ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「服の日」だそうです。
何の取柄もなく、吃音症にコンプレックスを持ち、自信が持てず自分の殻に籠っていた僕は、
中学の時に洋服に目覚め、洋服が好きで、洋服屋さんも好きで、
ついには自分の店を持ったものの、それでも洋服も洋服屋も好きで、
世界中のお店を見てみたいという思い、僕はずんずんずんずんと店を回ります。
お気に入りの洋服を買うことができたのと、これだ!と思う店に出会えたことは、同じくらい嬉しいことだと感じるんです。
だからいくらネットで便利に買えようが、お店周りは止められないんだよなぁ~~~~~!!!
そして食べるのもやめられないんだよなーーーーー!!!!!
というわけで、ピサからフィレンツェに戻り2日目のディナー。
ここから本気出します=美味いもの食います。
本日は、フィレンツェのドゥオモから1本入った路地にあるエノテカレストラン(ワイン食堂)coquinarius(コキナリウス)へ。
こちらは、つくばに新しくオープンしたイタリアン「Gigi」のN田さんがチェックしてたお店。
食べたのは、こちらの3品。
まずはこれから。アンティパスト(前菜)に黒キャベツのリボリータ。
野菜たっぷりで体もポカポカ。疲れて冷えた体に染みわたります!
で次にプリモピアットで牛肉のタルタル。
もはやユッケが食べられない日本ですが、イタリアではもう大人の手のこぶしくらいの生肉が食えちゃいます!!!
そして驚いたのが、付け合わせの野菜。
これ、生のアーティチョーク。アーティチョークって生でも食えんだ!?しらなかったー!
青臭さもなく歯ごたえもあって食が進みます!
ちなみにアーティチョークは、マーケットでもこんな感じで売られてました。
それだけ身近な食材なんですかね?
そしてワイン食堂なので、タルタルに合わせるワインはこれ。
ランゲネッビオーロ。
次にセコンドピアットって感じで。
イノシシ肉のラグー・タリアテッレでパスタ。
で、こちらに合わせるワインが、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2016だったのですが、
なぜか持ってきたのはこちらのワイン。
同じブルネロさんでも2012年のもの。
サービスだと言いつつ注いでくれた2012年物は、近年で最も品質が良かった年らしいです。
いやいや、サービスとか言いつつどうせ後でレシート見たら、きっちり請求されてるんでしょ?
と、思ったらマジでサービスでした!!!!!
なんでかって?
それは、俺のワインのセレクトが良かったからだって!
だからもっと美味しいワインを飲ませたかったみたい!
すごい!俺!
意識高い系ワイン好きでございます!!!
と、これだけ書くと、マジで痛いヤツですね!
実はこのメニューの頼み方は、知ってる単語だけを拾って注文しただけでした。
それこそ、つくばのLa StallaやGigiやフィンラガンや葡萄酒蔵ゆはらのサイトなどで知ったやつ。
私は決してワインなどには詳しくなくて、それでも何回か飲んでりゃ好みの銘柄くらいは覚えてて、
それでなんとな~く、これは軽い方だからタルタルで、これは重い方だからミートソースに合うかな~って?
なので、折角イタリアまで来たのに、つくばでも食べたメニューを頼むというただの保守的な人間で、何の冒険にもなってなかったりします。
ですが、La StallaやGigiやフィンラガンや葡萄酒蔵ゆはらのおかげで、
フィレンツェの地元民にも食通だと勘違いされ、幸運にも美味しいワインを飲むことができました。
だからね、つくば近辺にいる人は、是非ともこれらのお店に行ってほしいんです。
ブログではいつも美味しいもの食べてるように思われてますが、
実はスタッラだって片手で数えるくらいしか言ってないし、Gigiだって1回だけだし、
実はそんなに行けてません。
それでも1,2回行けば、恐らく必ず忘れられない料理に出会うことが出来るんです。
そして私みたいに、本場イタリアで知ったかぶりもできるんです!!!!!小さぇ!俺!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Fileuse d’Arbor(フィルーズダルボー)
【アイテム】Brest
【価格】¥14,904-(税込)
【コメント】
今季も届いておりますよー!
取扱より1年半が経ち、だんだんdiariesの定番になりつつあるボーダーカットソーまたの名をバスクシャツ。
そしてついに!昨年お買い上げいただいて2着目も買ってくれたお客様もいらっしゃって、本当に嬉しいです!
思えばGlaconも定着するまで時間がかかったもんなぁ~。
まあこちらも腰を据えてじっくり取り扱っていきたいと思います。
なので茨城のみなさんもお早目にお願いしますよ!!!
