工場)という名前でした。

ワークウェアから始まりコックジャケットや軍・警察関連の制服を手掛け、

ミラノを中心にイタリア国内に広まっていきました。

現在でも病院関係、工場、建設、ホテルなどミラノ市内で着られているワークウェアではトップシェアを誇ります。

現社長であるレオナルド・カリオーリ氏の叔父にあたるイヴァノエ・フライツォーリ氏は、

1968年~1984年の間にセリエAのインテルミラノのオーナーだったことからも、

事業としても成功し、地元・ミラノに根差したメーカーだということが分かります。

しかし2018年にCanclini社に買収され、新たな道を歩み始めます。


という、いわゆるイタリアのワークブランド。

そんなフライツォーリの中でも、最もアイコン的なアイテムだと勝手に思っているのがこちらのジャケット。

ぱっと見は3つボタンの段返りジャケット。

しかし裏返せば!?

セキュリティジップ付きの大小さまざまなポケットがたくさん!

バッグを持たないでトラベルしよう!というコンセプトかどうかは知りませんが、

身の回りの物を入れてトラベルできるのがこのジャケット。なのでトラベルジャケット。

実はこのトラベルジャケットこそが個人的に初めてフライツォーリに触れた同ブランドのアイテム。

なので「勝手に!」アイコン的アイテムにしてます。diariesではね。

本来であればdiariesをオープンさせる8年前から取り扱いを考えてはいたのですが、

諸々の事情もあり7年間温めてきました。

もちろんこれまで扱ってきたYarmoのドライバージャケットもLe laboureurもありますが、

それぞれがそれぞれの特長を持ち、どれも素晴らしいジャケットだと思います。

また、ブランド設立当初から本国生産にこだわってるワークウェアもどんどん少なくなってきてますし、

そういうブランドこそ応援してあげたいのです。

話を商品説明に戻します。

このジャケットに設けられたポケットの数は、全部で9つ。

左胸の内側はパスポートやサイフとかかな?

それぞれのサイズを見てくと面白いです。

そして右側には携帯ポケット。

携帯用は、すぐに取り出せるようにするため、ジップではなくゴムです。

上の大きなポケットはiPad用!!!

でもさすがにiPodはないわ~!重いし、シルエットは崩れるしで!

気持ちだけ受け取っておいてください!w

そもそも9個すべてのポケットを使う必要もないしね!

いつも言いますが「やってる感」のある服が好きなだけです!

とまあこのようなデザインですので、お客様からはデバイスジャケットですか?と聞かれたりする時もあります。

いいえ、トラベルジャケットです。

フライツォーリでは10年以上前から作ってたりもします。

で、例によってこれが17年前に買ったやつ。

物持ちいいね~と言われますが、物が丈夫だけに持っちゃいます。

このジャケットを買ったのは23歳の頃。

ビール飲んで代々木公園で寝転がるくらい、劣悪な環境に晒されてきました。

結婚式の二次会などへも着ていきましたが、汚れても洗濯できる、でもカッコいい服という意味で。

だから決して特別な服ではないのですが、常に着る人と共に行動し寄り添ってくれ、

15年以上も私のワードローブを縁の下から支えてくれたジャケットに違いありません。

このヤレた感じ。

自分が付けてきたこのシワや汚れは、どんなヴィンテージにも勝ります。

当然自分限定だけど。

でもこの自分だけにしか分からない服の価値ある。

これからのファッションなんてのは、それでいいと思ってます。

人が羨む高い服でも、最先端のファストファッションでもなんでもいい。

でもずっと着続けたいと思う服があることが大事なのかなって思います。

また、なぜ着続けたいと思うのかをお客様と一緒に考えて明らかにするのが、私達ショップスタッフの在り方なのかな~?

そして新旧を比較すると面白いことが分かりました。

それはポケットのデザイン。

ポケットの数やサイズが違います。

当たり前っちゃあ当たり前ですが、時流に合わせてデザインが変化してきました。

先ほどのiPadの入るポケットなんかは、変更点としてかなり大きな決断だったのではないでしょうか?

またこのように内ポケットの柔軟な仕様変更ができるのも、イタリアのジャケットらしい「大身返し」だからかな。

また進化したのは、シルエットもかなりドレッシーな仕上がりに変わってました。

昔より細身になってたり。

私物のは袖口も筒袖だったのですが、新しいのは本切羽で額縁仕上げ。

やってるね~!

