diaries blog | WORKERS(ワーカーズ)| USN Cotton Sweater

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ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「おしぼりの日」だそうです。

最近は諸事情で実家に帰ることが多くなっております。

大人になって故郷を見ると、郷土愛があったんだねと気づきますね。

でもどうにもならない郷土に、肩を落とすばかりですけど。

つくばはとりあえずこのままでいいとして、

隣の石岡はキツイね~~~!故郷なんだけど!

さらに隣の笠間市の頑張りがハンパない!面白くなりますよ!笠間市は!

石岡が、つくば㌠に取り残されないことを祈るばかり・・・





じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】WORKERS(ワーカーズ)

【アイテム】USN Cotton Sweater

【価格】¥15,400-(税込)

【コメント】

ニットを着るかカットソーを着るか、非常に悩ましい毎日が続いておりますが、

そんな今に非常にしっくりくるアイテムがワーカーズから届いております!

こちらはUSネイビーのハイネックセーターがきっかけで作られたコットンセーター。

ちなみにこちらがもとになったやつ。

WORKERSデザイナーT野さんの私物です。

いわゆる「ゴブセーター」ってやつですかね。

ゴブとはもちろんゴブリンではなく、GOB=甲板作業員のこと。なのでUSネイビー物になります。

こちらはニットでウール製品ですが、これをコットンで作ろうと思ったのがきっかけとのこと。

しかしこの企画を数シーズン前の展示会で聞いていたので、てっきり諦めたのかと思いきや、

一度は頓挫したものの、やっとの思いでできたコットンセーターになりました!

それは生地。

厚いです!重いです!ヘヴィーです!タフです!

この生地は日本製なのですが、作られたコンセプトが

「セントジェームのようなバスクシャツと呼ばれるあの生地の倍の厚みを持たせる」というもの!

出ましたね!?クレイジージャパニーズ!

なんと13.5オンスのデニムよりも太い糸を使用しているとのこと。

着心地がどうだ、機能性がどうだというのは正直分かりません!

ただこんな素材を見てみたい!という、着るという目的よりも素材という手段にこだわった素材なんです。

私は往々にして、良くも悪くも日本人て目的より手段にこだわるよなあと思っています。(教育のせいかな?)

しかし、時として手段を突き詰めると思いもよらない結果を生む時がある。まさに今回がそう!

これはもうクレイジーとしか言いようがないでしょう!

だって何に使われるか分からないけど、こんなゴリゴリの素材を作っちゃうんだからね~。

目をつぶって全力疾走してるようなもんです。

どこに行くか分からないけど、うっかりゴールにたどり着いた時は、

そりゃもうすごい結果が出るに決まってます!



結果として生まれたのが、ハイネックのカットソーではなく、

見た目はゴブセーターだけどコットン!?ヤバイよ!ていうこのセーターです。

というのが昨年と同じ説明なのですが、今回はちょっとイギリス寄りにしてるそうです。

きっかけは、映画「ダンケルク」。

あ~俺も見た見た!でもやはりそういうとこ見ちゃいますよね!

俺もRoyal Air Forceの服ばかり見てた記憶がありますね~!

服好きが歴史物の映画見ると、服ばっかり見ちゃって大変www



僕はそれくらいの楽しむ範疇でいいですが、デザイナーとなると大変。

映画で見たネタをヒントに、実際にモノづくりに落とし込むわけですからね。

例えば今回の襟ができるまで、このような試行錯誤があったそうです。

「首リブはいわゆる「針抜き」で段のあるもの。袖口に使った「総針」と呼ばれる段の無いリブよりも若干ゆるい。そも緩さが首が閉まった感じがしない。でもその分、寸法は若干締め気味に作らないとゆるゆるになってしまう。カットソーのパターンを作るときに一番気を付けるのが、頭は通るよう伸びる、でも着た後は首に沿う事。単純に身頃の首回りの寸法だけでなく、首のリブにどの程度のキックバック(戻りがある素材)を使うか?縫い方はバインダーなのか、つけ襟なのか?つけ襟なら、身頃とリブの差寸はどの程度つけるのか?
経験則を活かしながらも、やはりサンプルを何回も作り検討します。私は、新型を作るときは身頃全体を作る前に、まず首回りだけ作って頭が通り、首に沿う、思った形状になっているか確認してから全体のサンプル作りに入るようにしています。」

というもの。



僕らセレクトショップは、あらかじめデザイナーさんが出した答えを選ぶだけなので簡単なのですが、

自ら答えを作るってのは、想像を絶するものがありますね。

別注ですら吐きそうになる時があるのに。デザイナーとかマジ無理・・・

だからリスペクト。



しかしそんな生みの苦しみは置いといて、僕らは楽しく服を楽しみましましょう!





それではまた。お店で会いましょう。