では詳しく見ていきましょう。
久々の紹介なので、まずはブランド紹介から。
Fileuse d’Arvor(フィルーズダルボー)は、1927年にフランス北西部ブルターニュ地方の大西洋を望む港町
Quimper(カンペール)にて、Pierre BrestとMarie Brestにより設立されました。
およそ一世紀に渡り、Fileuse d’Arvor社は地元に根付いた経営を続け、今でもMade in Franceにこだわり続けています。
創業当初より幅広くマリンウェアを展開しており、中でもボートネックのマリンセーター「マリニエール(=バスクシャツ)」は、
同ブランドを象徴するアイテムです。
Cut&Sawn(丸編み)のバスクシャツは本場フランスでも様々なメーカーで展開されていますが、
「バスクシャツ」の名称は、その発祥の地であるスペイン・バスク地方手編みニットセーターが元となっている説があります。
そしてFileuse d’Arvorのコットンマリニエールは、ニットの手法を用い作られており、
よりオリジナルのバスクシャツに近いアイテムと言えるでしょう。
またマリニエールという名称は、フランスではブルトンシャツ(=ブルターニュ地方のマリンシャツ)と呼ばれることも多く、
ブルターニュ地区最古のマリニエールサプライヤーであるFileuse d’Arvorは、
フレンチマリンウェアのルーツを語る上で最重要ブランドの一つと言えます。
上質なコットンをたっぷりと使用し、丁寧に編み上げられたFileuse d’Arvorのマリニエールは、
丸編み機では再現できないニット特有の質感と優しい肌触りと耐久性を備えています。
中でも、Fileuse d’Arvorの製品の特長である、伸び止めと補強のために2重に縫製されたショルダーは
同社のオリジナルとして商標登録されており、他のメーカーではマネができない普遍的な縫製仕様となっています。
海外に生産拠点を移すブランドが多い中、実直にMade in Franceを守り続け、
フランス海軍のオフィシャルサプライヤーとしても活躍していた実績などもある
歴史と確かな技術に裏付けされたフレンチマリンワークブランドです。
裾口に付くワッペンは、海軍のユニフォームを支給していたフランス海軍の空母、
JEANNE D’ARC(ジャンヌダルク)号の旗章であり、オフィシャルサプライヤーとして正式に使用を受諾されています。
というブランド。
ブランド説明が長ければ長いほど興奮するという、本当にどうしようもない性癖性格です。
長文フェチ。
ドキドキするブランドに出会った時は、もうアドレナリン出まくりですが、
さすがに肝心の服を作りを気にしないとまずいので、見ていきましょうかね。
まずフィル―ズダルボーを知るために、最初に手に取ってほしいのがこのモデル。
創業者一族の名を冠した「BREST」。
ブランド説明にもあった通り、カットソーではなくニットなんです。ニットソーといったところ。
裾口もご覧になると分かるのですが、こちらは縫い代を取ってないんです。
なんていうか、まあ実際に見てもらえれば分かります。
裾口もリンキングしただけになっています。
だから着心地は、みなさんが「バスクシャツ」と呼ぶあの硬くてザラザラした生地とは正反対で、
しっとりサラサラでストレッチ性にも富み、非常に着心地が良いのです!
なので非常になじみがいいのがこのカットソーの特長。
次はボーダーカットソーの肝といっても過言ではないネック周り。
ネックのヘム幅(折り返しの縫い代)が湾曲しているので、クラシックさを感じます。
ボートネックの語源て、ネックがボートの形って言われているけど、
もしかしたらこのネックのステッチの形あればこそだったりして!?!?!?
さらに!ブランド説明でも気になる「商標登録された縫製仕様」が肩の部分。
前身頃と後身頃を重ねて生地をこの部分だけ2重にして縫製してるんです。
たったそれだけのことなんですけど、それを何十年も前からやり続けてたことに価値があるんだと思います。
「商標登録された縫製仕様」が、まさにこの部分なんです!
そしてボーダー柄は「肩抜き」。
いつからそう言われてたのかは知りません。肩の部分だけボーダーが無いから肩抜きなんです。
ま、ピカソが着てたってことで人気ですよね。
そして次に語れるウンチクがこちらのディテール。
これがなんと戦艦ジャンヌダルク号の旗章で、しかもオフィシャルで使用を許されています!
またジャンヌダルクって名前がズルい!
調べてみたら本当にありました!当たり前ですけど!
戦艦ジャンヌダルク発進!
カッコイーーー!
そして紋章もありました!
ホントだ!一緒だ!(ヘリコプターって書いてある気がするけど。まあいっか。)
とまあこのようにウンチク満載ですが、
その背景もさることながら個人的に見た目で好きな部分はこんなところだったりします。
最近のブランドは、シンプルでオシャレなタグが多いなか、
こういう絵画的な刺繍をほどこした気合を感じるブランドタグってだけで評価!
ケニントンのおっさんのタグとかも大好きです!!!
というわけで着てみました。
かなり着やせします!www
いや、それよりもフィット感がすさまじく良いんです!
ちなみに178㎝・85㎏の俺でLが着られます。
が、最初は小さいです。
それなのに、着れば着るほど生地が体に合わせて伸びていきます。
生地は伸びるくせに、ネックや袖口などは締まったまま。不思議な着心地なんです。
本当に不思議。
なのでサイズは小さ目に選んでいただくことをオススメします。
Jacket/WORKERS (Creole jacket) ¥32,400-
Pants/WORKERS (Lot.802 Jeans) ¥19,440-
Shoes/SANDERS (Oxford shoes) ¥52,120-
シーズン立ち上がりだし、超ベーシックなこんなスタイリングから始めたくなりますね~!
それではまた。お店で会いましょう。