French Army CCE Gore-Tex Jacket (dead stock from 2005)

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「夕刊紙の日」だそうです。

昨日ラーメンの話を書いたばかりですが、食べログでこんな記事があったのを思い出しました。

アパレル出身者は、なぜラーメン屋を始めるのか?(Click!)

武蔵が出来た時はすげーってなって、新宿にしかない時はよく並びました。あの頃は「竈(かまど)」も流行ってましたね。

斑鳩や蔦がアパレル出身だとは知りませんでしたね~。アートマサシヤも行ってみたい。

 

それはさておき、この記事で非常に共感できたのがこの文章。

 

「他業界と比べて、若い頃の給料が安いことで知られるアパレル業界。

しかし服への愛はもちろん、食べることへの追求も忘れないのがおしゃれ男たちだ。

彼らが1,000円ちょっとで追求することができるのがラーメンだった。」

 

分かる!分かるわ~~~!!!

俺らの給料じゃ松屋か富士そばしか食えなくて、天やなんてのは1か月に1度の贅沢で、

でもラーメンなら大盛にしても800円くらいだし、ごはんがサービスの時もある。

そしてなにより化学調味料でブッ飛べば、仕事のストレスも忘れられるから!

 

風邪ひいた時だって、テーブルのショウガとニンニクこれでもかってかけてネギトッピングで乗り切ったし、

昔からラーメンは僕らの味方だった気がします。

梅が丘の「せい家」とかね。

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【アイテム】French Army CCE Gore-Tex Jacket (dead stock from 2005)

【価格】¥30,024-(税込)

【コメント】

気が付いたらデッドストック物が溜まってきてしまい、そろそろ春のデッドストック祭りでもやろうかなと思う今日この頃。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

風邪ひいてませんか?体調崩してませんか?心配しておりますよ。

 

というわけで本日は、あらゆる環境から着る人の身を守ってくれるミリタリーウェアをご紹介。

今回はフレンチアーミーのデッドストックです。

こちらはフランス軍(とあとオーストリア軍)特有のCCE迷彩というカモフラージュ柄のパーカ。

メチャクチャ高い襟、メチャクチャ太いウインドフラップ。このおおざっぱな感じが軍物らしくて素敵。

そしてもっと素晴らしいのが、実は素材。

この素材はメンブレン!

なんと!?ゴアテックスをふんだんに使ったナイロンパーカなんです!

ゴアテックス社のものではないかもしれませんが、かなりタフな透湿防水生地であることは間違いないですね!

最近人気のアメリカ軍ECWCSに代わるものとして、人とかぶらないのが好きな方にお勧めです。

 

が、実はこのパーカの最も素晴らしい部分は、迷彩でも素材でもなく、実はシルエットでした。

 

まずは着た状態をご覧ください。

これでも日本人のM~L程度なのですが、やはり一番外側のアウターなので大き目ですね。

 

なんですけど、さらに異常に大きいのが袖。

この正方形に近い身頃と、パンツ並みに太いアームホールのバランスが、

もはやヴェトモンとかが作ったオーバーサイズのモード服のようなデザイン性すら感じるんです!!!

こんなシルエットが機能から生まれるってんだから、洋服って奥が深いよね!

袖付けは、ドルマンスリーブのようなピボットスリーブのような。

でもジャポニズムから影響を受けて、キモノスリーブをベースに作られてたらすごく面白いな~!

と、あくまでも想像ですけどね。

まあこれが着やすいかというと、別にそうでもないよ!

動きにくいことないけど、とにかく素材がガサガサします。

でも軍物には耐久性が必要でしょ?なのでこれ以外はありえないと思います。

 

またこの硬い生地がビシッと張って、直線的なラインが出るからこそ、このシルエットが活かされるんだと思いますよ!

数年前に取り扱ったPCU LEVEL7 通称MONSTER PARKA(モンスターパーカー)にも通じるものがありますね。

 

また、軍物なのでディテールも凝ってます。

まずはわきの下から袖に沿って開くベンチレーション。

これも普通は身頃に沿ってジップを付けるんだと思うんだけど、腕に沿ってというのが意味不明でカッコイイです。

 

次はポケット。

 

ウインドフラップを開くと、胸元に左右にジップポケットが。

ジップの高さも微妙に変えているのは、何か意味があるんでしょうか?

と思ったけど、たぶん雑なだけです。だって軍物だもの。(byぶたを)

ついでにEPというジップメーカーも聞いたことないですね。だって軍物・・・(しつこい)

 

そして個人的には、こういう細かすぎるディテールが好き。

胸部のフラップをめくると付いている鉄のパーツ。

錆びないように、ちゃんとフラップで覆っているのがすごい。

そしてこれが何のためにあるかというと?

これは先ほどの胸ポケットの袋。右上で留めているのが分かりますか?

しかもこれ、打ち込みリベットではなくネジっぽい!?

こういうの見ちゃうんだよな~。

この服らしくないところが良いんですよ。

 

ちなみにこの軍物は、比較的新しい年代のもの。

2005年のデッドストックのようです。

本当は96とか88とか日本人のS程度のやつも欲しいけど、近年の物といえば小さいのはけっこう少なそう?

ついでにユーズドではなく、デッドストックでとなるとほとんど見ませんね。

まあでもファッション的には、ビッグシルエットがこのパーカの特徴なので、大きく着てほしいです。

 

本日ご紹介したパーカは初めて見ました。

これもまだヴィンテージ価値が付く前のやつなので面白いかな~と思いますよ!

 

誰もが知ってる有名なブランドや、誰もが欲しがる珍しいヴィンテージもいいですが、ヴィンテージ価値目線ではなく、

純粋に服として面白いって単純に思わせる服もいいと思います。

 

個人的には、「俺はこれがいいと思うんだけど!」と買い付けてきた物を、

お客様に「言われてみると確かにいいね!」と「共感」をいただけることが最も嬉しく、最も重きを置いているところです。

 

だから分かってほしくて、こうやって字数が多いブログを書いているんだなと思います!

 

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それではまた。お店で会いましょう。