※5/22(水)・5/23(木)・5/30(木)は、休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)
※7月にアンティークウォッチフェアがあります!
※昨年12月のLOUNGE ACTオーダー会の納品は、6月頃を予定してます。
※OLD TOWN のオーダー会を開催致します!
服を吟味する。
まずは全体の雰囲気を見る。次に裏側の縫製。さらにはポケットの作りに至るまで。
そうしてから袖を通す。思い描いていた絵との差異を、フィットを通して確認する。
そこから未来の経年変化を思い浮かべる。この工程を粛々と繰り返すのが、OLD TOWNのオーダー会。
OLD TOWNの服は、見た目だけでなく裏側を見ても、服作りの美学が伝わって来ます。
直線的なカッティングに時折混じるラウンドカットは、バウハウスを想起させます。
そして縫製は、ポケットの内側ですら生地端を見せません。
受注会でしか手に取れないこの機会に、是非ともじっくりとご覧ください。
今回のオーダー会では、新作のM&W Jacketが登場。Unityのように、ユニセックスで着られるジャケットです。
またオーダー見本だけでなく、私物でオーダーしてきたアイテムも、サンプルとしてご用意してます。
現在生地工場が次々と閉鎖しているため、希望の生地が手に入らずキャンセルとなる場合もございますので、予めご了承下さい。
-OLD TOWN-
都会の喧騒を離れ、静かに淡々と作られるイギリスの服。
蒸気機関車が走るHoltという町で、Williamの手により作られるその服は、昔ながらのブリティッシュワークウェアの面影を残しつつ、さらに洗練されたパターンと縫製で仕立てられています。ロンドンに住むOLDTOWNのファンは、小さな町の小さなショップに片道4時間をかけて訪れます。
流行を意味するファッションとは程遠く、入手するのが面倒でも、それでもどうしても欲しくなる不思議な魅力を持つ服。
しかし取り扱うといっても、店頭に商品は並びません。オーダー会期間中にサンプルだけが並びます。完全受注生産にして生産数は限定的。あまりに不便すぎて、これほどまでに着た人にしかその良さが分からない服も、そうそうないのではないでしょうか。
OLD TOWNオーダー会を、以下の日程で開催致します。どうぞご参加ください。
日時:6/8(土)~6/16(日) 12:00~18:30
※オーダー後のキャンセルは不可。オーダーの際、1着につき1万円を内金としてお預かり致します。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「ボクシングの日」だそうです。
先日の井上尚弥も記憶に新しいところですが、世界では、今日の?昨日の?ボクシングの試合の方が話題になってるかもしれない。
なぜなら、世界初!ヘビー級4団体の統一王者が誕生したからなんですねー!
その名もオレクサンドル・ウシク選手というのですが、相手が2m以上もあり身長差も10㎝以上の圧倒的不利を覆しての勝利。
しかもウシクはウクライナの選手ってんだから、なんだかもうドラマチック。いやそれどころか、伝説が生まれた瞬間でしたよ!
なんにせよ、人々に希望を与えることができるってのは良いもんです。憧れます。
DIARIESは、服でどんな希望が見出せるのか分かりませんけど、少しでもお客様に楽しんでもらえるように頑張るわ。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】LOUNGE ACT(ラウンジアクト)
【アイテム】Stand Collar Box Shirt
【価格】¥36,300‐
【コメント】
オーダー会から2週間しか経ってないのか・・・
なんだかずっと前のことのように思えます。
それよりも、昨年12月にオーダーいただいたお客様に、まだLOUNGE ACTの商品をお届けできてないのが心苦しいです。
ですが、先にオーダーしていた当店別注分が届いてしまいました。申し訳ございません。
長袖ですが、夏用のシャツでございます!
昨年も別注したのですが、割と早く完売してしまったこともあり、今年も作ってもらいました!
あのカールマイヤーを使用したスタンドカラーシャツでございます。
首回りと肩回りの手縫いはそのままに、造りもいつもと同じ、ジャケットの製図を元に、
さらに1970年代のスイスで行われていたシャツ製図を導入することで、
日本人によくある「前肩」に合わせた独自の製図を考案し、立体的にフィットすることで疲れにくくしたもの。
そして今回は、身幅ゆったり目のBox Shirtでオーダー。
前回、もうちょっとゆったりしてたらなという声があったのと、より生地をはためかせてみたいという思いから。
たっぷり生地を使用したいので、袖口も背中もギャザー仕様です。
生地もハリがあるので、空気をはらんで適度にフワッと広がる感じ。
ボタンは厚みのある貝ボタンを使用しています。
そしてあの!カールマイヤーでございます!!!!!
ご紹介しましょう!「カールマイヤー」です!!!!!
と言われても何がすごいのか分からないので、説明します。
「カールマイヤーとは、経編(たてあみ)機を製造しているドイツの編機メーカー。
その名を冠した素材は、整経したタテ糸にヨコ糸を絡ませて作られているので、分類上は編み物となります。」
というもの。
まず驚くのが、どう見ても織物なのに編物なんです!!!
そしてわざわざそんなことするメリットは?ということですが、ちゃんとあります。
それは、織物にすると糸の密度を詰めないといけないのですが、編物にすると糸に隙間を作っても大丈夫なんです。
よって、より通気性が良い生地になるというわけ。
それでいてシースルーやオーガンジーのような透け感はないので安心です。
素材は麻70%・ポリエステル30%のハリとツヤのある質感。
生地が持つ雰囲気も独特ですが、使い勝手も非常に良いんですよ。
例えば裏から見るとこのように透けているのが分かるのですが、
外から見るとそうでもないんです。
シースルーやオーガンジーとは全く違う生地ですね。
こんな柔らかそうなイメージですが、タテ糸が生み出す模様はジャングルクロスを彷彿とさせ、
個人的には硬質なイメージをも併せ持ちます。
なのでカールマイヤーでミリタリーデザインの服を作ってもいいな~と思います。
というわけで着てみました。
今回はゆったり。どれくらいゆったりかというと、いつものLOUNGE ACTよりワンサイズ近く大きいフィットです。
裾はスクエアタイプでゆったりしているので、スリットは深め。
この写真からも、硬さと柔らかさが同居するってのが伝わるといいんですけど。
というわけで、今後夏の定番にしていけたらいいなと思うカールマイヤー素材。
是非とも体験してみて下さい。
それではまた。お店で会いましょう。