イタリアらしいといえばイタリアらしいのかな。

こうやってわざとボタンを一つ開けて柄のシャツを見せ、「俺のジャケットは本切羽だからね」とアピールする人もいます。俺がそうです。

さらには額縁仕上げ!のくせにステッチを出してたたいちゃうところとか、よくわかんないけど面白いです!

まあでも、フライツォーリ社のHPにはこのようにも記載されてるくらいですからね!

ス・ミズーラ。

憧れのス・ミズーラです!オーダーメイド!!!

とはいうものの、日本ではものすごい高価なイメージのあるス・ミズーラですが、

実際はパターンオーダーやレディーメイドも含めてスミズーラと呼ぶらしいので、

制服でもなんでもやりますよーって感じの意味だと思います。

とまあジャケットの紹介はここまで。

次はパンツです。

【ブランド】Fraizzoli(フライツォーリ)

【アイテム】String Pants

【価格】¥30,800-(税込)

【コメント】

もちろんセットアップで着てほしいパンツですが、

セットアップらしからぬカジュアルなディテールが盛りだくさんの面白いパンツです!

例えばこちらはイージーパンツだったり。

なんとウエストはヒモでOK!

もちろんベルトループも付いてますので、ご安心下さい。

オリジナルネームのマーベルトもいいですね。

ピンループまで付いてます!



履いてみるとこんな感じです。

これがなかなかキレイなシルエットで、セットアップとしてだけでなく単品でもものすごく使えるんです。

むしろパンツが使いやす過ぎるので、パンツだけ経年変化しないようにバランスよく着こなすのが大変なくらい。

とくに今回は、ワンタックが入ってさらに立ったり座ったりがしやすいので、

出張などにも最適だと思います。



次はベストです。

【ブランド】Fraizzoli(フライツォーリ)

【アイテム】Waist Coat

【価格】¥23,100-(税込)

【コメント】

言わずもがな、同素材のベストです!英語ではウエストコートと言います!

個人的に非常に気に入っているのが、4つポケのベスト!

例えばオーダーで4つポケのベストを作ると結構お金かかった覚えがあります。

機能性だなんだは、どうせ使わないポケットなので関係ありませんが、

4つあったらとりあえずカッコイイと思いませんかー!?

あと、なんでベストを着るかって?

偉そうに強そうに男らしく見せたいだけですから!

なら付けるもの全部付けますよ!だから4つポケ!



ちなみに背中はキュプラです。

キュンキュンに搾り上げて着ましょう!

(俺の場合、絞る必要がないくらいパツパツです!)

そして3つ揃ったところで、全てを身に着けると?

結婚式の2次会もOK!

ガチガチのフォーマルウェアではないので、卒業式・入学式などなど、

「式」と名の付く場には厳密にいうと相応しくはありませんが、

みんなそんな守ってないし知らないしなので、好きな恰好すればいいんじゃないかなと思います。

言ってもお子さんがいらっしゃれば、主役はお子さんなので親御さんは引き立て役ですが、

お子さんが引き立つように華のある服装をしていてほしいです。

めでたい時には花を飾るように、自らも華やぐ。

御祝いってのはそんなもんです。

御祝で思い出しましたが、最近1.5次会てのをよく聞きますよね。

ドレスコードが設けられちゃって、「スマートカジュアル」とか分かりにくいやつ。

結局は思考停止してスーツでみんな行っちゃうのが世の常なのですが、

そこは「自分がどうやって友人を祝いたいか」が重要だと思うんです。

私個人の考えですが、「パーティーを華やいだものにする」ために「着飾っていく」のが礼儀と考えます。



僕なら1ST PAT-RNやワーカーズのカジュアルなタイに、ポケットチーフではなくバンダナ。

腕には時計ではなくインディアンジュエリー。

カジュアルなアイテムでスマートに着飾ってみます。

パーティーはみんなが楽しむ場。主催者はもちろん参加者も。

どうしていいか分からない・・・なんて億劫にならず、困った方はご相談ください。

みなさんのライフスタイルをより華やぐものにできれば幸いです。

そうそう。最後にこぼれ話を一つ。

また1ST PAT-RNネタですいません。


実はフライツォーリからクリスティアーノへ、コラボの打診があったそうなんです。

でも、前述の買収騒ぎでコラボの話は立ち消えになってしまいました・・・

実現してたらどんなアイテムが生まれてたんだろう?

見たかったな。残念だな。

クリスティアーノもちょっと寂しそうでした。



ホント、古き良き物っていつどうなるか分かりません。

なので、気になる方は早い内に本当にお願いします!





それではまた。お店で会いましょう。